いよいよシーズン3も最後のボリュームとなりました。最後の2枚は、たきがはにとっちゃどーでもいい特典、「ナイトライダー」とか「マイアミ・バイス」のおまけがついていて、1枚に2話しか入ってないのは寂しい限り。
しかし、この7枚目のディスク、なんと、どっちもタイトルに「モンキー」入ってます。しかも! 今回のヒロインはモンキーを演ずるドワイト=シュルツ氏の奥さんだそうで、道理でモンキーのキッスが情熱的なわけだ〜!
あ〜、タイトルは可もなし不可もなしっちゅうか、英文が「Bounty」とシンプルなので、あえてこっちのがいいな、と思ったけど、前回ほどの乖離っぷりでもないです。
モンキーが精神病院から誘拐された! 犯人はAチームの賞金を狙った賞金稼ぎ親子だった。デッカー大佐まで乗り出して、てんやわんやのAチーム。その頃、当のモンキーは賞金稼ぎの家を逃げ出し、ケリーという女獣医に匿われていたが…。
シーズン3の各ボリュームの裏に4人の写真が載ってるんですが、モンキーの写真だけ、この話だな、とわかった。後、ロープで手を結ばれてるとこなかったし。
さて、やっぱりスタッフか、視聴者か、Aチームの宿敵として、一番人気はデッカー大佐と見ました。ええ、ここまで登場したら間違いないでしょう。逆に、デッカー大佐の後任て、何ていったっけ? ほら、あの? 喉までも出かかってもこない、忘れられっぷりです。
しかし、Aチームには最大の危機。なにしろ前門の虎後門の狼という状態です。どっちにいっても最悪の展開が待ってますよ。
それでも、病院に乗り込んできたデッカー大佐たちから、素早く逃げ出すフェイス、これもかつてないピンチって気がします。
しかし、そこはAチーム、ハンニバル曰く「エースが4枚揃ったら勝ち目はないの!」です。Aチームが4枚のエースってわけですな。言い得て妙です。Aチームの個性を考えるとA、K、Q、J(とここまで書いて「
我らシャッフル同盟!(CV水谷優子)」とか頭をよぎるのは条件反射です)と別のカードのがいい気もしますが、まぁ、強さで言ったら、まさに4枚のエースです。そうか! だからAチームっていうのか?!
なにしろ、今回の主役はモンキーです。その分、ハンニバルがちょっと控えめな気もしますが、デッカー大佐をまき、賞金稼ぎも追っ払う作戦はやっぱりリーダーあってのものでしょう。
賞金稼ぎの家を調べるのに4分27秒、早業です、フェイス。今回は建設業者を装って、電話の交換台を強襲です。さらに、DJを乗っ取って、モンキーに連絡。だって、バンの電話、アンテナを壊されちゃったんだもん、デッカー大佐たちに。しかも、いつまでも放送してると見せかけておいて、ちゃっかりテープまで用意する辺り、さすがに手抜かりがありません。
モンキーの相棒はやっぱりコングだ。いつもモンキーをアホだの馬鹿だのと罵倒しまくりのコング、でもいちばん心配してそうなのもコングです。やっぱり、コングはいい人です。いちばんの常識人決定。
ところで、Aチームの秘密兵器モンキーをいつ、賞金稼ぎたちはAチームの一員と知ったのでしょうか? というか、Aチームを知ってる人なら、モンキーのことは知ってると思うんですけどね。ただ、軍にとっちゃ、ハンニバルたちと一緒に逮捕できないだけで。そこらへんの融通の利くところも、ハンニバルがモンキーを秘密兵器にしておきたい理由なんだろうなぁと思ったり。
いや、この話もシーズン3の傑作に数えていいでしょう。なんちゅうてもスピード感がありますし。
ラスト、また入院しちゃったモンキーを、ケリーがピザ持参で見舞いにきてるところも、モンキーの表情がちょっと切なくて、ファンには一押しです。いや、わしはきゅん(死語)とした! だって、せっかく好きになった彼女が会いに来てくれるのは精神病院って、きっとモンキーにはモンキーの事情があるのだけど、モンキーの笑顔が切なかった!
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