ネオジャパンコロニーから再び、デビルガンダムとキョウジを捜して旅立ったドモンとレイン。ネオメキシコ、ネオカナダと空回りが続きましたが、ここ、ネオエジプトでようやくその手がかりが得られました。
エジプトといったらピラミッド!って発想が相変わらず、とってもわかりやすい「Gガンダム」ワールドです。しかし40年前とはいえ、死者をミイラにしてピラミッドまで建てちゃうなんて、ネオエジプトの人びとはそんなにダハールが好きだったのか? となると、第9話でチャップマン家が人間少ない(家族はチャップマンとマノンだけ。後は手下?)のにやたら豪邸だったのもむべなるかなってものでしょうか。でも、その豪邸は地球のロンドンにあって、チャップマンはコロニーには住んでないので、結局、ガンダムファイターが英雄になるのも鼻つまみ者になるのも、その当人次第って感じがしてきました。そんないい加減さも「Gガンダム」の魅力ですし。
第3話ではドモンに相打ちを仕掛け、そもそもドラゴンガンダムを取り戻すためにドモンも罠にはめたような策士ぶりを発揮したサイ・サイシーですが、今回はなかなかいいところを見せられません。そもそも幽霊とか亡霊なんてネタが、全話通しても今回だけの「Gガンダム」にあって、サイ・サイシーの過度の幽霊嫌いもこの後ではネタにさえなりません。ただ、ダハールとの対戦をさんざんいやがったサイ・サイシーが、最後はガンダムファイトに応じる当たり、祖父とダハールの因縁を知ったせいもあるのでしょうが、大人になったな〜なんて思わなくもなかったり。しかし、16歳のサイ・サイシーに、「もらすでないぞ」はなかろう、瑞山?!とか思ったのはわしだけではあるまい。
今回の名台詞は、恵雲・瑞山。
これもまたキングオブハート。ダハールとファラオガンダム4世がデビルガンダムと関連があるとわかって、それまでサイ・サイシーとダハールとの対戦を見守るだけだったドモンが、一転してスーパーモードを発動、修羅の表情を見せたところで。さすがに人生の大先輩、ドモンが見せた、これ以上ない荒々しい顔にも余裕っちゅうか。むしろ、置いてけぼりのサイ・サイシーの方がシャッフルの面々の中で唯一なもんで、気の毒っちゅう感じ。
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