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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第4回 もうひとつの鉄人計画

レビューを書き始めたらえらい長くなったので、いつまで経っても視聴が先に進みません。わしはとっとと最終回まで観たかったので、ひとまず通しで観てから、レビュー書くために見直してます。一日記事一本とか、どんな長さだ俺…

不乱拳博士の話、中盤です。

正太郎は高見沢さんに誘われて千住明氏のコンサートに出かけました。このアニメの音楽を担当した方ですね。「蘇る無敵の兵士」という鉄人の戦闘曲がわし好みです。もっとも当の高見沢さんは居眠り三昧、本人曰く「ジャズのが好き」だそうです。まぁ、わしもクラシックコンサートなんか行った日には間違いなく寝潰れている自信があるので人のことは言えません。
どうやらこのコンサートの切符は、ぬこロボットに敗北して、気落ちしている正太郎を慰めようと大塚署長がまわしてくれたようです。

しかし、この後、高見沢さんに晩ご飯を奢る約束だったのを、正太郎は不乱拳博士を見つけたものですっぽかします。
が、どこかの地下室で不乱拳博士を見失ってしまう正太郎。
たぶん翌日、大塚署長の執務室で署長に「夢でも見たんじゃ」とか「他人のそら似」とか言われちゃう正太郎。少年探偵も信用ないんですネ。

でも大塚署長、不乱拳博士について新しい情報を得たことを教えてくれます。それはどこかの寺の墓地を訪問し、墓石の前で1時間も突っ立っていた博士の姿でした。
そこに向かった正太郎は墓に刻まれた「義久」という名前を見つけますが、誰のことかはわかりません。またその名前は墓石にあらかじめ刻まれたものではなく、鋭いもので後から抉られたものでした。
そして正太郎は、墓の傍に埋められた例の緑色の物質の入った瓶を見つけるのです。ていうか、この入れ方は正太郎とは言わないまでも、誰かに見つけられるよう、わざと浅く埋めたように思われます。不乱拳博士の本当の目的を知ってしまうとなおさらです。博士は、誰かに自分のすることを止めてほしかったようにさえ思えるのです。

そんな正太郎を遠くから見つめる覆面の男。

正太郎は緑色の物質をどこぞの研究室に持ち込んで調べてもらいます。中に入っていたのは緑色の細胞でした。
それが人間の細胞だと知らされる正太郎。ところが、「そんな細胞を持つ人間がいたら化け物だね」と答える研究員だか博士だか、この回限りのおっさんが言います。その細胞は何か紫色の液体(特に言及はしないのですが、それを吸収して細胞を大きくなっているところを見ると、わかりやすく色をつけた栄養素のようです)を吸収し、まるで細胞だけで生きているかのようでした。

「化け物」と言われて、鉄人のことを思い出す正太郎。まだ戸惑いの方が大きい正太郎にとって、同じ名前を冠するとは言え、鉄人は化け物なのでした。

車で帰る正太郎は検問に引っかかります。もっともそこは大塚署長のバックアップを持つ少年探偵、顔パスでフリーです。
もちろん大塚署長のいる事件現場にも関係者の顔をして近づけます。大塚署長の後々の権力の大きさを思うと意外な気もするのですが、この人、意外とフットワークが軽くてどんな現場にも顔を出してるんですよ。まぁ、それだけ頼られてるし、たたき上げなんでしょうけど。

事件というのは川縁のバラックのような家が建ち並ぶ一角で起きたものでした。人間業とは思えない力で1軒の家が潰されていたのですが、その目撃者が3人の酔っぱらいしかいないため、信用されていないのです。人間を遙かにしのぐ大きさの怪物が家を潰したという酔っぱらいたち。正太郎は「化け物だね」と言われたことを思いだしていました。それは正太郎が今回の事件のきっかけとなった地下の研究室で見た水槽の中にいたものであり、同じところにあった無数の瓶に入っていた緑色の物体でもあったのです。そして、化け物という言葉で鉄人を想起してしまう正太郎。
そして正太郎は、もう一度地下に向かいます。

一方、すぐ近くの川をこっそりとボートで下っていく村雨。彼は下水道に食料を持っていき、つれに食べさせてました。
やっぱり例の事件の犯人は村雨のつれだったのですが、どさくさに紛れてお金も盗んだ模様。で買い物か。

