五味川純平著。三一書房刊。全3巻。
第3部と第4部の中巻です。
前巻のラストで召集されてしまった梶の苦悩と苦闘の兵隊暮らしを描きます。
兄が思想犯だというので上司や古参兵に虐められている新城一等兵が佐藤慶さん、梶と同期で嫁と母親の板挟みになってしまう小原二等兵が田中邦衛さん、梶と同じ病室の丹下一等兵が内藤武敏さん(「
黄金の日日」の明智光秀)、梶と同期の白戸二等兵が宮部明夫さん(カーク=ダグラスの吹き替えでおなじみ)でした。
第4部になって登場する梶の同級だった影山少尉は佐田啓二さん、お父さんが少佐だっていうんでばりばりの軍国青年・寺田二等兵に川津祐介さん、梶を慕う元大工の鳴戸二等兵に藤田進さん、小野寺兵長に千秋実さん、野中少尉が小林昭二さん(「仮面ライダー」のおやっさん、ジョン=ウェインの吹き替えでおなじみ)、中井二等兵が大木正司さん(「聖戦士ダンバイン」のドレイク=ルフト)、増井一等兵が井川比佐志さんでした。
で、それらの方々の顔を思い浮かべながら、まぁ、半分くらい演技もさせながら読んでいたんで、かなりおもしろかったです。梶の顔も仲代が定着してきたんで、このまま下巻も読みます。で、その勢いで「戦争と人間」も読もうと思います。
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