Aチームらしさが発揮されまくった話。ハンニバルは「モンキー以上にいかれていて」、コングは墜落した飛行機からプロペラ機を作る、フェイスは山の中でエンジンと合成シルクと車輪を調達する、モンキーは修理会社からぶんどった飛行機を墜落させ、コングお手製のプロペラ機を飛ばし、最後はヘリでAチームのピンチを救う、さらにコングの飛行機嫌いとだまくらかして乗せるハンニバル、偵察と足止めと称して単独行動するハンニバルと盛りだくさん。しかもフェイスのたらしっぷりと詐欺師っぷりも拝める、素晴らしくお得な話だ。エンジェルもピンポイントの出演ながら、ちゃんとAチームを助けていて、傑作に数えていいのではあるまいか。
グアテマラの作戦を終えて帰還するAチーム。例によってコングをだまくらかして飛行機に乗せたまではよかったが、飛行機はサウスカロライナの辺りに墜落する。周辺の探索に出かけたAチームは、山男たちにリンチされて死にそうな男を助け、墜落した飛行機で野営する。モンキーが手作りの飛行機のことを言い出し、フェイスが調達してきた合成シルク(パラシュート)と10馬力エンジンと車輪(山男と知り合いらしいルアンという女性から、口八丁手八丁で借りてきた元は草刈り機)と飛行機からプロペラ機を作り出し、怪我人を搬送するという計画だ。しかし、相手はショットガンを持ち、殺意に満ちた20人もの山男たち。この事態、Aチームはどう乗り越える?
ちゅうわけで冒頭でさんざん書きましたが、なにしろAチームのメンバーの得意とする行動を遺憾なく発揮しまくった話でありました。これだけ盛りだくさんに得意技がこれでもかと炸裂しまくると見ていて愉快痛快、素晴らしくテンポもいいです。で、Aチームは本当はグアテマラから無事に帰り、エンジェルと待ち合わせをしているはずだったようですが、墜落してしまったのでそれができず、逆にエンジェルにはMPに通じたジャーナリストの風上にも置けん野郎がべたべたつきまとい(しかも、道中、えんえんと自慢話をする、自意識過剰野郎)、エンジェルの車に発信器までつけられて、モンキーではないけれど、飛行機が不時着してよかったよね、ちゅう話もあんまり見られんパターンかもしれません。ハンニバルの計画が怪しい方向に進むというのはよくあるけどね。
それにしても冒頭、飛行機が不時着しそうになるシーン、なんかどっかで見たことあるような気がするんだけど気のせいか〜? フェイスじゃなくてモンキーが飛行機を調達、しかも修理工場だから当然、修理前の飛行機、フェイスがパラシュートを持ち出し、1個しかないから自分が使うと言ったら、ハンニバルが「もう手遅れ」とか言う辺り、なんか見たことあるんだけどなぁ。
ところで、実は役人だったというリンチされてた人、ずっと気絶しててリンチされた理由がわかりませんでした。まぁ、こういうゲストの話があると、それだけAチームの話が少なくなるわけですから、この際、よしとしよう!
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