いよいよシーズン3も最終話。もしも、この話がほんとに最後の放映ならば、最後に相応しい1話となりました。今回は依頼人なし、AチームがギャングとMPと三つ巴を演じます。
MPの罠にはまって捕まりそうになったフェイスを土壇場で助けたハンニバル。たまには休暇としゃれこんで、のんびりしようということになり、モンキーの提案で季節外れのクリスタル・レイクのバンガローを借りる。ところが、そこの森林警備隊の親子がAチームと気づいてMPに通報した上、4人組の強盗まで乗り込んできたから、さぁ、大変。前にMP、後ろに強盗、このピンチ、どう乗り越える?!
今回のフェイス、ちょっと女好きの弱点が強調されてます。MPの罠にはまり(当然、女がらみ!)、そこをすかさず助けるハンニバル。しかし、視聴者にはハンニバルの変装は見え見えなんですが、フェイス、ほんとに気づかなかったの? しかもラストでも再登場で、森林警備隊のジェニーについても、フェイスの目が怪しいのがありあり。やばいですよ、フェイス。ただ、最後はしっかりジェニーの唇を奪ったのは、唯一、フェイスの面目躍如っていうか。
ハンニバル、冒頭の変装に始まり、強盗たちから森林警備隊のジェニーのお父さんを助けるのにも大変装。ついでに強盗に奪われたバンを取り返すのに、爆弾を仕掛けたのもさすがです。
しかし、強盗よりも、コングのがバンは大事ですから、「俺のバンを爆破するな!」と思わず飛び出しちゃうコングに、「あれは発煙筒だ」って、敵を騙すにはまず味方からですな。
モンキーの提案でやってきたクリスタル・レイク。しかし、いきなり食糧がないってんでコングが怒り心頭。そこはモンキー、動じませんよ。ボブという相棒を作って、仲良く釣りです。さらに、ミミズを取りに行くあいだ、フェイスにボブの面倒を頼みます。人形なんだけどね、等身大の。でも、つい話しかけちゃうフェイス、ボブの竿が当たりを引けば、遠慮しつつ引いちゃうフェイス。Aチームは確実にモンキーに感化されてるようです。ですが、このボブ、舐めてはいけません。フェイスの身代りとなり、さらにラストではヘリを呼ぶために燃やされます。大活躍です。それなのに相変わらず「俺はヘリには乗らねぇ」と意固地なコングに、モンキーならずとも怒ろうってものです。いや、モンキーは真面目に怒ってるのです。大事な友だちを焼いたのに、その犠牲をコングが顧みないっていうんですから。
でも、そこはハンニバルがオールで一発、コングをおねんねさせちゃうのは、久々に見た展開です。それなのに、何でハンニバルが怒られないでフェイスが怒られるんだ〜? コングに限って、ハンニバルに弱点を握られてるとは思えないのですが?
またしても登場、デッカー大佐。しかし、今回はやっとハンニバルたちをお縄にしたのに、いいところがありません。強盗にあっさり倒され、ヘリも奪われるとは油断大敵にも程があります。女性を使ってフェイスを捕まえようとしたまでは良かったんですけどね。
あと、「マードックはいないのか」っていきなりモンキーが名指しですが、モンキーは指名手配されてないんじゃ? それに、Aチームの秘密兵器を軽々出しちゃ駄目です。
シーズンの最後にふさわしく、Aチームに訪れる二重の敵、でも、最後に高笑いするのはAチーム、ってところがテンポ良く、スリリングでもあり、文句なし、傑作であります。強盗のキャラクターも毎度、個性的なおっさんで飽きさせません。
おお〜、これでひととおり、「Aチーム」は見てしまいました。吹替えと字幕の比較はそのうちに、のんびりやります。
最近、すっかりレビュー・ブログと化してるなぁ。と3年前のブログを読んで、ちょっと反省した。
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