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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第23回 裁かれる鉄人

前回のラストから説明はなしにタイトルです。

サイレンの響き渡る東京の下町。木枯らしが吹いているところを見ると、季節は一気に冬になったよう?

引っ越しの準備をする高見沢さん。町全体がゴーストタウンと化したように活気がありません。
大家さんは、村雨たちが最後なんで急げとせかしてるようですが、腹を立てた高見沢さん、引っ越しの準備を放置してしまいます。
部屋にいて、何もしていなかった村雨も「俺たちまで逃げたら罪を認めるようだ」って、誰に? 何の罪の話なんでしょう?
でも平田屋の女将さんは高見沢さんに帰れと言ってるそうですが、高見沢さんは「それもおもしろくないし」と言って、村雨に寄り添います。すっかりカップル成立です。
高見沢さんは正太郎の心配をします。
クロロホルムと歩く正太郎。どうやら、太陽爆弾が寄りによって鉄人の中から出てきちゃったもんで、ショックのあまり、一時的な失語症に陥ったそうです。
しかも、日本政府は世界中から避難を浴びてしまい、鉄人の廃棄を決定した上、金田邸、研究所も危険だとして爆破されることに。
これに異議を唱えたのが正太郎の後見人である(初めて出ましたね、ここ)大塚所長。すでにバギュームが失われたので鉄人は危険ではないとして道具としての使用が訴えられたそうです。でも、あの心臓、どっくんどっくんって音立ててたから、あれだけでも爆発しそうな感じですが…
そして、鉄人が兵器か道具か問われる、鉄人査問委員会が開かれることになったそうです。即廃棄じゃなくて良かったなぁ…

ただ、大勢の記者が集まった会場で、「これじゃ裁判じゃない」と文句を言う高見沢さんに自分のことを棚に上げて、村雨も「鉄人にさんざん助けてもらったくせに」としたり顔です。
そこに例の黒服グラサン男を見つける村雨。
それに当然ちゃ当然な気もしますがベラネードもいます。最近はブラックオックスを量産して売り出し、大もうけをしているとか。
どうやら敷島重工にブラックオックスの設計図が残っており、それを元に量産していると言ってるらしいんですが、すでに前回、ニコポンスキーから横流しされたのは明々白々です。
それにしても、この査問会を言い出した本人が帰っていないとは、大塚所長のことのようですネ。
大塚所長は南方へ出かけていました。高見沢さんには「間に合う」と言って出かけたらしいのですが、査問会が始まっても帰ってきていない模様です。

そこで南の島を歩く大塚所長。
「よく渡航許可が下りたな」という村雨の台詞に時代を感じます。今みたいに海外旅行なんてのが気軽にできる時代じゃなかったんだよな〜
そして、そこは鉄人が生まれた地、金田博士の研究所があったところだそうです。ただ高見沢さんは「今更鉄人の生まれたところを見て、どうなるのかしら?」と疑問を呈していますが、大塚所長の登場は、この話のずっと終わりの方なんで、成果はその時までお預けです。

そして、議長の名前立てを打ち鳴らし、開催を告げるのは、官房長官です。

そこにクロロホルムに付き添われて正太郎登場。鉄人28号の代理人だそうですが、体調が悪いため、クロロホルムの補佐が認められたようです。その表情は暗く、いつもの快活な少年探偵の面影もありません。

そして開催を宣言する官房長官。
薄布がとられ、操縦器が現われます。

鉄人28号廃棄に関する嫌疑要項を読み上げる官房長官。
まるっきり正太郎がさらしもんですが、これでも鉄人を守るための最後の機会となれば、黙っていられなかったんでしょう。

しかし、証人喚問に移ろうとしたところでベラネードが発言、官房長官は中立の立場にないので、議長は無理だと言い出します。まぁ、鉄人登場当時から、この人の存在は欠かせないしねぇ…
でもベラネードが部外者っていうのも完全に間違いだと思うんですが、村雨の突っ込みに誰も同調せず、ベラネードがそのまま議長を奪ってしまいます。

そして鉄人は道具か兵器かという一点に議題が絞られて、村雨健次が召喚されます。
竜作と辰を殺されたことで兵器としての鉄人に恨みを持ったと指摘され、同意する村雨。でも、その後にスリルサスペンスの件を持ち出され、「あんな物(鉄人)は日本にいらない」と言ってしまい、ベラネードの罠にはまっちゃう村雨健次。

