Episode 3でのロボ&大作語りは、なにしろどっちもあんまり活躍してないんでまとめて書きます。
Episode 2からの続き。なにしろ当時のエネルギーの権威、シズマ博士に「君たちが切り札」なんて言われたもんで、そのシズマ博士の葬儀の最中もやる気満々の大作。
これが空回りしまくってしまうのがEpisode 4の悲劇を呼ぶわけでもあるが、その原因をすべて大作に負わすのは酷っちゅうもんで、たきがははちゃんと説明しない中条長官及び国際警察機構トップに大いに責任があると思う。
だって台詞を聞いていても説明なんか一切せんのやもん。単に「命令だ」とか「上の決定だ」とかばっかり。ここらへん、制作陣はどー考えていたんですかねー? さらに追い打ちをかけるようにロボを封印すると言い出す長官。その真意はどこにあったのか? 戴宗の言うように「俺たちにもしものことがあれば」出番ならば、封印する意味はないわけだし、ロボなしで大怪球に勝てるつもりでいたのか、作戦がとんと思いつかぬ。だいたい国際警察機構がBF団の作戦に後手後手にまわってるのは、ひとつにはBF団のロボットに対抗できる手段が少なかったからではなかったのか。それなのにロボを封印してどーするのかと。
あと、シズマ・ドライブが世界的に動かなくなってる現在、ロボが動こうと誰も中継なんかせんのやから、原子力だってばれないじゃ〜ん、とか思いました。その場の人にはわかっちゃうかもしれんが。
おっとまたしても先走り。
電磁ネットワイヤー作戦を説明する呉先生とそれを聞くエキスパートの皆さん。しかし、一清道人なんか「さすがは呉学人」て褒めてるんだけど、どー考えてもその作戦、ざるなんですが…だって、BF団だってフォーグラーだけで来るはずないと思うんですが、まったくそっちの対策考えとらんのやもん。しかもエキスパートがいっぱい参加してるわりに、名のあるエキスパートは北京支部の4人のみ、さらに1ヶ所に固まって、他の26ヶ所を守るのは雑魚のエキスパートばかりではイワン一人にやられるのも無理ないじゃん、と思ってしまう。
ま、そんなことは予想してるはずもないんだけど、行く気満々の大作は思わず握り拳。
曲がりなりにも呉先生の前で「作戦が駄目でもジャイアントロボがいれば大丈夫」とは言い過ぎか。しかもロボが原子力だってわかったもんだから、みんなやる気なしモード。Episode 1で大作たちがウラエヌス相手に手も足も出なかったのを忘れたんか〜!
さらに大作に追い打ちをかける封印命令。しかも長官、「説明の必要はない」って。そりゃないぜ。
で、出撃の用意をする戴宗たちの脇で、しょんぼりロボを見つめる大作。に、思わず回想しちゃう戴宗の兄貴。
長官に「いまさらロボの原子力が怖いんですか」とくってかかる大作。
果たして、ここで一言でも納得できる説明があれば、大作はロボの封印&上海へ出撃しないことを承諾したのだろうか? たとえば、「いまさら原子力で動くジャイアントロボを使うわけにはいかない」とか長官が認めれば、大作は「うん」と言えたのだろうか?
否、ではなかろうか。やっぱり大作は納得しなかったろうし、たとえわしが思いつかないような凄い理由があって国際警察機構のトップがジャイアントロボを封印すると決定したんだとしても、やっぱり「うん」とは言えなかったろうと思う。
ちゅうか、ロボのいない大作が国際警察機構にいる意味なかろうもん。んなことないのかな? ロボは封印されるけど、いつか封印が解かれた時に大作は必要になるのだろうな。でもその必要な時っていつだったのか、納得できる答えが見つからんのだった。
で、長官がちゃんと答えてくれないもんで、だんだんネガティブな考えになってしまう大作に戴宗の兄貴がぐりぐり。
痛い、兄貴、痛い。大作がまるで人形のようにぐにゃぐにゃ動いてます。動かしすぎです、兄貴。これも神行法ってやつなんですか。
さりげなく後ろで悪だくみしてそうな鉄牛の顔にも注目。
でも兄貴、「長官が大怪球に立ち向かうのは危険だと判断」したのとロボの封印はやっぱりつながらない気がする。ちゅうか、やっぱり納得できない大作。
「ロボは世界一強いロボットです」
そう。この気持ちを大作は長官に否定されてるような気がして納得できないんだね。
さらに兄貴、縁起でもないことを言い出さないように。「俺たちにもしものことがあったら」なんて、大作に「だからロボがいれば、そんなことない」と言う理由になっちゃうんすよ。「ここは俺たちで十分だ。大怪球と戦うわけじゃないんだから」とか、もっと言いようがあったろうに〜
