ガンダムファイト3連覇の英雄、ネオイングランドのジェントル=チャップマンの登場です。第7話のチボデーより、ジョルジュももうちょっと重要な役目で再登場。第2〜第5話でネオアメリカ、チャイナ、フランス、ロシアの4人と出会ったドモンと、運命が交錯するかのように再会する4人、というのは美味しい構図です。こうして再会したからこそ、新宿編で変貌した4人に会った時にまたひときわ感慨深いわけです。
前回ラストのラブラブっぷりというか、ツンデレっぷりは影を潜めたドモン。ただ、レインに「無茶はコックピットの中だけにしてよね」とか言われて照れてるのは、今までにない反応ですな。
で、3連覇の英雄にティーパーティに招待されて、余裕綽々で出かけたかと思えば、お茶を楽しんでいるのはレインだけで、ドモンは「呑気に茶なんか飲んでられるかッ!」と怒り心頭の模様。いや〜、「せっかく招待」してもらったんだから、楽しめばいいのに。しかし、師匠との10年間でこのようにお茶を味わう機会なんかなさそうですので、第6話で京都の寺でお茶を飲んでたシーンもあったのに、ドモン、平気で「紅茶なんか茶だと認められるかッ!」とかぬかしそうですネ。
ところでチャップマンの使ってる精神強化剤なんですが、いわゆるドーピングというのはガンダムファイトの場合は許されてる模様? というか、そんな細かいことこだわらない? それこそ、
そんなことはどうでもいい!って感じ? まぁ、ドーピングやってガンダムファイトに優勝できるほど甘いものでもミクロなものでもないのでしょう。もっと厳しくて、大ざっぱな気がする。それに未来世紀の精神強化剤なのに、使い続けると廃人とは、なかなか厳しそうです。やっぱり、ドーピングやって勝てるなんてことは夢のまた夢って感じなのでしょうか。
それにしても、今回のラストで英雄らしく、とまではいかないまでも戦士らしい死を遂げたチャップマン。ラストの「火星に行く約束は果たせそうにないな」というのが象徴していると思うのですが、それだけに第25話で復活した時の驚きとか、別人のようなファイトぶりとか、改めてデビルガンダムってひどいな〜。ただ、全部見てからわかる話ですので、今回の話では伏線は微塵もありません。ミケロもそうだけど、チャップマンの復活を予想してた人っているんでしょうかね?
今回の名台詞はチャップマン。ドモンにとどめを刺そうとして逆に精神強化剤の副作用で戦うことができなくなり、自分を撃てとドモンを叱咤する時の台詞。
さあ、貴様が本当の戦士なら、わたしを撃て! 貴様にも戦う目的があるだろうが! さあ、撃て!! 師匠だったら、「だからおまえは阿呆なのだぁ!」とか言ってそうですが、チャップマンなので「甘いな」ぐらいで済んでます。あと、第7話ではジーナを泣かせてもチコとのファイトにこだわったドモンが、チャップマンの具合が悪いのを見ると、攻撃するのを躊躇っちゃうあたり、ドモンにとってはチャップマンのが親密度が高いってことなんでしょうかね?
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