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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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草間大作3

1日遅れましたが、Episode 2での大作語りいってみよ〜!

例によって冒頭はすっ飛ばして(たきがはは一清道人も楊志も好きなんですが、ここは大作語りですんで)、ウラエヌスに襲われた前回の続きから。
目覚めた大作は銀鈴に庇われていたことを知り、シズマ博士や鉄牛、呉学人の安否を確認、最後にケースが無事なことを知って安堵するわけです。大作なりに責任感を感じてるんですね。



しかし、位置的に(前席に銀鈴と鉄牛、後席に呉学人、シズマ博士、大作)銀鈴が大作を庇うのはかなり難しいはずだと思うんですが、そこはそれ、テレポート能力を持つ彼女のことですから、無意識のうちに大作を庇うポジションを取った、と考えるのが絵的にも美しいでしょう。キャラ的に鉄牛があんまりなさそうだし、呉学人では美しくないし。
しかも、このケース、呉学人が持ってたはずなんだが…

しかし一難去ってまた一難、大作の目前にはイワンとウラエヌス、戦うことのできない大作にはどうしようもない相手。そこへどっど〜〜ん(間違っても颯爽という言葉はロボには似合わんと思う)とジャイアントロボ登場。に喜ぶ大作。



ロボに寄せる厚い信頼が伺えますね。たとえ何があろうともロボがいれば大丈夫なんだって信頼。自信とか自慢じゃなくて、信頼。ここらへん、ロボが大作の命令に従わなかったEpisode 4の一部を除くと、ほぼ全編にあふれていて、この深い絆がいいんすよね、大作とロボって。それに応えようとするロボとかさ。
しかし、ウラエヌスの張った(と書いてますが、そういう記述はないんだけど、ウラエヌスでいいんだよな、これ?)特殊バリヤーはロボのミサイル攻撃でも体当たりでも直接攻撃でも破れません。なんて忌々しいロボットなんでしょ。
それでも頑張るロボを尻目にアタッシュケースを奪おうとするイワン。それに対して大作のとった行動は。

「い、いやだ!」



ショタ・コンではありませんが、大いに守りたい本能をくすぐる反応です。
もちろん、ロボもパワーアップ。
それでも破れないバリヤーの上に、整備中だったロボはイワンが言うには出力の調整ができていないとか。さすがはメカに強いエージェントってうりのことだけはありますネ(漫画版では「メカしか使えない」とアルベルトに叱られてましたが)。さらに追い打ちをかけて言うことには「君よりもケースが大事」ときたもんです。
そうまで言われたら、ご主人様としては「もういい」って言うしかないじゃないですか。RED版の大作だと壊れるまで無茶をさせてますが。



でも堂々となんか言えるわけがない。だってロボは地上最強のロボットのはずだから。お父さんが大作に残した最強のロボットが、ウラエヌスなんてロボットの特殊バリヤーを破れないはずがないんだから。
だから、伏せた顔はこんな表情。



悔しいよね、辛いよね。でも彼にはどうすることもできない。鉄牛に言われなくたって大作は十分理解していたはず。ジャイアントロボがなければ、ただの子どもの自分。誰よりもいちばん歯ぎしりしてたのは大作だったんじゃなかろーか。その背伸びがEpisode 3であり、結果としてEpisode 4の悲劇を引き起こしたわけであるが、Last Episodeでは、梁山泊の好漢たちの助けを借りられるほどに成長したんだと思うよ。
しかし(どーでもいいけど、「しかし」ばっかりですね)、イワンが大作にかまけているあいだに銀鈴たちはイワンを奇襲。ところがし損じたばかりか大作を人質に取られてしまう。
ここで鉄牛が大作を「足手まとい」と罵って、大作も(´・ω・`)な感じ。