ここで「厄介なつれができた」と回想に入る村雨。
ぬこロボットの襲撃により壊されてしまった拘置所で、村雨はこの化け物に命を救われたのです。さらに化け物の目に自分と同じ後ろめたさを見出した村雨は、彼と行動をともにすることにしたのでした。
この化け物、笑うという感情も持ってますが、村雨に「よせよ、気持ち悪い」とか言われちゃいます。でも村雨の行動を見てると、命の恩人とはいえ、化け物にそこまで思い入れもふつうはせんじゃろうし、けっこう仲良くやってけそうなんで、「気持ち悪い」なんてのもお約束にしか聞こえないわけですが、まぁ、会ったばかりだから、当初はやっぱり渋々つき合ってたのかもしれませんが、「化け物」という言葉に鉄人を思い出してしまう村雨。最後まで見ると、彼は重度のブラコンです。二言目には「兄さん兄さん」って、あんた、どんだけ竜作が好きなんじゃ!って突っ込みを入れたくなるほどですヨ。
さらに鉄人憎しの村雨は、正太郎への復讐に化け物を使うことまで考えます。

一方、仕事熱心な正太郎は夜だというのに研究室跡へ。そこは大塚署長が言ったとおり、すでに片づけられた後でしたが、鏡に映った自分の姿に驚いた正太郎は、鏡の縁から水が流れていることに気づきました。さすが少年探偵、観察眼は鋭いのです。
鏡を外した正太郎は、その裏にある隠し金庫を見つけました。
しかし、中身は空っぽな上、正太郎の後をつけていた覆面男がここにも現れます。ですが、そうたやすくやられる少年探偵ではありません。懐中電灯の光を向けて目をくらまさせ、銃弾を反らします。さらに反撃に出、逃げ出したところを追いかけますが、敵もさるもの、手榴弾を投げてきて、逃げおおせてしまいました。
でも、覆面の撃った銃が鏡を割ったことで鏡の裏に隠されていた鞄を見つけることができたのはラッキーと言えるでしょう。
しかし、鞄を開けた正太郎が見たのは「第弐鉄人計画」という今の彼には信じられない文字でした。

覆面の男の報告で不乱拳博士は「あの書類」つまり、第弐鉄人計画が正太郎に見つけられたことを知りますが、前回のふてぶてしさは感じられず、むしろフォーグラー博士(不乱拳博士が元になった「ジャイアントロボ The Animation〜地球が静止する日」の諸悪の根源と思われていた人物)の素顔に近い、もっと温厚で思慮深い性格を思わせる感じです。
覆面の男も覆面を脱いで、不乱拳博士を迎えに来た、サングラスの男に戻ってます。正太郎に傷を負わされた模様ですが、不乱拳博士の「手当してやろう」はさっくりと断ります。
不乱拳博士は、正太郎にいまさらあの書類を読まれても何の問題もない、水槽が割れてしまった以上、全ては闇の中だと言いますが、脳裏に浮かぶのは自分が携わった実験、第弐鉄人計画についてでした。

その頃、敷島博士は鉄人の修理の真っ最中。その敷島重工に忍び寄る村雨と化け物とおぼしき人影。博士はなにしろ鉄人贔屓ですんで、10年前に作られたんだから、あちこち故障してるのも無理はないとか何とかかんとか… 整備するのが楽しそうですネ。
そこに現れたのは例の鞄を持った正太郎です。
なんかしょんぼりした感じの正太郎に、例の黒い霧が電波攪乱剤であることを伝え、先日、ぬこロボットとの戦いで鉄人がうまく動かせなかったのはそのためだと言うのです。うーん、相変わらず万能な人だ…
脳天気に「操縦機の電波の周波数を強いものに変えたから、もう大丈夫」とか言っちゃう博士に正太郎は「どうしてですか?」と問います。これでようやく正太郎の様子がいつもと違うことに気づいた博士。頭は万能なんですが、正太郎の微細な気持ちにはすぐに気づかないのは、やっぱり敷島博士がマッドな人だからだと思うんだ…
そして正太郎が見せたのは「第弐鉄人計画」の書類。敷島博士は激しく動揺します。
さらにその内容を知っていたのかと詰め寄る正太郎。しかし、少年探偵のすごさは、大人が読んでもわからなさそうな難しい書類を読んじゃうことにもありますよネ。
激しく詰問する正太郎に言葉を濁す敷島博士。

