「まりメラ」の次は「鉄人28号(2004年版)」ですよ〜!
原作もまだちゃんと読んでないのですが、こうなったら今川監督版から入るでいい!
前回は少年探偵・金田正太郎と、もう1人の正太郎が出会うまででしたが、その続き。
村雨一家の辰を殺した正太郎(鉄人)は、そのままどこかに歩いて行きます。弟分を殺されて頭に血の上った健次は、ヘリコプターで正太郎を追う敷島博士、大塚署長、正太郎たちを追って、ヘリコプターにしがみつきました。それを追う、村雨竜作。三輪車ってのが時代を感じさせます。「ジャイアントロボ」のクールな印象が強い不死身の村雨健次に比べると、けっこう熱血漢です。
町を破壊し、国会議事堂を破壊した正太郎が目指すのは敷島重工。そうと気づいた敷島博士は、正太郎の狙いを知り、先へ急ぎます。
前回、27号の起動実験をしていた建物へ行くと、そこには正太郎の腕があり、その中には正太郎が求めるリモコンが隠されていました。
そして、真実を知るべきだと言うもう一人の正太郎(「白昼の残月」もそうなんですが、どうしてこうややこしいネーミングなのか…)少年に請われて、敷島博士は正太郎、すなわち鉄の巨人を巡る物語を語るのでした。ていうか、先にリモコンリモコン!
それは戦争中(この話の設定は昭和30年です、確か)、南の島に監禁されるような形で秘密兵器を作らされていた金田博士(正太郎のお父さん。声は飯塚昭三さん!)とその助手だった敷島博士は、全てを破壊する鋼鉄の巨人、鉄人を作ろうとしていました。
ところが、空襲で金田博士は妻子(つまり、正太郎少年とお母さん。お母さんの存在感が薄いのは今川監督だ・か・らv)を失ったと誤報を受け、新たに開発したロボットに正太郎の名をつけます(正太郎少年は昭和20年生まれ)。
しかし、実際に海軍から正太郎を動かすよう命じられると、金田博士は正太郎は生まれてきてはいけなかったと気づいて、海軍の使者を殺害、正太郎も封印してしまったのでした。
その後、金田博士自身も亡くなり、敷島博士は日本に戻り、科学者としての才を発揮して、現在の敷島重工を築き上げたようですが、そこまでは語らず。
ところが、南の島で金田博士とともに滅んだはずの正太郎が残されていて、先日の敷島重工での27号の起動実験により、リモコンにスイッチが入り、その電波が正太郎を日本にまで呼び寄せてしまったと敷島博士は推測します。強い電波ですネ。
そして、敷島博士の考えたとおり、リモコンを取りに来た鉄人は、まんまと腕ごとリモコンを奪っていくのでした。ここまで大塚署長は、リモコンを取ろうと奮闘していたが身体が大きいので駄目だったのでした。ていうか、それこそ正太郎少年に頼めよ!
リモコンを奪っても止まらない正太郎。敷島博士は27号を起動させ、正太郎を止めんとします。そして、27号を操りながら28号(=正太郎)について解説。なんか、凄く楽しそうですネ。だからマッドサイエンティストなんて呼ばれるのだな…
しかし、敷島博士が解説するとおり、正太郎沈みません。27号の攻撃もいなしています。
一方、正太郎少年はリモコンを取り返すべく外に出ますが、そこに村雨健次登場、ダイナマイトを投げつけます。正太郎はびくともしませんが。
さらにそこへ村雨竜作が3輪トラックで突撃、潰されます。竜作は「特攻くずれ」で、「今日が俺の終戦だ」と言って死んでしまいます。竜作さん…・゚・(つД`)・゚・
でも、竜作が体当たりをしたために正太郎もバランスを崩し、正太郎少年がやっとリモコンを止めるのでした。
話が渋いです〜
キャラは丸っこくて可愛いのですが、展開はシビアで重いです。ナレーターも女性なのですが、硬派でクールで、かっちょいいです。
音楽も重厚で格好いいし、先が楽しみであります。
正太郎のリモコンが正太郎少年の手に入りました。次回から、いよいよ正太郎改め鉄人の活躍が始まるのかな?
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