槇村さとる著。全7巻。マーガレットコミックス。
フィギュアスケートの大会で衝撃的なデビューを果たした森山亜季実。男子のフィギュアスケーター黒川貢と運命の出会いを果たした亜季実は、やがて黒川と組んでペアスケーターとなり、フィギュアスケートの道を進んでいく。「アランフェス協奏曲」に乗せて送る、ラブストーリー。
わしが読むジャンルとしては珍しい部類に入る漫画です。ばりばりの少女漫画ですけぇ。ただ、わしもやったことのあるフィギュアスケートが題材だったもので手にとってみまして、「アランフェス協奏曲」に興味を覚えたので聞いてみたら、これがめっちゃ好み。特に第2楽章、まさにこの漫画のタイトルまんまに「愛のアランフェス」と呼ばれる哀調を帯びたメロディーが大好物だったのでした。ただ、わしのフィギュアは残念ながら才能に恵まれなかったため、フィギュア特有のひらひらスカートを着られるレベルの級になる前に引っ越しでスケート教室に通うことができなくなり、呆気なく終わったのでした。まぁ、そのおかげで運動音痴のわしですが、スケートだけは唯一、他人よりましに滑れるレベルにはなってますけど。
この漫画は珍しくキャラ燃えしておらず、特に誰が好き!っていうのはないんですが、読み直したら親父ほいほいなわしには沢田会長と森山パパの友情が泣けた! 亜季実の先輩で黒川の親友・筒美のお母さんの話にも泣けた!
フィギュアスケートがまだ今のようにジャンプが全盛じゃなかった時代の漫画です。わしは、今のジャンプ全盛の時代は嫌いなのです。
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