横山光輝著。上巻は講談社漫画文庫刊。下巻は講談社の単行本。原作完全版とありますので、これで原作の「ジャイアントロボ」は全部かと。
やっぱり原作だけあって、OVAとは別物です。わかっていたのですが、一回も原作読んだことがなかったんで、ちゃんと読んでおこうと思ったんです。
以下、違うところを列挙してみるなり。
・ジャイアントロボは草間大作少年が偶然手に入れた
・当然、超人は出てこない
・ロボと大作が身を寄せるのは国際連合特別捜査機構
・世界を股にかけない
・大作は少年と呼ばれているが18歳ぐらい
でしょうか。むぅ… 草間博士もいなかったとは。
それにしても、上巻でロボが出てくるまでがけっこう長いです。「GR計画」とはさんざん言われているので、ロボのことなんだな〜とわかりますが、第3回でやっとロボの頭部が登場、第5回でやっと完成です。
で、兄弟機のGR2とGR3はすでに完成しているみたいで、GR1だけできてなかったのねん。でもGR1なんだね。これは強さでいったら、GR1が最強なので、あえて番号をずらしたのでしょう。
で、よく女性が少ないとか、何かとホモ疑惑が言われる今川監督でありますが、原作の「ロボ」にも女性がまったく出ていないわけなんだが… OVAなんか、4人も出てるんだから、原作よりずっと多いのだが…
驚いたのはロボのデザインはOVAではかなり変更されているのに、GR2がほとんど変わってなかったことです。「地球の燃え尽きる日」の戸田先生も秀逸なデザインって言ってるので、もうあれで完成された形なんだろうな〜
意外と話が短かった上に、戦いがけっこうミニマムに終わっちゃったんで、ちょっと物足りないです。そこいくと、「鉄人28号」なんてかなり長いんですが。読んでみるとするかいの〜
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