複雑な思いで正太郎改め鉄人28号の操縦者になった少年探偵・金田正太郎(ああ、ややこしい)。鉄人が壊した東京の町の復興を、鉄人を使って手伝っていますが、まだうまく操れません。ていうか、そのリモコンで複雑な動きってすごすぎ。
そして、正太郎にうまく操縦してもらえず、転んじゃったりしてる鉄人が可愛いです。中身は全然可愛くないんですが。丸っこいフォルムが可愛さを強調っていうか。
その時、発破作業をやっている現場で怪しげな緑色の液体の入った瓶とかが発見されて、正太郎と大塚署長は早速、地下を探険に行きます。そう言えば、敷島博士がいませんが、どこかへ行ってるようです。
やがて二人は、地下に広がる研究所らしきところを発見し、さらに奥に向かった正太郎は無数の緑色の液体の入った瓶を見つけ、最奥部で緑色の液体の中にうごめく物を発見し、悲鳴を上げて飛び出してくるのでした。と言って大塚署長と秘書の高見沢さんにからかわれていたので、したんでしょう。わりと大人顔負けの度胸の良さを見せる少年探偵にもかわいらしい一面があったということで。
それにしても、映画ではショタコンでおきゃんなキャラだった高見沢女史が大塚署長の秘書とは… 映画から入ると違和感ばりばり。テレビから入った人も違和感ありすぎで、何であんなにキャラを改変したんでしょう? 今川監督の趣味? でも眼鏡かけてないし…
でも、正太郎をびっくりさせた緑色の液体の中に何か浮いている(画面が暗くてわからない)瓶は瓶ごと持ってこられました。腐った臭いと言っていたのは、口が開いちゃった方で、これは大丈夫なんだろうか?
さて、謎の、いかにも怪しい物体の正体を突き止めるべく、正太郎、大塚署長、高見沢さんは、瓶に貼ってあったという「不乱拳(ふらんけん)」という名前を探します。ちなみに「ジャイアントロボ The Animation 〜地球が静止する日〜」のフォーグラー博士の原型ですな。でもフォーグラー博士よりずっとマッドそうですけど。
で、不乱拳博士の名を突き止めた正太郎は、大塚署長と精神病院に入院している不乱拳博士に会いに行きますが、なんか話をはぐらかされて、ろくなことは教えてもらえませんでした。
そこへマッドな敷島博士が帰還。どうやら、金田博士の遺産を捜しに出かけていた模様。って、南方ですか? でも見つからなかったと言ってます。鉄人の資料を捜しに行ったんでしょうか。たぶん、秘密を守るために爆破されちゃって残ってないんじゃないかなぁ。
で、緑色の瓶を見た博士は大塚署長と総理大臣に会いに行くと言って飛び出していき、高見沢女史も定時だからって帰っちゃって、正太郎だけ残されます。
瓶は、村雨健次が入れられた牢の向かいに安置されます。何で捕まったんだろう? 前回、そんなシーン、あったっけ? ていうか、罪状は何だ? でも、相変わらずピンクのコートがおされです。
でも、いつまでも大塚署長たちが帰らないことを心配して、迎えに行くと言う正太郎。少年探偵なので、銃も撃てるし、車も運転できます。小学生が…とか突っ込むのは野暮ってものです。ここら辺、大作(「ジャイアントロボ The Animation 〜地球が静止する日〜」版)との違いがおもしろいです。同じ横山光輝さんなのに。まぁ、原作の大作は、もっと大人なんだけどな。
ところが、途中で霧に巻かれた正太郎は謎のロボットに遭遇します。
ロボットはそのまま警視庁へ向かい、正太郎の呼び出した鉄人と戦いますが、どうもロボットが発生させる霧の中では鉄人がうまく動きません。
そして、ロボットが来たのと同じ頃、村雨健次の向かいでも瓶から何者かが出現、逃げ出します。健次、災難です。不死身の人は「ジャイアントロボ The Animation 〜地球が静止する日〜」の方なので、この人は普通の人のはずですが… 今川監督だからなぁ。
結局、ロボットは何者かが逃げ出した瓶を確認すると、また去ってしまいました。目的は瓶の中身だったのでしょうが?
そして、大塚署長と敷島博士が帰ってきて、不乱拳博士が逃げ出したことが判明。謎のロボットと不乱拳博士を巡る事件はまだ続きそうです。
相変わらず音楽が渋くていいです。あと、予告が映像だけで何もナレーションがないのも新鮮ですなぁ。
正太郎は鉄人のせいでうまくいかないと言ってますが、そこら辺の少年らしいやんちゃさがこの後、どう出るか。このアニメはキャラクターデザインが全体的に丸っこいので、正太郎も大作よりずっと幼い感じなんですけど、やってることは大人顔負けだからなぁ。
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