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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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遥かなる甲子園 第4巻

山本おさむ著。戸部良也原作。双葉社アクションコミックス刊。全10巻。

第4巻は福里のことを全国に知らしめた功労者、日本聴力障害新聞の小田記者が登場します。最初は知花への取材に来ましたが、彼女が野球部のことを訴えたことで小田記者は福里に戻り、以後、強力な味方となっていきます。

一方、光一の方は手術の日程が決まりますが、沖縄へ社会見学に来たっぽい熊本ろう学校の軟式野球部員が福里の事情を知って試合の申し込みに来、光一は最初で最後の打席に立ちます。途中まで自分が聴覚障害を持って生まれたこと、さらに心臓にも欠陥があることを嘆く光一ですが、最初で最後の試合に出たことで吹っ切れたのか、また戻ってくると約束して手術を受けます。
ここら辺の光一とお母さんとのやりとりが、また山本おさむ節の真骨頂で、武明や健にはない温かさと感動に満ちているのでした。

一方、熊本ろう学校との試合は次巻へ続く激戦ですが、この巻では静かな立ち上がりです。糸目のエースの野田くんがなかなかよい。

知花ちゃんの武明への「好き」宣言もありますが、彼女が野球部のマネージャーになるのはもうちょっと先です。

ちなみに軟式野球だと福里のようなろう学校が加盟してはいけないという規則はないんだそうですが(だから熊本にもあるわけですが)、沖縄には軟式野球部がなく、どちらにしても彼らは試合をできない現状にあるのでした。

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