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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第9回 宇宙ロケット殺人事件

どこかの墓地からスタート。墓に立っているのは十字架なので、日本ではありません。天気の悪い夜で雷がしきりに聞こえます。そのうちに1つの十字架に雷が落ち、十字架は真っ二つに割けてしまいました。
そして、墓から蘇ったのは包帯だらけの男。
「まだ死ねない。俺にはやり残したことが」と言ったところで、タイトルです。

冷戦構造がはっきりし、対立が深刻化している世界情勢。その矛先に宇宙が入ることを示唆して、正太郎の読む新聞、「ソ連が人工衛星の打ち上げに成功」とする記事にリンクさせます。
さらにイケメン火星人の到来を夢見る高見沢さん。立場は違えど、映画のおたかちゃんと中身は一緒ですよね、高見沢さんて。
その時、敷島博士から電話があり、宇宙ロケットの話が出ます。

それで敷島重工にやってきた正太郎と大塚署長。
そこに一体のロボットが近づいてきます。
大塚署長はとっさに銃を向けますが、そろそろロボットに銃は効かないと理解してもいいと思うのだが… 正太郎を守るために楯になるつもりなんでしょうか、大塚署長は。
しかし、ロボットから声が聞こえてきました。「金田くんの忘れ形見か」と言われて驚く2人。
でもしゃべったのはロボットではなく、カニ頭、もといドラグネット博士の登場です。一回通しで見ると、この人の印象もえらい変わるなぁ… まぁ、「地球の燃え尽きる日」のマッドぶりも捨てがたいが…

ドラグネット博士と会談する正太郎と大塚署長。
しかし、握手を求めた正太郎を無視するドラグネット博士。
そこにすかさず、敷島博士がドラグネット博士と金田博士が知り合いだと言います。
そして、ジョンソン登場、ドラグネット博士の助手です。ドラグネット博士の作ったロボット、ギルバートの操縦器にはマイクが着いていて、それを通して話しかけることができるそうです。
敷島博士は2人を「海の向こうからやってきた」と言いますが、後の展開を鑑みるに日本と同じ枢軸国、ドイツかイタリアの出身です。ただ、最後まで国ははっきりと言いませんし、敗戦国でそのままロボットとかの研究を続けられたのかも疑問ですが。
正太郎は2人が日本に来たわけと、ギルバートの目的を訊ねます。礼儀正しいですが、訊くことはきちんと訊くあたり、少年探偵は隙がありません。
するとだまりっぱなしのドラグネット博士に代わり、ジョンソンが応対します。
ギルバートは月面開発用のロボットだそうなんです。それは地球の人口が増え続けて、資源が枯渇する前に、宇宙に向かい、資源を求めようという算段なのです。
そのロケットが2日後に打ち上げられると話を引き取る敷島博士。えええ〜? この人、「悪の手先編」の時はブラックオックスの研究とかやって、いろいろな仕事をやってそうなのに、いつの間に宇宙ロケットの開発なんか…
しかし、ジョンソンはさらに続けまして、産業スパイとか犯罪組織が心配だと言うので、正太郎と鉄人にギルバートの警護、大塚署長にドラグネット博士たちの警護を依頼する敷島博士。
それでロボットの打ち上げをどうするのかと訊ねる大塚署長に、正太郎が電話で話していた宇宙ロケットだと指摘します。
しかし、それが「どうにか完成にこぎ着けることができたよ、君のお父さんのおかげでね」と答える敷島博士ですが、さらっと難しいこと言った〜!!! この人の「どうにか」は他の人の「やっと」な気がする〜!!!
で、正太郎のお父さん、すなわち金田博士のおかげというのは、南方から鉄人を運んできた巨大砲弾のことを言うのでした。それを改造して宇宙ロケットにって… すごい推進力だな。Wikipediaによると脱出速度というのは時速40,300kmだそうですよ。すごい速さなんですよ。いくら巨大砲弾とはいえ、改造で済むレベルなのか、それ…
あと、「平和利用なら金田博士も許してくださると思ってね」と言ってますが、それはちょっと解釈広すぎるような… まぁ、金田博士も今更許すも許さないもないだろうけど…
ジョンソンが「それで敷島博士に協力を依頼」と言っているので、世界的に有名なようです、敷島博士。まぁ、守備範囲広すぎてなぁ…
すると、それまで黙っていたドラグネット博士が「この戦争に勝つためにな」と言い出します。そう、どんなにきれいな言葉で言いつくろおうとも、「平和を守るため」と言おうとも、宇宙開発が戦争の延長にあることは否定しようがありません。そういう意味では、下手に誤魔化そうとする敷島博士より、ドラグネット博士の方が正直です。また、ソ連の人工衛星を目の仇にするというと、やはりアメリカの援助を受けているんでしょうかね… まぁ、イタリアも西側諸国に入っているけど。ドイツではないのかも。
ただ、それはちょっとわしの先走りで「宇宙開発という名の戦争」だそうです。
もっとも大塚署長が「戦争とは聞き捨てならん言葉」と言うのを、ドラグネット博士は平和ボケと一蹴、この二人、気は合いそうにありません。
そこで初めて同盟国は敗戦とか、それまでの敵国に移り住んで屈辱の日々だったと言い出すドラグネット博士。やっぱりイタリアかドイツ→アメリカ、というのが正解のようです。この時代、アメリカとソ連以外に宇宙開発に手は出せそうにないし… 敷島博士は例外中の例外!
そこでシフエンテス、クーザック、スチュアート、ケリー(こう名前を見るとイタリアよりドイツっぽいような… ていうか、スチュアートって、そもそも英語圏な気もする)と名前をあげて、失敗作だと罵りますが、ついに「彼」を作り上げたと言います。その流れだとギルバートのことか?
そこに正太郎が「それと戦争とは関係ない」と反論しようとしますが、ドラグネット博士は金田博士へのライバル視もあってか(これも最後まで見ると、けっこう印象変わりますが)、鉄人よりギルバートの方が強いと言います。
その上、ここで勝負しようと言うドラグネット博士に驚く正太郎。
しかし、正太郎は挑発してくるドラグネット博士にきっぱりと断ります。正太郎にとって鉄人は仲間、兄弟と言ってもいい存在です。そんな鉄人をむやみに戦わせるのは正太郎の望むところではないのです。
それで気の抜けたようなドラグネット博士は、ロケットの警護を依頼して、「褒美に月の石でもくれてやるわ」とその場を去ります。そうとう偏屈な人物のようです。戦中はもうちょっとふつうのというか、良識も感じられたんで、やっぱりアメリカでそうとう差別されたのが偏屈にしちゃったのかもしれません。