しかししかしだなぁ! 大作ファンとしてここは一言言いたい。たかがB級エージェント1人をエキスパート3人でしとめることもできんのかと。できんのかと…できんのかと…
いや、しとめちゃったら、イワンがアルベルトをお迎えに行けなくなるからしょうがないという事情はあるにしてもだ! いや、そこんところが難しいわけなんだが。
で、ケースを取り返したイワンは、バシュタールの惨劇を再び、と宣言。これに反応する銀鈴たちに対し、なにしろ10年前は2歳だった大作はバシュタールの惨劇を知らない。知ろうとする大作、教えようとするイワンに反対する銀鈴や呉学人に「でも」とためらう大作。



なにしろ、この時点では世界でただ数人(ほかにはエマニュエル兄さんこと幻夜、当然、エマニュエルをBF団に入れた孔明も知ってるだろう。銀鈴の本名を知ってる村雨も、フォーグラー博士に敬語使ってたんで知ってる可能性が高い。あと国際警察機構のトップも知ってそうですネ)しか知らないバシュタールの惨劇の事実なもんだから、銀鈴と呉学人は「知らなくていいこともある」と言うんだけど、わし、これは違うと思う。大作がふつうの少年ならばいざ知らず、なにしろ彼は国際警察機構の一員であり、地上最強のジャイアントロボのただ一人の操縦者、知っているべきではなかろうか。まぁ、この事件が始まるまでシズマ・ドライブは完全なエネルギー・システムだったはずなんで、誰も敢えて知らせなかったのかもしれないけど、シズマが標的にされた現在、知らせるべきなんじゃなかろうか、とわしは思う。
で、バシュタールの惨劇と第3のサンプルが起動したことを知った幻夜が大怪球フォーグラーをついに動かし…というあれやこれやをすっ飛ばして(大作活躍しないから)、シズマ博士を撃って、サンプルを取り返そうとするイワンの背後に現れるジャイアントロボ、に素早く命令する大作。



この反応の早さはいい判断です。これは原子力云々以前に、ロボが動ける→命令できる!という条件反射的なもんでねーかと。
で、結局、イワンには逃げられてしまうわけなんですが、とりあえずシズマ博士の遺言を聞く人びと。さらにシズマ博士のなんとも罪な遺言。「君とロボが世界の鍵だ。君たちだけがフォーグラーを止められる」なんて言われちゃった日には、そりゃあ大作、無理をするに決まってます。



なにしろ大作がシズマ博士を尊敬してることはEpisode 1で銀鈴に打ち明けてるわけですから、その博士の遺言となったら、長官の命令なんざ軽く違反するほど。だからこそ、もうちっと説得の仕方があったろうと思ったりするEpisode 3であった。
おっと、話が先走りしちまったぜ。



最初、なんで大作がシズマ博士にロボの動力が原子力だと言われて喜ぶのかわかんなかったんですよね〜。でも思ったんですけど、その前に博士が「君とロボが切り札だ」みたいなこと言ったじゃないですか。だけど博士はロボが原子力のロボットだと知ってて言ったわけですね。だから、大作は過去の遺物である原子力で動くロボを、どこか後ろめたいと思ってる気持ちがあって、それをシズマ博士に肯定されて、それで嬉しかったんじゃないかな〜と。ロボは原子力でいいんだと。Episode 3でも草間博士に「どうしてロボは原子力だったの」と問いかけるシーンがありましたが、大作のそういう否定的な思いをシズマ博士が肯定してくれたのが嬉しかったのかなと。そりゃな〜、大作だってロボは原子力で動くロボットだと堂々と言いたいと思う。でも言えない。国際警察機構の中でさえ知ってる人は少数。戴宗でさえ知らなかった、銀鈴や鉄牛は当然のこととして。そんな秘密をずっと12歳の大作が抱えていた。その後ろめたさをかなり軽くしてくれたんじゃなかろうかと思いました。だからこそ、よけいにシズマ博士の遺言を守って上海ではフォーグラーとロボを戦わせたかったんだろうと。だからこそ、中条長官は大作の止め方に一工夫してほしかったと。

な〜んて、ロボと大作に思い切り肩入れしつつ、Episode 3に続く。

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