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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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朝鮮戦争論

ブルース=カミングス著。明石書店刊。栗原泉、山岡由美訳。

戦争と人間」ですっかり遅れましたが、やっと読むことができました。

副題が「忘れられたジェノサイド」とあります。

朝鮮戦争について、その意味とアメリカや日本にもたらした変化、アメリカが主力となった連合国軍について、主に朝鮮戦争のことを忘れたアメリカ人に語ったドキュメンタリーです。

わしも朝鮮戦争について恥ずかしながらほとんど知らないので大変勉強になりました。いまさらながら、TLで流れてきてたアメリカを憎む朝鮮の方の話が実感できました。無知で本当に申し訳ないと思いました。朝鮮戦争が「敗戦にあえぐ日本を一気に経済大国に押し上げた特需」ぐらいにしか思っていない大多数の日本人も読むべき書物だと思います。日本がかつて朝鮮半島を植民地にし、搾取したために今の大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国があり、その前に朝鮮戦争があったのだという事実はもっともっと日本人に重い事実、罪として受け止められていいはずです。

名著なのですが、翻訳の不満があります。朝鮮民主主義人民共和国や、その国の基礎となった朝鮮人民軍に対してずっと「北朝鮮」という訳を使い続けるのはおかしいです。それは今の日本では侮蔑であり、蔑称であり、差別的な使い方をされている言葉です。38度線以南の南朝鮮との対比という意味で使うならばまだしも、共和国のことも一緒くたにされてるのは変です。訳者の持っている朝鮮への差別意識が現れていて、このような人にこういう本を訳させないでほしかったなぁと思う次第。テーマのために頻出する単語なので、もっと気を遣って言葉を使い分けてほしかったです。それもできないような、そもそも朝鮮を差別しているような人が訳すなと言いたいですよわしは。

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