呂宋丸が高砂沖で難破し、助左と按針は高砂甚兵衛と名乗る人物の海賊船に拾われる。両腕を切り落とされ、追放されるところだった助左だが、甚兵衛の鉛玉を摘出し、船にいられることに。その頃、美緒と桔梗はそれぞれ助左の帰りを待ちわびていたが、堺に寄った秀吉が、美緒に一目惚れしてしまう。徳川に荷担する宗薫への罰も兼ねて、美緒を手に入れようと画策する秀吉は、三成の諫める声も聞き入れない。一方、按針が明の官軍に襲われて命を落としたものの、助左は五島列島で甚兵衛たちと別れるのだった。
甚兵衛さん、当時の松本幸四郎さんということは実の親子共演か? しかも、甚兵衛、記憶喪失で、もしかしたら助左の親父かも?と思わせつつ、最後まで答えは出さず。しかし、助左、別れ際に「おとっつぁん」とは、もしや、と思ったのだろうなぁ。1話限りのキャラとはいえ、わざわざ親子を設定するあたり、実は見え見えな展開か。
それはそれとして、いままでいい味出していた按針も、ここで退場。このまま海賊船の按針(というのは職名で、名前はわからない)として余生を過ごすのとどっちが良かったかという気もしますが、ということは、集まると約束していた水夫たちって、みんなおだぶつですか?
さて、今回は海賊船の方が割合多いんで、堺の話は秀吉が美緒に横恋慕したのと、助左を五右衛門が訪ねてきて、桔梗が「助左の女房」と名乗ってしまったのと、エピソードも短め。しかも、助左、甚兵衛への答えで、実はまだ30そこそこなことが判明。うーん、年号をちゃんとメモしてないのでもう40近くだと思っていたのだが、そこまで急激に時間経ってないのか〜 となると、桔梗は10歳ぐらいまで善住坊に育てられた模様です。でも前回、「17年前」とか言ってなかったか? やっぱり30代後半が正しいと思うんですが、助左。
しかし五右衛門、何の意図があって、助左を訪ねたのでしょう? 昔の交友復活? あんまりそういうキャラじゃないと思うんですが、懐かしくなって来たんで合ってるのかも。地獄から這い上がってきたんで、モニカのことも吹っ切れたのかもしれませんな。助左、そういうところは察しなさそうだけど、一応、モニカが死んだことは知ってるはずだしな。
で、宗薫へのお灸も込めて、美緒を奪いたい秀吉ですが、う〜ん、逆効果だと思う。しかし、欲しい物は欲しいと手に入れそうな秀吉ですんで、次回以降波乱の種になりそうな予感。信長と宗易って、何かこういう世俗的じゃなさそうなところが共通してたな、と思ったり。宗久は、桔梗って隠し子がいる時点で、十分俗的です。
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