いよいよ始まるランタオ島のバトルロイヤル。その一方で倒れたシュバルツは? ついに復活、デビルガンダム。
見ててぞくぞくする神がかりな演出。シーンの切り替えにえらくまだるっこしかったりする話は数々あれど、このランタオ島決戦の、ランタオ島でのドモンの戦いと並行して進むシュバルツの正体を探り、自分もライジングガンダムで出陣することになるレインの戦いの各シーンの切り替えはGガンの演出の中でも白眉の展開だと思う。どっちも目の離せない展開で、途中途中切り替えて、しかもどのシーンにも遊びがない。Gガンの真骨頂はまさにこのランタオ島編にあり。
しかし、それはそれとしていろいろ忘れてるもので、完全再生したデビルガンダムを前に「戦い続けてきたわしの苦労も報われるというもの」と言ってるマスターとか、それを盗み見てるウォンとか、いきなりバーサーカーモードで復活のアレンビーとか、ランタオ島に着いて早々ドモンがノーベルガンダムを目撃するところとか、オープニングのサイ・サイシー、ジョルジュ、チボデーがバトルロイヤルの朝を迎えたところとリンクしてるとか、でもアルゴだけいつものように牢屋で朝を迎えたとか、シュバルツのお見舞いに行って追い出されたドモンとレインがいい雰囲気になるまでのところとか、きれいさっぱり記憶から抜け落ちておったとさ。ありゃま。それでは前半、ほとんど忘れてるってことじゃないか! まぁ、それはそれで毎回楽しめるので
「そんなことはどうでもいい!」でスルーする。いいのか?
シュバルツ&キョウジの堀さん、「お久しぶりです、ミカムラ博士」と言った時は、シュバルツじゃなくてキョウジだ。どこが違うのかと突っ込まれるとどうと言えないんだけど、なんつーか、この台詞廻しはキョウジである。実はこのまま第44話まで、シュバルツはほとんどキョウジだ。もはや仮面も外れ、シュバルツになりすます必要がなくなったからか。キョウジは第6話、第40話以外は狂気に満ちた笑い声しか聞かせてくれないのでわかりにくいんだが、だいたい、そんな細かいところまで気にしてなさそーなんだが、たきがは的にはシュバルツのが全体的にテンション高い。抑えていても高い。逆にキョウジはなんつーか声が低い。ドモン役の関さんもこれで声をつぶしたそうだが低いんだけど、さらに低い。落ち着きがあると言うか。怒鳴っていてもシュバルツとキョウジは違う人である。そのため、当時の視聴者にはすでにばればれだったと言われるシュバルツ=キョウジ説、たきがはは実はGガンを見る前にすでにネタを知っていたのでマスターの本当の目的も、シュバルツ=キョウジも知っていたのだが(だから初めて見た時よりも2回目以降の方がいろんな理由で泣ける)、ばればれだとは思っていなかった。シュバルツとキョウジが違う人だからである。演じてるのは同じ堀さんだし、シュバルツのが圧倒的に出番が多いので第6話以外はたとえキョウジの出番はあっても「シュバルツ:堀秀行」とエンドクレジットで描かれるのだが、シュバルツとキョウジは別の人なんであった。うわぁ〜だんだん書いてて何が言いたいんだかわからなくなってきた。ええい、
「そんなことはどうでもいい!」でなくて、シュバルツとキョウジは同じ人が演じてても別人だってことで。堀さんはすごいと言いたいのか、ぢぶん。
で、今回、いろいろなコロニーが登場したのだが、亀の上に象が乗ってるのはヒンズー神話だからインドとして、パルテノン神殿ぽいのはギリシャで、バラの花束はフランスで(どこが各国の象徴なのか?という突っ込みには
「そんなことはどうでもいい!」ってことでスルー)、そこまではわかるんだけど、ガラス瓶に船が入ってるのはどこの国か? ネオジャパンは日本列島だったし、ネオアメリカは星、ネオエジプトはピラミッドがどーんと乗ってたが、ガラス瓶に船が何を象徴してるのかわからんので、わかった方、突っ込んでください。ちなみに過去にデビルガンダム四天王の候補だったというネオメキシコ(のチコ=ロドリゲスのことね)はソンブレロだった。ネオチャイナとネオロシアは不明。
「1つの敗北も二人のもの」としてすでにらぶらぶモード突入のアルゴとナスターシャ(そういう下世話な突っ込みやめい)。ランタオ島に赴く際に「仲間たちと俺とあんたの運命のために」なんて言ってるなぁ。いいんだ、このカップル好きだし。
優勝候補筆頭とまで言われたはずのゼウスガンダムを軽く倒し、DG細胞でパワーアップしてもデビルガンダムの出現に怒りのスーパーモード再現か?という勢いで倒したドモンの前にガンダムヘブンズソードが立ちはだかる。
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