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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第22回 暴走の果てに…

後半10話は話がどんどん深刻になっていくのに、オープニングとエンディングだけ変わらないのが安全安心というか、違和感ばりばりというか…

黒部渓谷の説明からスタート。ここら辺は公式のものなのかな?
そして工事停止の原因をPX団の妨害工作とします。黒部ダムの規模を考えるとクライマックスには良かったのかもしれませんが、架空のダムのが良かったか… ただ今川監督、そういうリアルを入れるの好きだから、黒部なんでしょうね。
そして、あっさり悪役ベラネードを披露しちゃいます。まぁ、前回から見え見えですしね。

ここでタイトル。
物騒なタイトルなんですが、暴走したのは鉄人か正太郎か…

早速、黒部渓谷ロボット選出レースの開催です。
そして現われる官房長官、ベラネード、ビッグファイア博士です。
大挙して待ちかまえている報道陣。
開催前の演説を行う官房長官。

それを取材に来ている村雨健次。誰かと電話ですが、正太郎の様子を訊ねているところを見ると、高見沢さんのようです。
正太郎はおとなしく鉄人のメンテを見てました。でも高見沢さん曰く、ついさっきまで黒部に行くと言い張っていたそうです。レースの安全を守るのだと言って。皆(大塚所長とクロロホルム?)の説得でやっと諦めたそうです。正義感が空回りしまくってる感じですネ。

村雨は正太郎に鉄人を使わせるなと念を押します。うん、ジャイアントロボの封印と違って、露骨に何かあるのが見えてますから、無難な選択です。
さらに大塚所長について訊く村雨。痒いところに手が届きまくってるフォローだな!

ここで敷島重工を険しい表情で睨みつける大塚所長のカット。
大塚所長は工場立ち上げの当時から敷島博士と一緒ですんで、ここまで大きくするに当たっての苦労とかも人一倍知ってそうです。それだけに親友の工場をビッグファイア博士なんかにかっ攫われたのが悔しくてしょうがないのでしょう。

ところが高見沢さん曰く、大塚所長は「先に調べておきたいことがある」と言って、行き先も告げずにどこかに行ったそうです。

で、お土産を買って帰ると言う村雨におまんじゅうだの野沢菜を要求する高見沢さんでしたが、ここで電話が切れちゃいまして、村雨には全然違うペナントと伝わった模様です…
その時、電話ボックスに近づいてくる黒服のグラサン男。
村雨とスレ違いに電話ボックスに入りますが、そこで場面は一転して、黒部レースの始まりです。

次々に出立するロボットたち。この場合、飛べるのと飛べないのでは圧倒的に飛べる方が有利だと思うんですが、一斉に出発というアバウトさです。まぁ、最初からファイア2世を勝たせるための出来レースやからな。

もちろんベラネードとビッグファイア博士は自信満々です。相手は報道陣かと思いきや、官房長官でした。「今なら多少はお安くできますぞ」とまで言われちゃって、契約書を渡される官房長官ですが、帰って引き裂いてます。
「今におまえたちの尻尾をつかんでくれる。そ、彼がな!」と言う彼とは誰のことか? 大塚所長? まさかと思うけど、正太郎?

そしてところ変わって敷島重工。
そこに忍び込んだのは大塚所長でした。大塚所長も敷島重工が変わったことに驚いています。敷島博士が社長だった頃は、もっとオープンな雰囲気でしたもんね。監視員がいて、銃まで持ってるのは普通の工場とは思えません。
しかし「勝手知ったる何とやら」と言いつつ、大塚所長もうっかり属性なもんで、音を立ててしまい、見るからにクロロホルムそっくりの監視員に見つかってしまいます。

