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趙廷來著。伊學準監修。川村湊校閲。筒井真樹子、安岡明子、神谷丹路、川村亜子共訳。集英社刊。全10巻。

サブタイトルは「金羅道の悲しみ」です。

そのタイトルにふさわしく、廉相鎮(ヨム=サンジン)とともに山に立てこもったパルチザンたちの筏橋(ボルギョ)に残った家族たちや、人情的な医師、全明煥(チョン=ミョンファン)、安昌民(アン=チャンミン)を愛する女教師、李知淑(イ=ジスク)らが負傷した安昌民をかばい立てし、治療したことで巻き込まれる病院事件と、鄭河燮(チョン=ハソプ)に金を渡していたことがばれてしまい、過酷な拷問を受けて流産する素花(ソファ)、鄭河燮の両親などの苦悶も描かれます。

わしは素花ちゃんのしていたことがばれるのは河大治(ハ=デジ)の妻、ドルモル宅(本名ではなくて既婚の女性の朝鮮風の呼び方。出身地の名を取る)とその息子たちと同居することになったため、子どもの何気ない一言からかなぁと勝手に推測してどきどきして読んでいたので、章(作中の台詞などがついていて、1巻当たり10章くらい)が変わったら、あっさり「捕まって拷問を受けた」とか描かれていたんで驚きました。

筏橋に戒厳軍の司令官として沈宰模(シム=ジェモ)が赴任してきまして、けっこう良心的なキャラなんですが、軍人としては国策・滅共に逆らうわけにはいかず、いずれ地主と小作人との板挟みになっちゃいそうで心配です。いっそ反乱を起こした第14連隊(麗水・順天事件)みたいに反旗を翻してくれればいいのですが、まぁ、そうはならない予感…。
警察署長も寝汚い南仁泰(ナム=インテ)から穏健派の権炳済(クォン=ビョンジェ)に変わったけど、警察だからな…

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Twitterでこのブログを知りました。たまたま自分もこの小説を読んでいます。四巻まで読みました。同時期に同じ小説を読んでおられる方がいらっしゃって、嬉しくてつい書き込みをしました。
ズビンコ 2016/05/29(Sun)23:17:29 編集
コメントありがとうございます
ズビンコ様

>Twitterでこのブログを知りました。たまたま自分もこの小説を読んでいます。四巻まで読みました。同時期に同じ小説を読んでおられる方がいらっしゃって、嬉しくてつい書き込みをしました。

これはこれは嬉しいコメントをありがとうございました。

朝鮮戦争についていろいろと読んでいるうちに、以前に観た映画のことを思い出して、この原作にたどり着きました。

どんな感想を抱いていらっしゃるのかな? 同士がいて嬉しいですよ!
【2016/05/31 15:15】
日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。
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