さらに山岸教授(光る物体の件)、深町刑事(京都の件)、関刑事(日頃のつき合い?)も証人に呼ばれ、鉄人にいかに助けられたかを証言します。道具としての鉄人に存在意義あり、という証人です。
一方、ベラネードは不乱拳博士による第弐鉄人計画、ドラグネット博士による超人間計画をあげて兵器としての鉄人を訴えます。
しかし、なかには有本博士のように証言台に立つことを拒否した者、ブラック博士のように証拠そのものが消滅してしまった事件などもあり、焦点は次第に鉄人の誕生へ移っていきます(と、ここら辺は手っ取り早くナレーションで済まされます。まぁ、いちいち証言書くのも大変だろうしなぁ…)
一連の証言を心配そうに見守るクロロホルムと、心ここにあらずの感も強い正太郎。
そして、最後に呼ばれたのがビッグファイア博士でした。

その頃、大塚所長は南方の島で金田博士の墓参りです。まだ戦後11年しか経っていませんでしたので、証人もいます。
老人は金田博士の人柄を証言します。金田博士は日本語を教え、仕事の後には十分な薬や食料をくれたので、「ここでは兵隊さんとも大丈夫だった」という言葉は、他の場所では逆に「駄目だった」というのが予想されます。
さらに老人は金田博士が鉄人を作っていた様子も目撃、そこは本来ならば入ってはいけない場所でしたが、入ってしまい、金田博士が一生懸命に鉄人を作る様子を見たのでした。
でも、鉄人、この時は「正太郎」は金田博士と死を迎えるはずでしたが、あの男が来たためにと言う老人。

そこにかぶさるビッグファイア博士の足音。

ビッグファイア博士の裏切りは第三黒龍丸で太陽爆弾の試作品を盗み出したことだけではない?
老人はあの男がビッグファイア博士だと言います。

その頃、ビッグファイア博士は宣誓中。それを歯ぎしりして見るしかない村雨と高見沢さん。
官房長官がビッグファイア博士が戦犯だった事実を持ち出そうとするとベラネードに異議を唱えられてしまいます。
官房長官、あきらめ顔でベラネードに任せてしまいます。

話を進めるベラネードとビッグファイア博士。
やがてビッグファイア博士は鉄人の本質は道具だと言いますが、それは別の結論に導くための罠でした。鉄人の動力が太陽爆弾である以上、鉄人は兵器であるということです。
そしてバギュームについて話すビッグファイア博士。

それは壊されたテープレコーダーに吹きこまれた会談の内容でした。金田博士、不乱拳博士、ドラグネット博士、それにビッグファイア博士が一堂に会し、金田博士の研究所で行われたものでした。
戦局の悪化を憂えて、鉄人計画、第弐鉄人計画、超人間計画に邁進した博士たち。
そこに金田博士が発見したバギュームを紹介します。
そこに込められたエネルギーは起死回生の逆転を狙うには十分なものでした。
けれど、金田博士以外の3人はバギュームの使用に反対したとビッグファイア博士が言います。おや、ここから嘘が入ってきたぞ。
金田博士が一人で強行したことになってます。それも正太郎が生まれるためだと言って。
村雨が飛び出しますが、警備員に押さえられてしまいます。
ビッグファイア博士は続けます。エネルギーが専門だったので金田博士に頼まれて日本に帰化し、バギュームの研究に携わったこと、金田博士がバギュームの場所を秘したけれど、海上要塞にあったこと、さらに金田博士の本当の目的に気づいて、第三黒龍丸で逃げ出したことも正当化するビッグファイア博士。

しかし、南方の島に渡った大塚所長は、現地の老人からビッグファイア博士の裏切りを聞いていました。
さらに老人は言います。なぜ日本から、こう何度も人が来ると。
そして、つい10日前、墓に手を合わせていった人物がいたことを語ります。それこそが写真に写った6人目の人物だったのです(ビッグファイア博士以外は故人だから)。
大塚所長も最初はビッグファイア博士が金田博士の墓参りなんてするはずがないと否定しますが、老人は大塚所長の持って行った写真に写った人物を指したのでした。おお、やっと…