それを上から見ていたのは村雨と化け物でした。
正太郎がかざした書類を大事なものと考えた村雨は、それを盗んでやろうと考えます。

敷島博士は、正太郎が第弐鉄人計画を読んだことを知り、「君が怒るのもしょうがない」と言います。
そして正太郎は、水槽の中身が何か、わかったと言います。それに敷島博士が水槽が見つかった時に慌てていたわけも。
身よりのない正太郎にとって、敷島博士や大塚署長は家族同然です。でも、その扱いというか、2人に対する思いはまったく=ではなく、敷島博士の方がお父さん、大塚署長はちょっと老けてますがお兄さんていうか親戚の伯父さんって感じのように見えます。
敷島博士は一時、不乱拳博士の生物学に傾倒していたことがあり(「京都編」へのさりげない伏線)、博士の研究内容も知っていたのでした。そこで慌てて「研究に反対だったんだ」と言っちゃう博士に小物臭がぷんぷんです。やっぱり、わし的にはカッシュ博士=金田博士、ミカムラ博士=敷島博士な感じやね。
そこに「でも、この計画は実行されたんでしょう」と突っ込む正太郎。水槽の中身があったんですから、認める博士。
正太郎は「どうしてこんなものばかり」と呟きます。鉄人を例にあげたところを見ると戦争の道具ばかり、ということなんでしょう。
そこに覆面男が不意打ちで現れ、「あれを見られたからには生かしておくわけにはいかない」と脅しますが、反撃しようとする正太郎を敷島博士が止めます。「博士」と呼びかけたところを見ると、どうやら中身は不乱拳博士のようです。

それを見ていた村雨、新たな人物の登場に事態がややこしくなったと言いますと、相棒がうめき声をあげ始めました。驚いた村雨がそちらを見ると化け物は泣いていたのです。

覆面男は白を切りますが、敷島博士もただの器用貧乏な人ではありませんので、ブラックオックス、つまりぬこロボットが現れたことを知り、それを開発していたのが不乱拳博士だと知っているので、確信したと言うのです。
そこで覆面男も観念して正体をあらわにします。

ところが、屋根の上の化け物が雄叫びをあげたのも、この時でした。
村雨は必死で止めようとしますが、腕力勝負ではかないません。簡単に吹き飛ばされてしまいました。さすがの村雨も不乱拳博士の顔は知らない模様…

不乱拳博士の登場に驚く正太郎たちの間に、化け物が割って入ります。
正太郎は例の緑色の細胞のことを思い出し、これが例の水槽に入っていた化け物だと気づいて驚きますが、あんた、何を見て悲鳴をあげたん?
しかし、不乱拳博士も驚いています。「まさか生きていたのか」と呟く博士に、涙を流す化け物。どうやら、言葉が喋れないのは性能的な問題で、知能は人間並みに高いようです、この化け物さん。まぁ、見てくれはもろにフランケンシュタインなんですが、村雨とも意思疎通を図ってたしな。
そこで博士は「義久」と呟いて気絶してしまいました。その前から、化け物さんの落下で割られた天井やガラスの下敷きになってましたからね。
涙を滂沱する化け物さんは不乱拳博士に襲いかかろうとしますが、博士が持ってきた銃を撃ったのは正太郎かと思いきや、敷島博士でした。あらびっくり。
博士はこの間に逃げろと言いますが、床を引っ繰り返された正太郎の前に鉄人の操縦機が落ちてきます。
「化け物には化け物で」と言って、鉄人で化け物さんを捕まえる正太郎。鉄人をまだ「化け物」呼ばわりしてるのが、初期なんでしょうがないんですけど、痛々しいです。
しかし、化け物さんも鉄人に匹敵するパワーを見せたもので、正太郎も鉄人をさらにパワーアップさせますが、そこに村雨が割って入ります。
「第弐鉄人計画」の書類が入った鞄を奪って、化け物さんと逃げ出す村雨。
化け物さんは不乱拳博士を振り返りますが、村雨に促されて壁をぶち破って逃亡します。
正太郎は後を追おうとしますが、敷島博士に止められてしまいます。そして、博士は化け物さんがもうひとつの鉄人、つまり「第弐鉄人計画」で作られた人造人間(死人産)だと言うのです。
正太郎は、水槽の中にいたのが化け物さんだったと納得します。やっぱり、あの顔見て悲鳴をあげたんか…
そこで不乱拳博士が目を覚まし、「人が人を作り上げる神に背いた行い」と己の罪を断罪します。「だから、わしは償わなければならない。この手で」と言った博士に、言葉もない正太郎。

その頃、逃げ出した草原で化け物さんも雄叫びをあげていました。今川節か、これも。

避けようのない悲劇を予感させて、続く。

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