アゴーの浜についた助左はマリキットやハギビス、ノーラといった懐かしい人びとと再会する。だが、長のラカンドーラがイスパニア軍に捕われ、人質になっていると聞き、助左たちはその戦いに加勢することになった。捕われたラカンドーラが銃で負傷したと知り、美緒がその治療に当たる。また、大筒をもって攻めてきたイスパニア軍を、助左は張りぼての大筒で対抗、これを撃退する。翌年の春、呂宋丸は日本に帰ることになったが、村で堺から売られてきたという女性に会った美緒に、助左はアゴーに残るよう勧めるのだった。
助左と美緒、ようやく結ばれる。おめでと〜 美緒ちゃん!
実は助左には小さい時から雷が大の苦手という弱点があり、アゴーの村でもその弱点を露呈、思わず美緒にしがみついたところで、ようやく助左の方も吹っ切れたと思われます。それで、日本人に会った美緒が「もっと探して廻りたかったけれど、あと一月で発ってしまうから駄目ね」ともらしたところ、助左は「好きなようになさいませ」と進言、やっと自分の気持ちを認めたのでした。
しかし、あれから10年以上も善住坊を待っていたノーラは、助左から善住坊が5年も前に死んだことを知らされ、涙にくれます。うっ( ´Д⊂ヽ
その前に回想シーンで五右衛門とか善住坊とか現れて、つくづく、善住坊、あのまま呂宋に残ってれば良かったのにと思うのです。
で、それはそれとして、実はアゴーも大変で、イスパニア軍にラカンドーラが人質にとられたってんですから、助左としては是が非でも加勢したい。そこへ、船の水夫たちに「強制はしない」と言いますが、半蔵(小松方正さんが演じているのだが、助左への厚い忠誠心がなんともおいしいキャラ)が「船長は神も同然だ」ってんで、助左を慕う水夫たちが加勢してくれることに。
で、その頃には密航が見つかってた美緒は、彦助を見張りにつけられ、船に残るよう言われますが、助左の言うことなんか聞くような人ではありませんのでアゴーの村へ。結果的に、彼女がいたのでラカンドーラの銃創も治療できたわけですから、美緒様々でありました。で、ハギビスたちがお礼に作ったうちで、上記のらぶしーんとなったわけでありんす。
ハギビスやラカンドーラ、ノーラといった人たちは前と同じ俳優さんですが、さすがにマリキットは無理がありますんで、別の人が演じてましたが、20歳くらいになった娘を、ラカンドーラ、ハギビスにやるってんで、ハギビスがいくつか知りませんが、登場時は若かったのかな〜? 助左たちと実は同年代だったのか? 民族は違いますが、この10年ですっかりラカンドーラの片腕になったようです。
しかし、マリキットとしてはお父さんぐらい離れてそうなハギビスって旦那としてどうなの?って気もするんですけど、仲が良かったんだろうか? それとも、女性の常で政略結婚は当たり前の風潮なんでしょうか、呂宋も?
そんなハギビスたちの誤解で、美緒が助左の奥さんってことになった時、美緒がすごく嬉しそうだったのに、助左が例によってつっけんどんだったのはどうかと思いましたが、すぐに雷やってきたんで、良かったね、美緒さん。
で、「日本に戻ってもつまらん」とか言い出した彦助、なんとアゴーに残ります。同じ日本人てんで、上記の日本から売れてこられた女性といい仲になりそうな感じでしょうか? たまたまか? でも、いっそ、助左の出店にして、呂宋を任せたらいいんじゃなかろうか? あんまりそういう商才はないか、彦助? 10年前のあの時、もしも1人でも村に日本人がいたら、善住坊も残ろうとしたのかな〜 ( ´Д⊂ヽ
で、彦助が美緒の密航の手引きをしたことが助左にはばれていたようなんですけど、彦助としては金ももらったけど、梢ちゃんが兼久の子どもを産んだことを知っていて、それもあって美緒に同情したんだと言います。びっくりする助左ですが、この件もあって、美緒に呂宋に残るように言ったのかなとも思ったり。
お、タイトルの「プェルト・デル・ハポン」というのは、アゴーの人たちが日本人が来た浜だってんで呼んでた名前だそうです。12年間、ずっと忘れないでいてくれたのだな〜というのが厚い友情を感じさせます。
ところで、今回、ラカンドーラがずっと「ラハ」って呼ばれてたんですが、そういう愛称みたいなの、あったんでしょうか?
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