そして夜。チャルメラの流れる村雨んちの界隈で、大塚所長の帰りを待つ正太郎と高見沢さん。
高見沢さんは大塚所長に用意したお夜食(コロッケ2個)をつまんだところで正太郎に話しかけられ、喉を詰まらせてしまいました。
正太郎が真面目な顔で訊いたのは、高見沢さんと村雨が結婚するのかという、話の流れからいったらどうでもよさそうな質問でした。
ただ、正太郎曰く「村雨がいなくても毎日、炊事・洗濯に来るし、今晩も泊まりだし」というのが理由のようですが、高見沢さんの思惑は別にありました。
村雨から正太郎を見張っているように言われたようです。
そこで別の言い訳を思いついた高見沢さんは村雨の声音と髪型を真似して「女の一人暮らしは心配だから正太郎に守ってもらいな」と誤魔化しますが、正太郎はこれを「高見沢さんは強い」と笑って流します。確かに… PX団員を投げ飛ばしたし、高見沢さんも弱くないんだけどね… その言い方はどうなのだ、正太郎?
それを指摘されて、いきなり正太郎を剥いちゃって、寝間着に着替えさせ、布団に押し込める高見沢さん。少年探偵もこうなると形無しです。
しかも極めつけが絵本ってどうよ。
正太郎、「せめて六法全書にしてくださいよ」って、恐ろしい子ッ!!!
高見沢さん、逆に質問です。「何で村雨と自分のことを訊くのか」と。
すると正太郎は自分の周りでいろいろなことが急激に変わっていると言い出しました。
黒龍丸の事件を境に、敷島博士はまさかの自殺から行方不明に、大塚署長も更迭され、敷島重工も変わってしまったと言うのです。
それに自分が村雨(前回まで呼び捨てだったのに今回から「さん」付けです)と一緒に住むのも変だと言う正太郎。
その間に、いつの間にか暗くなって、高見沢さんは布団に突っ伏して寝ちゃいました。第6話とか7話でもそうだったんだけど、腰を悪くするよ、高見沢さん?
立った正太郎はカーテンを閉めに行き、いちばん変わったのは、自分と金田博士のことかも、と思います。以前のように父を立派な科学者として尊敬する気持ちが失せてしまったことを言っているのでしょう。それも濡れ衣なんだと、正太郎が知るのはいつのことか…

その頃、見つかった大塚所長は銃をつきつけられて、どこかに連行されるところですが、相手はやっぱり、あのクロロホルムそっくりの監視員一人です。にやにや (・∀・)
やがて工場の奥、と思しきところで止まらされる大塚所長。
「ここで始末をつける気か」と言うと、帽子を取った監視員は笑いながら「こんなに太ったネズミがいたとはな」と言ってます。
さすがに大塚所長も相手がクロロホルムだとわかるとびっくりです。

そして、通風口と思われる抜け道を通り、どこかへ向かう二人。
クロロホルムが敷島重工に潜入していたのは官房長官の依頼ででした。あ、そっか。この人のこと、忘れてたけど、警察署長はないがしろにしていいのか? 優秀な部下がいるのか?
しかし大塚所長はクロロホルムが工場内の抜け道を知っていることをいぶかしみます。そりゃあ… にやにや (・∀・)
そのうちにクロロホルムが指したのは、大量の… ぬこの目?

一方、その頃の黒部ロボットレースでは次々に参加したロボットが破壊されるという異常事態が発生していました。
地上のロボットを破壊したのはファイア2世、空中のロボットは… どっちにしてもPX団のロボットなんでしょう。普通にレースをやっても勝てるんだろうに、わざわざ対戦相手を破壊するのは周到というか、肝っ玉が小さいというか、実は自信がないっていうか… たぶん全部!

その映像を麓の宿屋で見守るベラネードとビッグファイア博士は鍋、カニチリを挟んで祝杯をあげてます。
「今後とも我が敷島重工をごひいきに」と揉み手のビッグファイア博士に頷くベラネードでしたが、「ひとつ気になることがある」と言い出します。
それは相変わらず行方不明の太陽爆弾の起爆装置です。
ビッグファイア博士はバギュームが失われた以上、出てこようと役に立たないと言ったのですが、さすがに世界を牛耳る財団の支配者だけあって、ベラネードは慎重です。
でも、それも「そんなことは気にせんでも」と流して、ルームサービスを頼んじゃうビッグファイア博士。というか、こんな田舎の民宿にルームサービスなんて気の利いたものがあるのか… まぁ、金さえ出せば、いいのか。
それでも心配そうなベラネード。そういう点では自分の力に過信しないだけビッグファイア博士よりも手強そうな相手だとも言えます。
その外でレースに出場したロボットたちの持ち主に質問攻めに遭ってる官房長官。いくら黒部渓谷を通り抜けるとはいえ、帰ってくるのが遅いと言われてます。そこに報道陣まで混じってレースに妨害でもあったのかとか言われてる模様。
でも官房長官は中腹の工事小屋から煙が上がっているという報告を受けているにもかかわらず、「何とか調べるから」と言葉を濁します。このおっさんも、こう心配事が続いては胃に穴でも空きそうですが、あんまりそういう神経の細そうな人物には見えんのだよなぁ… 言ってみれば、大塚所長の胃にストレスで穴が空くのがあり得ないだろ!みたいな感じで…

