日本語タイトル間違い。「麻薬組織」なんてものは出てこない。ギャンブル組織なら出てきたが。組織の「壊滅」もしない。煽ればいいってもんじゃなかろうに。
ギャンブルで必ず勝てる定理を発明した数学教授がラスベガスで行方不明になった。Aチームは彼の教え子の依頼でラスベガスへ向かう。ハンニバルがラスベガスのギャンブル組織の親玉、ジアンニの恩人、トニー=ビンセントになりすまし、ホテルへ。さらにジアンニを殺そうとするFBIの捜査官でもあり、ジアンニを脅して数学教授を奪取する。だが、その直後、ジアンニが殺された。当然、組織はビンセントを追い、10万ドルの賞金をかけられ、顔写真も公開されたことでAチームをラスベガス中が追うことになってしまった。真犯人は誰か?
今回のハンニバルは変装が凝ってます。ギャングの親玉トニー=ビンセント、実はFBIの捜査官ときたもんだ。さらに冒頭のバス運転手、ラストの黒人ボーイと、変幻自在のハンニバル。しかし最近、見るとハンニバルの変装だってわかるようになりました。ばればれ? 変装したらわからんのがお約束?(サンライズの仮面じゃあるまいに)
そしてハンニバルの扮装を助けるのがAチームの面々。フェイス、ビンセントとジアンニのつき合いをでっち上げて、花を贈ったり、電報を送ったり、さらには怪しい電話で暗号を言ったり、極めつけは向かいのホテルからジアンニぎりぎりに撃った! 器用だよ、フェイス。目立ちませんが、今回、八面六臂の活躍ぶり。ぱちぱちぱち〜
モンキー、ビンセントの秘書? さらに変態捜査官? そしてラストはさっそうと教授をヘリでアリゾナへ搬送途中、追っ手を攻撃したり、得意技炸裂。でもなぜか、病院には戻らず、滑走路でヒッチハイク。だいじょぶか、モンキー。
コングはこれしかないっちゅう用心棒。でもコングがスーツ着てるの初めて見たかも。飾りつけてるのはいつものコングなんだが。で、暗証番号の必要なエレベーターもあっさり破ったり、あとは車の運転。コングに運転させるのは、きっとハンニバルが自分で撃ちたいからなんだな。うん、絶対にそうだ。
教授を助けるまではとんとん拍子に進んだのに、ジアンニが殺されちゃって大変なAチーム、でも楽しんでます、ハンニバル。しかし、依頼を受けた時に、ジアンニの大物ぶりを言われて、3人も楽しそうだったんで、どうやらAチームの面々はピンチには燃えるタイプのようです。でもその中でもハンニバルがいちばん楽しいっちゅうか。このコングをして「いかれてるぜ」と言われるハンニバルの奇人ぶりが目に見えるようでありますよ。なんだかんだで発砲はハンニバルがいちばん多そうです(拳はコングと同等かもしれん)。やっぱりハンニバルあってのAチームなんだなぁと思わせる、よい話でした。日本語タイトルはいただけんけど。
いつも言及しないんだけど、今回はエンジェルも大活躍。ビンセントの愛人、フェイスと一緒にばかっぷる。女性がいると作戦に幅が出るよね。でも、シーズン2ではターニャをそこまで絡ませなかったんで、やっぱりAチームにはベトナム時代からの絆があるのかな〜と思ったりする。
フェイス曰く「結婚は重たい」そうだ。この軽さをさんざん見せられて、「恋人からのSOS」に痺れたファンは多いんじゃなかろうか。
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