とうとうと語り続けるビッグファイア博士。
金田博士が恐ろしい形相をして、太陽爆弾を完成させたことを話してします。いよいよ佳境に入ってきた感じです。
でも、すでに東京大空襲の報が南方の研究所に届いていました。
金田博士は妻子を諦めたろうと言うビッグファイア博士の言葉に、初めて正太郎が反応します。
ここで金田博士の裏切りを指摘するビッグファイア博士。弱い日本を見限ったとか何とか言って、太陽爆弾を鉄人に組み込んだと言います。
ところがビッグファイア博士は太陽爆弾の非人道性を主張して、黒龍丸で逃げようとしたと言うのです。
そして、金田博士が未完成の鉄人を戦場に連れて行こうとする伝達将校を撃ったという話も、太陽爆弾を取り戻そうとする話にすり替わってしまいます。
ただ、そのために持ち出せたのが試作品だけだと言うビッグファイア博士。
さらに金田博士の裏切りのために第三黒龍丸は爆撃に遭い、沈んでしまいました。
そして、自分と「正太郎」を葬るための通報も、敵国に太陽爆弾の怖ろしさを知られ、亡き者にされた、と金田博士を悪役に仕立て上げて、語るビッグファイア博士。
これに異議を唱えたのがクロロホルムです。敷島博士の証言をあげて、ビッグファイア博士の話と食い違うと指摘します。まぁ、中身も中身だし。
ビッグファイア博士はそれは知らなかったようですが、官房長官は知ってます。
ところが、ここにもベラネードが割って入ります。「死んだ男の証言など何になる」と言ってます。
これにオックスはどうだと切り返すクロロホルム。あれも鉄人計画の一環で、不乱拳博士が作らせたものです。敷島重工はそれをコピーして作ってますからなぁ。
ところがベラネードはオックスは健全な道具だと完全なダブスタの主張です。ただ、現実にブラックオックスは黒部ダムの工事に使われているので、そう言い逃れられると思ったのでしょうが、クロロホルムは鉄人も操縦次第で道具になることを認めろと主張しますが、ベラネードはこれを拒絶します。
その時、今まで黙っていた正太郎が口を開きました。「鉄人は兵器です」と言い出す正太郎。
鉄人は金田博士が敷島博士に言い残したとおり、すぐに廃棄するべきだったのかもしれないと正太郎は言います。でも彼はそうと知っても使い続けました。不乱拳博士の第弐鉄人計画、超人間ケリー、ブラック博士、光る物体、怪盗ブラックマスク、そして京都の人工知能ロビー。正太郎は鉄人とともに事件を解決しました。けれどその胸に太陽爆弾が埋め込まれた以上、鉄人は兵器だと言う正太郎。それでも許してほしいと涙ながらに正太郎は訴えました。鉄人が道具だろうと兵器だろうとどうでもいいと言う正太郎。どちらであっても、父亡き今、正太郎にとって、鉄人はたった一人の「正太郎」、家族なのですから。鉄人を壊さないでくれと涙ながらに訴える正太郎に、官房長官やクロロホルムはもとより、ベラネードも毒気を抜かれたように黙ってしまいました。

そして、官房長官が最後の審判を下します。
思わず、クロロホルムの腕をつかむ正太郎。ここでさ、クロロホルムもあの人だから、正太郎に心配ないと抱きしめてもやりたかろうに、じっと前を見てるんだぜ。正太郎に微笑みかけることもなく、ずっと前を向いてるの。大人だなぁ〜と感心しちゃいましたよ、わしは。自分が出ていくのは今ではないと思ってるんでしょうかね。なんていうか、この人が生きていたら、いろいろとやばい立場になりそうな人は大勢いると思うんですがね。でも言い出さないの。凄いなぁ〜 ただ、震える正太郎の手に、そっと手を添えるだけで。
ところが、そこに大塚所長が帰ってきました。まさに官房長官によって鉄人28号の廃棄が言い渡されようとしたその瞬間に。
ビッグファイア博士もベラネードも、その証人を探していると大塚所長が言うのには苦笑しますが、官房長官はその名を耳打ちされて驚きました。そりゃあ、驚くだろう。
官房長官は本件の決定を延期しました。

解散する人びとの中を歩く正太郎、大塚所長、村雨健次、高見沢さん、それにクロロホルムです。
新しい証人が誰か問われて、大塚所長は。

その頃、黒服の男のいる橋の下をベラネードとビッグファイア博士が船に乗って通っていきました。
ベラネードは正太郎の証言に心を打たれたと言い出します。そして鉄人を残しておきたくなったと言うのです。驚くビッグファイア博士。
海底の墓場に残されたバギュームは消滅したはずですが、どこかに残っているのではないかと言うベラネード。その時こそ、鉄人は兵器として完成してしまいます。
そして、その行く先を知っているのがニコポンスキーだと言うのです。

大塚所長の言う証人もニコポンスキーでした。でも、そのマスクの中身が敷島博士ではないかと言う大塚所長。後ろ後ろ!
確かに現地の老人が指したのも敷島博士だったのです。
大塚所長はニコポンスキーこそ敷島博士だと言うのでした。

次回、もっと念入りな仕掛けで敷島博士のカムバックです。

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