そうとは知らずにお土産を選ぶ村雨健次。手にしているのは温泉饅頭ですので、どうやら高見沢さんの言葉はちゃんと伝わっていなくても、高見沢さんがペナント<<(越えられない壁)<<食べ物であることは理解してそうです。にやにや (・∀・)
しかし彼もトラブルを嗅ぎつける嗅覚は鋭いので、こんな時にベラネードやビッグファイア博士が沈黙してるのはおかしいと感づきます。

当の2人は鍋を食べきって満足げ、ベラネードはそろそろ休むと言い出したところでした。
ビッグファイア博士が「まだいいじゃないか」と引き留めるとノックした者があり、ルームサービスはまだ着いていなかった模様です。
ところが現われたのはニコポンスキーだったのです。

その様子を陰から見ていた村雨健次。
そこにルームサービスを持ってくる仲居さんの姿を目にして、村雨はある作戦を思いつきます。

そして正太郎と、いつの間にか布団に入って休んでいる高見沢さんちを大家さんが起こしにかかります。また電話か?
電話の相手は官房長官でした。

いまだ夢見心地の高見沢さんでしたが、ばたばたと正太郎にたたき起こされます。
何と! 官房長官は正太郎を鉄人とともに召喚したのです。どうやらロボットレースが不審なことになってきたので、偵察を頼んだ模様です。うーん、安直なおっさんだ…
もちろん高見沢さんは止めようとしますが、正太郎は修理も途中の鉄人を起動し、カメラも持って行く気満々です。
とうとう出発直前の鉄人に高見沢さんまで乗り込んでしまいました。

そしてニコポンスキーはベラネードとビッグファイア博士を銃で脅し、「君たちはちょっと派手にやり過ぎた」と言ってます。
「このままでは商売どころではなくなる」と言って、テレビに映ったのはブラックオックスだったのです。
それを迎え撃つファイア2世。
ところが実力はブラックオックスのが上でした。
ビッグファイア博士は「ここからでは上手く操縦できない」とか言い訳してますが。
するとニコポンスキーは驚くべきことを言い出しました。「せっかく例の設計図を渡したのに、できあがった品をベラネードに横流しするからさ」って、どのロボットのことだ〜?? 大塚所長とクロロホルムが敷島重工で見つけたブラックオックスのことか? となると、このニコポンスキーの中身はあっちか…
「彼を改造してファイア2世を作った」と言ってるのを見ると、ブラックオックスとは似ても似つかないなぁ…
装甲を壊されたファイア2世から出てきたのは鉄人を痛めつけた例のロボットです。あ、なるほど、ここにつながるんだっけ…
「だから、わたしにはあれの弱いところは手に取るようにわかるのさ」と勝ち誇るニコポンスキー。「なにせ、あれを設計した不乱拳博士とは昵懇の間柄でね」と言うので、やっぱり、例のグラサン男は不乱拳博士に殺されてはいなかった模様です。それにしても、ぬことは似ても似つかんもんを作ったのぅ… 自己顕示欲は高いからなぁ…

ここで舞台が大量のブラックオックスを見つけた大塚所長とクロロホルムに移ります。
「まさかこんなことになっていようとは…」と歯ぎしりするクロロホルム。中身があの人ですからネ!

