サンド家の執事レイモンド=ビショップ氏大活躍。
モビルトレースシステム全盛の時代にハンドル式のMS乗ってるわ、それでジョルジュの剣の相手も務めちゃうわ、走るわ、平泳ぎするわ、庇うわ、コーヒー飲んで飲んだくれるわ、レイモンドの魅力全開の話。つーか、見た目はハンドルだけであれほど複雑な動きしてるとは、恐るべしネオフランスの技術。レイモンドの操縦テク。ガンダムファイター、ジョルジュより良かったりして? たぶん、チャップマンより、マスターより年上だけど。しかもフルコースっぽいジョルジュのご飯、ギアナ高地なんぞで主人をもてなすレイモンドこそ、執事の鑑と言うべきだろう。さらにジョルジュの回想シーンに登場するレイモンドときたら、「ジョルジュ様」と、ちょっと哀愁を帯びた岡和男さんの声音がす・て・き。ジョルジュ、執事コン決定。
ここまでドモンとレイン、シャッフル同盟とシュバルツ、マスター以外が目立った回って第5話(バードマンだな)以来では。思うにジョルジュ、両親おらんだろう? レイモンドはいわば執事であり、育ての親でもあるのではないか。おしめ替えたし「執事生活45年」と言ってたし。サンド家の当主たるもの、というジョルジュの台詞もレイモンドの受け売りっぽい。だからジョルジュがレイモンドを呼ぶ口調にも少し甘えた感じがあるのは気のせいではあるまい。ジョルジュを庇った時に受けたダメージで背広が破れてしまっても執事たるもの、同じデザイン、替えの背広は用意してるもんだね!
何もなさそうだったネオジャパンのキャンプの準備、いきなりキャンプセットが登場。コロニーからゴッドガンダム送ったぐらいだから、娘を心配するミカムラ博士が送ってたりして。「そんなことはどうでもいい!」けど。
今回、ドモンがちょっとニヒル。「これはあいつの戦いだ」なんて最近珍しいような。でもジョルジュがピンチになるとすかさずガンダム出すあたり、反応早い。それをネットで止めるシュバルツのがもっとすごい。そして、当時20歳だったドモン役の関智一氏、この回のラスト「俺はやるっ!」って台詞で今川監督に「それがドモンだよ」と言われたそうで、ここでドモンの役柄をつかんだということだそうだ。
ほのぼのギアナ高地修行編もおしまい。次からは目のはなせない展開が続くギアナ高地決戦編(そういうタイトルがついてるわけではない)。
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