だから、大作は優しい戴宗に言わずにいられない。「僕はあいつを倒したいんです」
うん、戴宗は優しいよな〜 長官が冷たいだけに、鉄牛がこの回は特に子どもっぽいふるまい三昧なだけに戴宗の優しさが際立ってしまう。
でもな〜 何と言われても大作は納得できない。その子どもっぽさがまたいいんだよな〜
で、結局、一人でしょんぼりしてる大作を、今度は銀鈴も慰める。Episode 6以降の大人が大作に厳しいことを考えると、銀鈴も戴宗もいい人すぎるな〜と思います。しかし銀鈴はかなり厳しい少女時代を送ったものと思われ、そこらへんのこともあって、大作に優しいのかな、と思わせる台詞でありますが。
その逆が鉄牛だったわけだね。
優しいんだけど、けっこう簡単に「作戦がうまくいく」と請け負っちゃう銀鈴さん。
大丈夫か、国際警察機構。危機管理、ちゅうか、ちょっと見通し甘過ぎやしないか。
で、銀鈴をさみしく見送った大作に鉄牛が「いいところへ連れてってやる」ともちかけるわけだった。
ところで、銀鈴に「お父さんのこと、どう思ってるの」と言われてとっさに返答できない大作、これがEpisode 5でお父さんの夢を見て、幻夜を父と間違える伏線になるのだろーか。というのは深読みしすぎだろーか。
で、電磁ネットワイヤー作戦はほうっといて…突如出現したウラエヌスに狙われて、やばい戴宗たち。ちゅうか、BF団のエージェントはロボットに狙われようが大丈夫とか思っちゃうんだが、どーして国際警察機構のエキスパートはなんかやばそうに見えるんでしょーか??
そこへ落ちてきた塊はジャイアントロボだった!
ちゅうか、手足を縮めすぎてて誰だかわからんのですが、まるでマトリョーシカ人形みたいな形状がらぶりー
ところで戴宗の兄貴、「まさか!」ちゅうのは何を予想しての「まさか」なんすか? 後の台詞だとロボではなさそうなんですが?? BF団のロボットがもっと来るとか? いや、ウラエヌス1体で手こずってるのにもう1体はありえなかろうとか。
やっとロボの見せ場だよ〜ん! あー、長かった。
さらにもちろん、ロボを操るのは大作だ!
大事そうに手の中にいるのがいいっす。
で、一度はウラエヌスの攻撃に押されるものの、パンチ一発でウラエヌスを吹き飛ばすロボ。
イワン、「さすがはBF団のロボ」とか絶賛しとるが、もとはといえば草間博士あってだぞ〜
さらに、大怪球に近づきすぎて動力が停止したウラエヌスを格の違いを見せつけるかのように真っ二つに吹っ飛ばすロボ。
最後は味方にやられるとはついてないなぁ、イワン。
しかしロボが優勢なのもここまでだった(´・ω・`)
本命、大怪球に威勢よく立ち向かったロボだったが、右腕破損、サブタイトルどおり、上海に堕ちてしまう。
というのはちょっと先走りすぎなので順に。
何がやばいというて、それまでは「シズマ博士の仇」とか「シズマ博士の遺言」で済んでた大作が、いきなり「10年前の惨劇の仇」と言い出してしまうことだ。
まず勘違い(と言っても、世界の大多数の人にとってはそーではないんだけど)の上に、いきなりの印象が強いこと(これは大怪球の上にフォーグラー博士が出現したのも無関係ではなかろうが、大怪球に父の名前をつけることといい、幻夜はどうも父を尊敬しているはずで父の仇を討とうとしているはずなのに、肝心のお父さんの扱いがぞんざいなところがありすぎると思う)、さらにここにきて世界までしょってしまったことである。シズマ博士の仇程度で済めば、まだ子どもっぽい私怨でもいいんだけど、「10年前の惨劇」は背負いすぎ、気負いすぎ、ほんとに大作は一人で戦ってしまってるんだなぁ、ちょっとばかり、ロボがそのための道具になってるんだなぁと思ってしまう。
しかし、「思い知れ!」とロボに攻撃させたら、大作の目の前でロボの右腕破損。血のように降りしきる(「素足のGinRei」から思うにガソリンか?)液体とばらばらと降る部品に唖然とする大作。
しかもこのシーン、壊れ方が念入ってます。はっきり言って痛くないはずなんですが、すごい痛そうです! 手から肘まで壊れる描き方が詳細な描写です。
それで涙ならぬ冷却水を流すロボ。ちゅうか、冷却水ならば何のために? やっぱり涙?
戴宗たちの目の前で墜落するロボと大作。
相変わらず、すごい引きで「つづく」
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