その顔がニコポンスキーとダブって、戻ります。
ベラネードは銃を出し、ニコポンスキーと撃ち合いになりそうになりますが、そこに仲居さんに扮した村雨健次登場。前髪が全然ごまかせていないんで、村雨だってばればれなんですが?
でも気づかれないで、村雨は注文されたビールを置き、テレビにブラックオックスが映っているのを見ます。ていうか、これ、テレビじゃないですよね? こんな映像が日本中のテレビで流れたら、ベラネードにもビッグファイア博士にも都合が悪いわけだし。テレビにかこつけた受信機と見ましたが。
そして、黙っていればばれなかったものを、なぜか口に出して、「工場爆破の」と言ってしまう村雨健次に、ベラネードが銃を突きつけます。もう、健ちゃん、うっかりすぎ。
ニコポンスキーも「怪しいだ。顔を見せてみろ」と言ってますが、まだ女に見えるの、あなたたち…
覚悟を決めて村雨が立ち上がると、ビッグファイア博士がテレビを見て叫び声をあげました。
ファイア2世が谷底に落とされたのを見たのかと思いきや、画面に映っていたのは鉄人28号だったのです!
このままでは全てがばれてしまう、とベラネードが慌てた隙に逃げ出す村雨健次。かつらは置き土産です。
まんまと逃げ出した村雨に、ニコポンスキーも「ここらでオックスも退場」と言って退室します。
ベラネードはニコポンスキーを追おうとしますが、ビッグファイア博士に「こちらも逃げねば」と言われちゃいます。ブラックオックスに喰らった一撃でファイア2世の操縦電波の受信装置がいかれたようです。まぁ、装甲もむかれたし、頭なんかむき出しだしな…

そして、累々と続くロボットたちの残骸を眼下に飛んでいく鉄人。猛吹雪なのに、正太郎と高見沢さんの格好は薄着すぎると思うんですが…
ロボットたちの残骸を見て、驚く2人は、その先に例のロボット、ファイア2世の中身を見つけます。
ファイア2世は崖にぶら下がっていましたが、とうとう落ちてしまいました。
正太郎はそれを助けます。まぁ、大事な証拠ってことで?
そのとおり。正太郎が持ってたのはカメラじゃなくて通信機でした。それで官房長官に連絡、官房長官もヘリに乗り込んで東京へ戻ることになります。しかし、かなり軽装のヘリなんですが、雪にもかかわらず飛ぶってことは、大した吹雪じゃないのかな…
そこに押しかけた村雨健次。マイクをひったくって、正太郎に「東京でおとなしくしてろって言っただろう!」と説教です。
これに謝る高見沢さん。
でも正太郎はあのまま放っておくわけにはいかないし、このロボットを調べれば、本当の犯人がわかるかもと主張します。
これに官房長官が同意、敷島重工に運んで一気に調べようと言おうとしますが、村雨は「黙れ! 何かあったらどうする? お高ちゃんを巻き添えにして」と、どっちを心配してんだかわからない台詞です。にやにや (・∀・)
そこで正太郎、最大出力で鉄人を飛ばします。そんなに速かったら、凍えちゃわないんだろうか?

一方、その無線を盗聴していたベラネードとビッグファイア博士も東京へ急ぎます。敷島重工に行かれたら、全てがばれておじゃんだと言うベラネードに、ビッグファイア博士はファイア2世の操縦器を直すので一生懸命です。
でも「却って好都合かも」と言うビッグファイア博士。「あそこには彼らがいるではないですか」と言った彼らとは、息のかかった監視員のことでしょうか? 一応、クロロホルムと大塚所長が忍び込んでいるけど、二人だけではなぁ…

その時、敷島重工にサイレンが響き渡りました。
それに呼応するかのように立ち上がるブラックオックスたち。彼らって、ロボットのことか?