もっとも大塚署長もプロですんで、警備は万全.ロケットとホテルに警察官を張りつかせました。
そして、ジョンソンはいい人なんで、正太郎にドラグネット博士の無礼を謝ります。苦労してそうだな、ジョンソンくん。でも大塚署長がそう言ってねぎらうとジョンソンは逆に「本当は純粋な人です。宇宙にかける熱い思いに共感したから、手伝っているのだ」と言います。うん、そういう人、いるよね…
そして、自分の夢のためにも、と言うジョンソン。
ジョンソンは小さい頃から宇宙に行くのが夢だったそうです。弟(こんなところに伏線が!)と空を見上げて語り合ったのだと。宇宙には戦争なんかない、だから、いつか一緒に戦争へ行こうと。そして祈ろう、地上からも戦争がなくなるようにと。
その時、ドラグネット博士に呼ばれて、ジョンソンは行ってしまいますが、その温かい人柄は宇宙に憧れる身として、正太郎の心をも暖かくするのでした。

その晩は荒れた天気となりました。
ホテルの一室で書類を眺め、今度こそ「勝利することができる」と呟くドラグネット博士。
ところが、その時、窓の外に浮かんでいる者がいるではありませんか! 外からホテルを俯瞰した時、ここが4階か5階以上だったのは明らかなのです。
ふと外を眺めたドラグネット博士はその人物に気づきます。顔に包帯を巻いて、コートと帽子に身を隠した人物、突然ガラスが割れ、博士はその者の正体に気づいたらしく「おまえは!」と言って驚きます。「おまえは生きていたのか!」と驚愕する博士に近寄る謎の人物。

翌日かと思ったら、その晩のうちにドラグネット博士は死体で発見されました。
大塚署長は警備の者に様子を訊ね、窓ガラスの割れる音を聞きつけたけれど、部屋に鍵がかかっていたので、入った時にはもうドラグネット博士は事切れた後でした。隣室のジョンソンも犯人は見ていないそうです。どうやら、ドラグネット博士の死体を発見して、大塚署長も正太郎もすぐに駆けつけた模様。
ところが下から登った痕も、上から下りた様子もないと大塚署長。目撃者もなく、犯人が遺したのは絨毯にくっきりとした足跡のみです。
そこへ駆けつける関刑事の報告によると、ギルバートもどこかへ行ったと言います。
正太郎、あんたの仕事はギルバートを警護することじゃなかったんかい…

