アルゴの仇敵、というか一方的に命を狙うネオカナダのアンドリュー=グラハム登場。
相変わらず使用前と使用後の格差が激しいです。5年前、土星の基地に妻と勤務している人ですので、年齢的にはドモンたちよりも年上ではないかと思われますが、公式の年齢は不明です。
こっそり重たいバックグラウンドの「Gガンダム」の中でも、格別に重い1人ですが、グラハムの存在があってアルゴのキャラも深みが増すと思えば、設定的には優遇されてるよね、アルゴ。ナスターシャとのラブラブもなにげにいいしね。というアルゴ・ファンにはたまらない一本です。特にラスト、誰もが驚いたグラハムを助けるアルゴの直後、「そういうことか」と訳知り顔で微笑んだ横顔はひときわ美しうございました。ああ、やっぱ、好きだなぁ、ナスターシャ。
ラスト、グラハムのいた基地にアルゴの海賊船が突っ込んでいったのは連邦警察に追われたため、という真相をグラハムが5年後の今になって知ったのは、なんか今の時代にも通じる汚いところを隠すって官僚的ですネ。グラハムもショックだったろうけど、それでもアルゴを妻の仇として憎まずにいられない、という心のよりどころといいましょうか、そうすることでやっと立っているというグラハムのキャラクターと、その思いをあくまでも受け止め、戦うことでしか応えられないとするアルゴのキャラが何ともマッチしているのでありました。まだ出てきてないけど、武闘家とは己の拳でしか表現できない不器用な人種って奴を、アルゴもやってるんだな〜ってところとか。
そんないろいろなところも含めて、好きな話の一本でありますね。
今回の名台詞はドモン。初っぱなでレインに絶交宣言をしておきながら、この台詞ですよ。ドモンってツンデレだったんだわ。いやん。
グラハムだけで気が済まないんだったら、俺のシャイニングガンダムの首をやる! だから、レインを助けれてくれぇッ!! そんな不器用なドモンも好きな話です。
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