やっとコミックスと雑誌掲載時の比較ができる時間ができました。いよいよ「カナーリの牢獄」編が完結です。
表紙にはお銀ちゃん、大作、サリー、ロボが登場。お銀ちゃん、タイツがで〜はだ。全体的に赤っぽい色が、妙にさわやかな笑顔の大作とは対照的に、激闘を予感させます。
そして裏表紙は再度、林冲さんと残月が登場。しかし、いつぞや(確か第2巻)のすがすがしい林冲さんではなく、ついに残月との因縁も明らかになったので、影落ちまくりの林冲さんです。残月はあんまり変わらない。
さて、いつものように台詞の比較をしてみようと思ってめくり始めたところ、なんと最初3話はまったく変更がなし!
前巻の最後の2話もなかったように、高いクォリティを誇っております。まぁ、残月の登場時からずっと引っ張ってきた謎がようやく完結するに及んで、脚本の今川監督ものりにのっていたのかな〜なんて思ったり。
次に解決するのはきっと「草間の乱」じゃないんだろうな… あれ解決しちゃったら、いきなりフォーグラー博士の遺言が第3話ぐらいで出たようなもんだろうし…
や! でも、わしは草間博士を信じてますよ!
コミックス97ページ2コマ目
「アルベルトの震動がここまで…!!」がなくなってる。
98ページ1コマ目
「サリーを救けにあの城に行ったのに…」が「大作に何かあったのかっ!?」
「大作が何かやったのか…??」が「そしてサリーにも…!!」
2コマ目
「アルベルトのおっさんはバリヤーに閉じ込められたぜ!!」が「アルベルトはバリヤーに閉じ込められた!!」
同
「これでこっちも逃げられるってもんよ!!」が「おかげで脱出できたぜ!!」
99ページ2コマ目
「くそぅっ!!」が追加
同3コマ目
「父上」がなし
同4コマ目
「ご無事ではないっ!! バリヤーの外にサリーと大作を逃がしたっ!!」が「ご無事どころかっ!! サリーと大作が逃げたっ!!」
同
「すぐに」がなし
100ページ1コマ目
「わかりました 今っ!!」が「ハッ!! すぐに…!!」
101ページ1コマ目
「仕込まれた爆弾を食らったか!!」が「仕込まれた爆弾を食らえ!!」
同3コマ目
「『腕』も再生!!」が「『腕』も再生した!!」
同
「父上っ 今参りますっ!!」が「大作を捕まえますっ!!」
102ページ1コマ目
「早くつかまえるのだ!!」が「そうだ 早くしろ!!」
同
「˝史進˝とかいう奴が大作とサリーを!!」が「˝史進˝という奴が捕まえている!!」
同2コマ目
「そして大作を城に連れて帰った暁には…!!」が「そして大作を城に連れ帰れば…!!」
105ページ1コマ目
「よォォ!!」がなし
114ページ1コマ目
「そのしばらく後 ˝草間の乱˝が起こったのだ−!!」が「そしてしばらく後˝草間の乱˝が起こった!!」
同2コマ目
「生まれたばかりの大作(きみ)を連れて」が「大作(きみ)を連れ追っ手から逃げている所を」
同5コマ目
「見るがいいっ」が「見ろ!!」
115ページ2コマ目
「その証拠にあの追っ手はあのように近くに居ながら」が「あの追っ手どもはこんなに近くに居ながら」
同
「お前を発見できていない」が「我々がここに居るのが見えない」
同3コマ目
「それは私がこの『カナーリ』という『異空間』を造ったからだよ…!!」が「つまりこれが私の造った『カナーリ』という『異次元』だからだよ…!!」
同4コマ目
「出てくるんだ」がなし
同5コマ目
「うぐっ」が追加
ケリーの撃たれた衝撃や飛び散るオイル(? 血?)も追加
同
「何を−!!?」が「何をする!!?」
117ページ5コマ目
「あの爆発の時から」が「あの爆発の時」
同
「私(ジョンソン)の˝魂˝がのりうつり その後 ケリーの体内に受け継がれたという事を…」が「私(ジョンソン)の˝魂˝が乗り移り… それがケリーの体に受け継がれたという事を…」
118ページ1コマ目
「立体映像だった!!」が「立体映像!!」
同
「いずれ大作の体(エネルギー)を使ってカナーリを大きくし」が「このような虚像を造り そして造ったことすら自ら忘れてしまった…」
同2コマ目
「その力でジョンソンを生かし続け」が「だが大作!! お前の生命エネルギーさえあれば!!」
同
「そしてついにはジョンソンを蘇らせるために…!!」が「カナーリを大きくしそしてついにはジョンソンも蘇ら(せが抜け?)ることが…!!」
同4コマ目
「いや 私は父を信じる…!!」が「いや 私は父の望みを叶えたい…!!」
同5コマ目
「すべてを費やしたのだから…!!」が「すべてを費やした…!!」
