対ガンダムヘブンズソード戦。レイン、真相を知り、シュバルツを追って出陣。
たきがは、シュバルツが出るたんびに号泣。いや、これ、一人で見てたら絶対に声あげて泣いてる。命を賭したシュバルツの覚悟がひしひしと痛いほどに伝わってくる。堀さん、この演技は神だ。この演出、このわずかな台詞だけでそこまで感じさせるとは神がかってるとしか言いようがない。ぶっちゃけ、レインはこの時、デビルガンダム事件の真相は知ったものの、シュバルツがどうしてキョウジの姿をしたアンドロイドなのかは知らない(後でドモンから聞いたかもしれないが)。デビルガンダムに主導権を奪われたキョウジがちょうど倒れたネオドイツのファイター(ネオドイツで良かったよね。これがネオインドやネオポルトガルではかっこつかないもんな。って
「そんなことはどうでもいい!」すね)を母体にDG細胞で作り上げたアンドロイドがシュバルツであるということは第44話で初めて語られる真相である。けれど、キョウジは自分が生きて戻れると思ってなんかいなかった。自分はデビルガンダムの生体ユニットと化し、シュバルツにドモンを託した時点で命を賭けてデビルガンダムを止めようとしていたし、ただそのためだけに行動していた。だから「手っ取り早くやってくれ」とレインに荒療治を頼み(ここの絶叫がまた聞いてて辛い)、屋上に出て、傷ついた身体をなおも案じるレインに「いまとなってはしかたのないことだ」と答える。一人、手術室に取り残されたミカムラ博士にかぶさるこの台詞、いまとなっては自分は誰も恨まない、そんな暇はない。デビルガンダムを止めるため、苦戦しているであろうドモンを助けるため、この命尽きるまで、自分は戦わなければならない、そのためにここにいる、シュバルツ=ブルーダーはそのためだけに存在する。その覚悟を決めたシュバルツ=キョウジのなんと清々しいことか、なんと潔いことか。なんと美しいことか。復讐もなく、デビルガンダムに関わった者の一人として、冷凍刑に処せられた父の分まで、デビルガンダムをこの世界から消すべく、ただその一点のために戦ってきたシュバルツはなんとかっこいいキャラクターなんだろう。
毎度疑問なんだが、マリアルイゼ、レイモンドと一緒にいたはずのネオフランスの元首さまはいったい誰に助けられたのか? ま、一緒にいたらマリアルイゼのバリア越えもなかったし、最終決戦にもいなかったかもしれないから、
「そんなことはどうでもいい!」か。
ガンダムヘブンズソード相手に苦戦するドモンの前にアルゴとサイ・サイシーが現れた。この時、ドモン、2度目の爆熱ゴッドフィンガーが「決まった」とか言うな。アルゴもサイ・サイシーも何もしとらんじゃないか。結局、アルゴの機転でトリプル・ガイアクラッシャーにてドモンの脱出口を作り(こういう機転の速さはアルゴならではか、次回、ビットを弾にするという発想をジョルジュがしてたのでシャッフルならではか)、捨て身の攻撃でガンダムヘブンズソードを撃滅。この時の「来い、この鳥野郎! フライドチキンにしてやるぜ」というアルゴの台詞は、次回の「グッバイ、チャンプ。ウィナーは俺たちなんだよ!」というチボデーの台詞に並ぶ名台詞であると思う。しかし、アルゴ、サイ・サイシー登場時に流れる「倒すべき相手」も、まさにここで使わなかったらどこで使うんじゃいというぐらいの名曲だ! 他にシャッフル同盟、キラル登場時。
ナスターシャの「シャッフル同盟が力を一つにすれば、何物にも負けはしない」という台詞もアルゴのみならず、シャッフル同盟そのものへの信頼がうかがえて名台詞であるな。
次はグランドガンダム戦。レインたちはバリアーの突破を試みる。
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