監督:熊井啓
原作:木本正次
出演:北川(三船敏郎)、岩岡(石原裕次郎)、関電社長(滝沢修)、関電常務(志村喬)、黒四事務所所長(佐野周二)、岩岡の父(辰巳柳太郎)、間組所長代理(加藤武)、その部下(大滝秀治)、佐藤工業社員(宇野重吉)、その息子(寺尾聰)、北川加代(高峰三枝子)、北川由紀(柏山文枝)、北川牧子(日色ともゑ)、ほか
製作:三船プロ、石原プロ
日本、1968年
見たことがなかったんで見てみたシリーズ。
世紀の難工事と言われた黒部第四ダム建設の苦闘、特に全長5km以上のトンネル工事を主体に描いた実録に基づく話。
監督が「
海と毒薬」や「
日本の熱い日々 謀殺・下山事件」「
ひかりごけ」を撮った熊井啓さんだというので期待して見始めたんですが、石原プロの製作のせいか、石原裕次郎のどうでもいいロマンスがわりと比重が大きくて(しかもその妹が白血病で死ぬという手垢のついた悲劇)、後の映画で見られる社会派監督の面目躍如とはいきませんでした。
単純にな黒四ダムを造った男たちの汗と涙と血と努力と、というのを絶賛してた感じの話でした。ていうか、その路線でいいから、余計なロマンスを切り落としてほしかったよ。
ただ、出ている俳優さんは、相当な面々で、宇野重吉さんを初め、滝沢修さん、秀治ほか、劇団民藝の役者さんも多いそうです。
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