邦題は「
死の刑務所必死の脱出」です。しかし原題は「賛否両論」ともとれる題なんですが、どこに引っかけてこのタイトルなのか…
依頼者のジョイ(伸ばしてないように聞こえた)少年とジェイスの関係が年の離れた兄弟のように聞こえたんですが、日本語版だと親子となってますが、まぁ、どっちでもいいのか、これ。
そしてジェイスがさらわれて、映画出演を交渉するハンニバルを引っ張り出すB.A.。バンで来たのはもちろんのことながら、フェイス、エンジェルにマードックまで揃えているとは準備万端です。最初は渋ってそうに見えたハンニバルでしたが、ジョイ少年に頼まれて引き受けなきゃ男がすたるってんで全員一致(フェイスとマードックはB.A.が脅して)で協力することに。
Dr. Pepperの偽の本を作る手際から、刑務所の精神科医にばれそうになってフェイスがアドリブで切り抜ける辺りの展開はフェイスならでは。
あと、常日頃から「演技ができない」と言ってるB.A.が耳が聞こえない演技で頑張ってましたが、ハンニバルと二人きりとか、ジェイスと二人とか、けっこうしゃべってたんで、あれが限界と見ましたよ。
マードックは最初、バンのなかでジェイスを助けに行くかどうか決を採った時にB.A.に「気違いには参政権がない」みたいなことをと力説してたみたいでしたが、結局、賛成しちゃうのでした。
でも、例の「ゴミ袋欲しい」のマードックは、後の脱出のためと知っているとはいえ、どこまで本気か演技かわからないのもマードックならでは。
そして、死のボクシングを見物する連中をマシンガンで脅したハンニバルは、にこりともしなかったんで本気で怒ったモードと見ました。
でも、最後に、またしても映画出演(というか主演)を交渉するハンニバルが、相手にAチームの仕事を褒められて、「それは俺がやったんだ」と言えないのも、追われるAチームならではの寂しさも漂っちゃってました。
ちなみに日本語版では「おかまの美容師」に扮したらしい(そうレビューに書いてある)ハンニバルでしたが、別にそうとは見えず…
ハンニバルの変装:映画交渉の代理人
モンキーの精神病院脱走:なし
フェイスの調達:なし
フェイスのロマンス:なし
コングの改造:あり(ただしハンニバル作)
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