同
「BF団を捨て」が「BF団を捨て…!!」
同6コマ目
「だから私は信じる!!」が「だから私は父の望みを叶えたい!!」
119ページ2コマ目
「『父の愛』だってっ!?」が「そ…それが…『父の愛』!?」
120ページ1コマ目
「あの」が「お前」
同
「そ…そんな風…!? 何のことだ それは…!?」が「な…何のことだ…!?」
同2コマ目
「フフフ」が「そうか」
124ページ3コマ目
「ははは…!! ボヤボヤしていると すぐにこの『城』の…!!」が「すぐにこの『城』の」
125ページ2コマ目
「自己修復がうまく働かないっ……!!?」が「自己修復がうまく……!!?」
同3コマ目
「ケリー」がなし
同4コマ目
「ああ…やめろ…!!」が「やめろ残月!!」
129ページ2コマ目
「グァア…」が追加
131ページ1コマ目
「吸い取られていくっ」がなし
同
「『カナーリ』を止めなければ…!!」が「ロボを止めろ…!!」
同
「やめろ 残月!! そのままでは…」が「残月!!」
同
「取り返しのつかない事になってしまう!! ロボも!!」が「このままでは取り返しのつかない事になってしまうぞ!!」
同2コマ目
「私はいかなる邪魔も寄せつけず」が「私はいかなる犠牲を払ってでも」
132ページ1コマ目
「だから」が「そして」
同
「治させればいい!!」が「治させる!!」
同
「˝力˝を発揮しろオオオ!!」が「˝力˝を発揮するのだアアア!!」
137ページ1コマ目
「邪魔するなら構わん!!」が「邪魔をするなら……」
同2コマ目
「ああっ…!!」が追加
138ページ1コマ目
「潰されろ」が追加
139ページ2コマ目
「あの下に」がなし
151ページ1・2コマ目
「止めてあげる…!!」が「終わらせてあげる…!!」
同3コマ目
「あなたの」が追加
152ページ1コマ目
「その」が追加
153ページ1コマ目
「苦しみを…!!」が追加
同2コマ目
「うっ…」が追加
同3コマ目
「ぐはっ…!!」
166ページ1コマ目
「死んだも同然の状態!!」が「死んだも同然!!」
同
「あ…ああ 父上…!!!」が「ち…父上!!!」
167ページ3コマ目
「我々が」が「何者も」
同4コマ目
「本当に」がなし
同
「元の世界と『カナーリ』も同時に…!!」が「元の世界と『カナーリ』も同時にこの世界は…!!」
168ページ1コマ目
「この」が追加
184ページ1コマ目
「じゃあ」がなし
同2コマ目
「ダメだ」がなし
同
「俺たちは」が「全員」
同3コマ目
「そんな」がなし
以上でやんした〜
全体的にテンポアップと、やっぱりアニメの脚本も書かれる監督らしく、声に出して違和感のない台詞廻しに変わってるようです。一部、くどいところとか、前後と矛盾してるところとかの直しもありましたが、読みやすくなってました。
それに、何といっても、ずーっと引っ張ってきた残月の謎がいよいよ完結、カナーリの牢獄編も完と、ここからリアルタイムで読み続けてきただけに感無量の思いです。
アルベルトのサリーに寄せる親ばかの暴走っぷりとか、ついに登場した真性・静かなる中条とか、最後は林冲さんらしく逝った林冲さんとか、こうして読むとキャラクターたちはやっぱり魅力的で、わくわくするのでした。
で、わし、ずーっと勘違いしていたのですが、ギルバートはケリーの自己修復装置がないと治せなかったのね。だから、ケリーは死んでしまうのだったのだな。
しかし、ロボは直ったけど、GR2とGR3はどうなるのか…? GR2もGR3も魅力的なロボなので、是非、別の形でも復活して、ロボともども活躍してもらいたいものです。
今回は、やっと大作とロボのあいだに絆が生まれた感じで、ロボ&大作ファンとしてはうれしい限り。大作にはサリーちゃんという彼女までついてきましたしね。彼女を巡っては大作もまた波瀾万丈に巻き込まれそうですが、障害はつきもんだしな! 相手が衝撃のアルベルトっていうのがすごく高い壁ですが…
今月発売の号から、いよいよ新章スタートです。「真マジンガー衝撃Z編」も終わっちゃったし、続編も期待してますが、こっちも頼みますよぉ、今川監督っ!
今気づいたのだが、林冲さんの肩掛けが赤い… OVAの戴宗の兄貴も同じ色だったなぁ。兄貴のいい加減の活躍も期待しとります! 史進はだんだん鉄牛ポジション(Episode 4後半以降)と化してるので、CVが飯塚さんになりつつあるのですが… どうなるのだろう? 一清とか、楊志の姐さんとか…
[0回]