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山本おさむ著。戸部良也原作。双葉社アクションコミックス刊。全10巻。

この巻で福里は全国紙に取り上げられ、ようやく高野連に届くとともに、さまざまな支援の輪を生み出していきます。特に琵琶湖のほとりに住むという盲目のおじいさんのエピソードは10巻で再登場する孫の妙子ちゃんと知花ちゃんの交流とか、「わが指のオーケストラ」の話なんかも彷彿とさせて号泣ポイントなんですが、それだけでは終わらないのが山本おさむ節。
そもそも福里の子どもたちが聴覚障害児になったのは風疹のためでしたが、それはアメリカ基地から来たものでした。そして、そのアメリカにも母胎への風疹感染による聴覚障害児が何人もいるのです。

発端は町子たちマネージャーがボールを大事に修繕していたエピソードから。まだ正規のマネージャーではありませんが、すでに武明に「好き」告白をしちゃった知花ちゃん、気分はすっかり野球部の一員です。しかし、彼女らが拾ったボールが基地のフェンスを越えて出てきたものだったことから、福里野球部は米軍に難癖をつけられた上、加盟の申請を取り下げるよう言われてしまうのです。ちなみに基地は嘉手納。
ここで米軍兵士から侮辱された(英語はわからなくても態度でわかっちゃった)野球部員たちは兵士たちと乱闘騒ぎを起こしてしまいます。
絶望に追い込まれる武明たちは、とうとう、最大の理解者である伊波先生とももめてしまいます。ショックを受けた伊波先生はベアーズの山田監督に愚痴を言いに行ったついでにピッチングマシーンを直そうとして事故を起こし、手に大怪我を負います。
見舞いに行った武明たちを責めずにいられない山田監督の男泣きがまた泣かせる上に、その言葉に続けるように武明たちの親の話し合いがくるくる。

「私たちは選ばれたんだ…
神様に選ばれたんだ…
世界中のたくさんの母親たちの中から…
障害を持った子を育てるようにと…
神様が私を選んで下さったんだ……
神様が…
あの子を…
私に授けて下さったんだ……」

と吐露する武明のお母さんの台詞をバックに武明たちは伊波先生と和解し、そこに安永と知花ちゃんが加わります。

一方、沖縄高野連は米軍基地での騒動を理由に福里の加盟を却下しようとしますが、当の米軍基地の司令官が福里の校長を初め、野球部員たちやその父兄、さらに高野連の役員たちを呼びます。そして司令官は武明たちを処分しないように言い、「部下たちは知らなかった」と謝罪します。
実はヘンダーソン司令官の息子、ポールくんも聴覚障害児でした。彼は武明たちを弟だと言って、彼らの運命を嘆きますが、そのお母さんは武明たちの親たちと同じようにポールを授かったことを嘆くと同時に彼を愛していたと語ります。

と同時に甲子園では熱戦が続いていますが、それを見学していた高野連の早川会長がついに福里の加盟を沖縄高野連に一任、とうとう彼らは厚い壁に穴を空けたのでした。

全国紙の記事を読んで、全国から励ましの手紙が福里に届き、希望を持たせたところで以下続刊です。

考えようによってはとっても危険な巻ですが、話はまだこれからです。

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