正太郎たちは東京へ急いでいました。
高見沢さんは捕まえたロボットが飛べないことを知り、もっとゆっくり飛べないかと言いますが、正太郎は「一刻も早く誰が作ったのか調べないと」とかたくなです。しかも高見沢さんが「でも」と言うと「でもって何ですか?!」と怒鳴りつけちゃう正太郎。意固地になってるなぁ、まずい…
正太郎は「じっとしてろなんて冗談じゃない」と言います。雪山で見た壊されたロボットたち、あれが正太郎の正義感を刺激してしまったのでしょう。それに父の罪を償うべきという焦りもあると思います。彼にはメンテのおじさんたちが語る金田博士の人柄は信じられないのでしょうか? 会ったこともない父よりもビッグファイア博士の言うことを信じると? 大塚所長がさんざん彼を罵っているにもかかわらず? まずい状況ですよ、正太郎。ここら辺が原作と違って心は子どものまんまな正太郎、なんでしょうかね。視野が狭いっていうか…
でも、話しているうちにとうとう涙まで浮かべちゃう正太郎。やっぱり父の罪を償うためのようです。と思ったら逆で、正太郎は父の無実を信じていました。あの恐ろしい太陽爆弾を父が作るはずがないと言います。どうやら「ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日」の大作とは事情が異なるようですな…
ところが、捕まえたファイア2世が暴れ出しました。どうやら操縦器が直ったようですよ?
それで鉄人も大きく揺れてしまい、高見沢さんが滑り落ちてしまいました。一応、正太郎ともども命綱はつけてますが、時速何kmで飛んでるのか、その状態で空中遊泳はちょっとやばいでしょう。
もちろん村雨健次がこれに気づかぬはずがありません。
ですがパイロットは敷島重工はもうすぐだって言ってます。

外に出てきたクロロホルムと大塚所長は飛んできた鉄人を見かけます。

高見沢さんを手の上に引っ張り上げた正太郎は、そこでファイア2世を落とし、鉄人も川に着陸させます。
そこで高見沢さんを下ろすと、ヘリも遅れて着陸、村雨が走ってきました。第一の心配が高見沢さんてのが村雨の変節を象徴するようでにやにやなんですが、正太郎と鉄人はファイア2世の方へ向かいます。
それを止める村雨とクロロホルム。
ところが正太郎は言うことを聞きません。
大塚所長も「そっちにはとんでもない奴らが」と言って止めようとしますが、正太郎は「もう少しだ」と言って、何がとんでもない奴らなのか確認せず、ともかくファイア2世を倒す目的に邁進してしまいます。
そうしなければ父の罪は晴らせないと言う正太郎。ちゅうか、どっちなんだ、おまい? 父の罪は信じてないんじゃなかったのか? 信じてないから行動するのか? 信じてないから何もしないというわけにはいかんのか?
そこにビッグファイア博士が到着します。
ファイア2世を落としたのは敷島重工だったので、「ここはわたしの工場だ」と主張するビッグファイア博士に、正太郎は「ここは敷島博士の工場だ。出ていくのはおまえたちの方だ」と返しますが、聞いているベラネードもビッグファイア博士も余裕の顔です。つまり、そこにいる多数のブラックオックスがいれば、鉄人も大したことないと思っているのか…
川の中を進んでいくうちに鉄人を止めたものがありました。
驚く正太郎、そこに現われたのこそ、例のブラックオックスたちだったのです。
さすがの鉄人も数で抑えられてはかないません。
さらに対岸に現われる無数のブラックオックス。村雨たちのいる側にも現われます。
ビッグファイア博士の笑い声が響き渡ります。「どんなことになっても知らないよと言っただろう」と言って。
そして、ビッグファイア博士はヘリから降りて、ファイア3世を紹介します。
ファイア3世は鉄人に迫ります。ブラックオックスもファイア3世もそうですが、飛ぶことはできないので、最悪の場合は飛んで逃げるのか、正太郎?
村雨は正太郎に逃げろと叫びますが、正太郎、この期に及んで動けません。
とうとうファイア3世は鉄人を捉えました。
開けられる鉄人の胸部。そこに正太郎は信じられない物を見ます。
失われたはずの太陽爆弾の起爆装置がそこにあったのです! それも鉄人の心臓として。
驚く官房長官、大塚所長。
言葉もない村雨と高見沢さん。
一人、結果を予想していたように歯ぎしりするクロロホルム。にやにや (・∀・)
ベラネードも驚き、ビッグファイア博士は一人高笑いします。

次回に続く!

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