山田ミネコ著。メディアファクトリー文庫刊。
「最終戦争伝説」シリーズで有名な山田ミネコさんの初期短編集。そういや、昔、花とゆめコミックスで見たことがありますが、冒頭のシリーズ紹介を見ていると、これで終わりじゃない模様。
両親を失ったアリスが、その財産を狙う叔父夫婦に命を狙われ、偶然、全寮制の男子校に潜入、じきに女の子だとばれてしまうが、学校をあげてアリスを守るために戦う。という粗筋の、アリス登場の「走れアリス」ほか、9篇を収録。
アリスの両親がまだ生きていた頃の「夏がどこかへいった」が、山田さんお得意のSFちっくさを漂わせていていい感じでした。
あと、「最終戦争伝説」シリーズの第1作「妖魔の森」がこの「アリス」シリーズだったのも懐かしい話です。一時期、これの花とゆめコミックス持ってたのよ。「冬の円盤」に入っていたのですが。
そういえば、最近は創作系イベントに行っていないので、山田さんの本に接する機会もありませんが、まだ完結はしてないのだろうなぁ?
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