TLで流れてきたのをやっと見ましたが、本放送が2016年と2年も前なので遅きに期した感もないですが、見ないよりは見ておくべきだろうと思ったので見ました。
原発が爆発した直後、自主規制によって30km圏内の福島県の自治体に取材に行かなかったテレビ朝日。そこに寄せられた1万を超す救済を求める自治体に住む人びとからのメール。
そもそも、テレ朝が原発に近い自治体に近づかなかったのは1999年の東海村臨界事故での反省があり、福島県郡山市でさえ、その基準(毎時10マイクロシーベルト)を軽く超えていたからだといいます。
記者たち自社の社員を守るための規制が、結果的に住民を見殺しにすることになった。その反省と悔悟はわからないでもないのだけれど、すでにチェルノブイリ原発事故を経験したのに、原発に対してあまりに無知で無関心で、政府の言うままに屋内避難にとどまった住民たちにも猛省が求められるべきなのでないかと思います。仮にも原発誘致をした自治体の住民が原発について無知であってはならない、そのような反省が出てこないことを不思議にも思うのです。
今も福島には多くの人が生活し、まるで原発事故など起きなかったかのように避難指示が解除されています。でもチェルノブイリの基準でいったら、福島県全域が居住不可地域なのです。
この先、わしは福島産を口にすることは二度とないでしょう。たった1つだけ例外の条件がありますが、それは今じゃないです。ましてや、関東での生活に嫌気が差して、遠く沖縄へ逃げていこうとしています。
けれども、こうしている合間にも私たちの首は絞まっているのではないかと、そう思わずにいられません。
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