いよいよ「シーズン3」も最後のディスクでやんすよ。
例によって日本語タイトルにいちゃもんつけたいところですが、話としてはまぁ、合ってるんですけどね。ただ、作中でモンキーが「健康」に目覚めちゃったんで、「モンキーの健康ライフ、おつむ以外はな!(コング談)」とか、「モンキーの健康がいっぱい」とか、どっちかというとゲストよりもAチームにスポットを当てたタイトルつけてほしいと思いました。
ビール工場主のウェッブが、マリアンとキャシー姉妹の経営する天然水ソーダ工場を乗っ取ろうと画策。経営の危機に陥った2人はAチームを雇うが、姉のマリアンはAチームに懐疑的。だが、広告代理店を開いたフェイスのTV広告は、ハイブライト・ソーダの売り上げを瞬く間に上昇させる。ウェッブの狙いとは何か?
ええ、今回もシーズン3の黄金パターンで、「何でこんな小さな工場が?」って展開です。ただ、従来の依頼人と違って、お姉さんのマリアンが「Aチームなんて頼りになるのかしら?」って言って、一度はハンニバルが引っ込もうとするのはなかなか珍しい話です。逆に、妹のキャシーはAチームに任せて安心って感じなんですけど。ただ、そこはAチーム、フェイスのコマーシャルが当たり、さらにウェッブの妨害を予測してソーダの配達も抜かりがないハンニバル、最後は両手に花と「おじさんに任せなさい!」ときたもんです。いいな〜
さて、冒頭でも言ってますが、姉妹のソーダは天然の湧き水を使ってる無添加が売りのフルーツ・ソーダであります。で、Aチームと初顔合わせでいきなり「葉巻は止めた方がいい」なんて言い出しちゃうマリアンに感化されたか、モンキーが健康志向に目覚めちゃって、「煙草はやめろ」だの「サプリはこれがいい」だのとメンバーにアドバイス。なにしろ1985年のドラマですんで、ハンニバルもフェイスも葉巻をぷかぷか。ハンニバルなんて、「止めた方がいいわ」と言われた目の前で葉巻をぷか〜なんてふかしてますし、1話で何本吸ったろうか?と思うぐらい、毎シーン、ハンニバルと言ったら葉巻ってぐらい(ウォータードラゴンだったかの着ぐるみを着てても葉巻を吸った話もあるんで、相当のヘビースモーカーと見ましたが、ペパード氏本人もそうだったんでしょうかね?)作戦が成功したと言っては葉巻をふかし、捕まっても葉巻をふかし、なくてはならない小道具であります。それをモンキーが止めにかかるんだけど、さすがのハンニバルも聞く耳持たず(「危うし! 天才画家モンキー」で、モンキーが画家の代役に名乗りを上げた時にただ一人「いいね」と言った理解者でありますから)、フェイスも余計にぷかぷかです。どうやら、この時代、「健康」なんて文字はあんまり好かれてないのかも。
で、ハンニバルとフェイスはいつもモンキーの言うことはちゃんと聞いてあげて、ぶっちゃけ、適当にあしらってるのも見えますが、モンキーのやることなすこと、かりかりしちゃうコングが、例によって迷惑千万。でも、ラスト、みんなに特製サプリを配るモンキーに「お返しだ」と言って、コング特製のサプリを返したり、「ビッグレフティー」とか持ち出したり、コングなりに応じているのが微笑ましかったりします。しかし早速呑み込んだモンキーの反応を見るに、コング、どんな薬を作ったのやら?
フェイスが珍しく、「敵さんのところに行くのはいつも俺が貧乏くじだ」とぼやいてましたが、だって、メンバー見ても、フェイスしかおらんやん。ハンニバルはリーダーだから動けませんし、コングはあんまり(というか、ほとんど)演技はできません。コングはどんな時でもコング、というのがシーズン3通してのキャラクターです。モンキーはAチームの秘密兵器ですから、ハンニバルとしてはあんまり敵の前に出したくないんじゃあ? それに、フェイスならば、何とか切り抜けると思うよ。いつも切り抜けてるし。デッカー大佐たちからも一人で逃げ切ったんで、大丈夫! 後はいけめんでカバーできっだ!
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