そして翌日、警察に呼び出されたジョンソン。
高見沢さんは好みのタイプだと言って正太郎に紹介してくれるよう頼みますが、正太郎はそれどころではありません。というか、高見沢さんの台詞がKY過ぎるんだと思うんですが。あと、高見沢さんは正太郎の紹介がなくても押しかけられそうなタイプだと思います。
犯人の目的を推測する正太郎たちですが、足跡だけではわかりません。ギルバートが目的かもしれません。宇宙ロケットの妨害かも。
ジョンソンにギルバートを探すよう言われて、請け負う大塚署長。警備は増やしたと言いますが、さて、どれだけ役に立ちますか。
敷島博士は宇宙ロケットの中止を言い出します。
すると高見沢さんが鋭い発言。「犯人に宇宙ロケットを壊すつもりがあったなら、ギルバートを盗んだ時に一緒に壊すだろう」と言うのです。
正太郎も同意し、ますます調子に乗っちゃう高見沢さんですが、ジョンソンが「そうですね」と言ったのは「美人探偵としてやっていけるかも」に同意したのではないぞ。
ジョンソンは宇宙ロケットの打ち上げを続行するべしと言ったのでした。「ドラグネット博士の死を無駄にしないためにもロケットだけでも月に送り届けたい」と言うのですが、月に行ったギルバートを操作するのはドラグネット博士だったのでしょうかね? そうでなければ、その意見も一理あると思うのですが、ドラグネット博士以外の人でもギルバートは操作でき、月面で何を捜索すればいいのかわかっているのなら、むしろ、ドラグネット博士の死で計画を止めるべきではないでしょう。極論ですが、ギルバートの開発によって、ドラグネット博士の役割は終わったとも言えるのですから。
それでも大塚署長は念のため、犯人を捕まえなければロケットは100%安全とは言えないと念を押します。
そこで正太郎は怨恨説を考えますが、ジョンソンの答えは「反感は買っていたけれど、命を取られるほどではなかった」というもので有力な証言にはなりません。

一方、解剖に付されるドラグネット博士。

次に正太郎が思いついたのは、博士があげたシフエンテス、クーザック、スチュアート、ケリーという名前です。
しかし、ジョンソンは昔のことは知らないと言います。
すると敷島博士がその頃のことを知ってそうな人物に心当たりがあると言い出します。

一方、解剖が済んだドラグネット博士は、「ジャイアントロボ The Animation〜地球が静止する日」のシズマ博士の葬儀を彷彿とさせるスタイルで日本の墓地に葬られていました。いいのか、勝手に?
埋葬に立ち会う正太郎、敷島博士、ジョンソンに、大塚署長がドラグネット博士の死因を「絞殺というより、首の骨が粉砕されていた」と言います。どうやら、博士は天涯孤独の身の上らしく、死体を持ち帰るよりも日本で、ということなんでしょうか?
それで敷島博士が見せたのは1枚の写真でした。
金田博士、不乱拳博士、ドラグネット博士、敷島博士に加えて、まだ未登場の2人が一緒に写った写真です。伏線伏線!
金田博士の左隣に写っているのは、牧村博士といって、戦時中、ドラグネット博士とともに秘密兵器の開発に携わっていたのだそうです。ロボットとも人造人間とも異なる秘密兵器だそうですが、その実態はさすがの敷島博士も知りません。
それでも有力な手がかりを得た正太郎は大塚署長とともに牧村博士に会いに行くことにします。
するとジョンソンも一緒に行きたいと言うので、パトカー何台も連なって出かけることになりました。

その日の晩も雷が鳴って、荒れた天気でした。秋雷なんて言葉、あったっけ?
正太郎と大塚署長が正太郎の車に乗って先頭を走り、ジョンソンは別のパトカーに乗ってますが、思い詰めたような表情で真剣に考え込んでいます。
とうとう、同乗の警官が心配して具合でも悪いのかと訊ねますが、ジョンソンは「何でもない」と言うばかりです。
その時、正太郎たちの行く手に立ちふさがったのはギルバートだったのです!
いきなり溶解液を発射したギルバートに、正太郎は鉄人を呼んで応戦します。しかし敷島重工から呼ぶとは、ちょっと遠くないかい?
ギルバートを操る人物は正太郎たちを牧村博士のところに行かせまいとします。
警官隊が銃で応戦しますが、効くはずもありません。ただし、ギルバートはパトカーを一台踏みつぶし、一台に溶解液をかけた以外には大したことはしないのですが、そこに鉄人到着です。
大塚署長はジョンソンを連れて、牧村博士の家へ急ぐよう命じます。おや? この時には気づかれなかった?
鉄人でギルバートを足止めしている間に先に進む警官隊。しかし、大塚署長も一緒に行くべきではないのか?
しかし、隠れたギルバート、影から溶解液を発射するので飛び道具を持たない鉄人には不利ですが、大したダメージは受けずに避けます。
逆にギルバートに返り討ち。
とうとうギルバートは逃げ出していきました。
大塚署長は追うように言いますが、正太郎は「牧村博士のところに急ぎましょう」と反対します。まぁ、追っても鉄人の電波がやがて届かなくなるかもしれないし… ないか! 遙か南方から鉄人を呼び寄せた誘導電波やもんな! ただ、正太郎も一緒に行かないと電波届いても意味がないので、それよりも金田博士と一緒に写真に収まってた牧村博士のことが気になるのでしょう。まぁ、ドラグネット博士も殺されちゃったしね。

ところが、牧村邸に着くと、牧村博士と思しき人物の悲鳴が聞こえます。
ていうか、先に行かせた警官隊は何やっとんじゃ。
慌てて牧村邸に突入する正太郎たち。

家の2階から下りてきたのは、帽子にコート、顔に包帯を巻いた人物。ドラグネット博士の部屋を訪ね、おそらく博士を殺したと思われる謎の人物だったのです!
包帯の下から現れたのはロボットと思しき顔。

果たして彼は何者なのか? といったところで続く。

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