イタチの包囲網を突破したガンバたちは海の岩場にたどり着く。だが、そこは餌もないところだった。そこへノロイが現れ、ネズミたちを勇者と呼んで、食糧を見せびらかし、ともに宴を囲もうと誘う。ガンバたちはそれがノロイの罠だと思うが、2日の絶食にネズミたちの我慢も限界に達していた。さらにノロイは、自分の誠実さを証明するためにネズミたちの代表に食糧を食べに来いと誘う。イカサマとガンバがその招待を受け、2匹はたらふく食べて無事に帰還するが、そうと知ったネズミたちはとうとう海を渡ろうとするが、その時、タイチが1匹でノロイのもとに向かい、ノロイにかみつくも打ち倒され、隠れていたイタチたちが現れる。ノロイは皆を餌でつり、一網打尽にするつもりだったのだ。皆の見ている前で無惨な死を遂げるタイチ。ノロイは明日の晩、総攻撃を予告して去る。やがて朝が来た。彼らにとっては最後になるかもしれない朝が。
タイチ、いきなりノロイに噛みついてはあんまり証明にならんような気が。しかし、イタチが顔を出したんで結果オーライちゅうやつですか。イカサマとガンバ、代表として餌を食いに行くのは悪い案ではないかもしれんが、そこはノロイ、2匹ぐらいでは襲わず、却って腹いっぱい食わせて無事に返すのは、ノロイのが上手だということだと思う。だって、2匹が帰ってきたことで他のネズミたちを抑えきれなかったわけだし。タイチが身体を張ったからネズミたちには幸いだったが。
しかしノロイ、そんな回りくどいことせんでも、部下を岩場に張りつかせて籠城させれば、すでに2日も絶食のネズミ、放っておいても全滅したんではなかろうか。そこでこらえ性のないのがノロイなんだけど。まぁ、タイチがノロイに噛みついて、部下が現れちゃったから取り繕いようもなくなったので、せっかくの作戦も泡に期すのはしょうがないか。これで部下が現れなければ、ノロイの思うつぼだったのかもしれないのに。タイチが裏切り者というのは皆が知ってるところなんだから、「いきなり噛みつくとは、勇者である君たちとは比べものにもならない卑怯者だ」とかなんとかかんとか言って、ぶっ殺さんまでも、あくまで「裏切り者」属性を強調してタイチの立場をますます悪くすれば、なにしろネズミは数が頼り、とうとう我慢できなくなったネズミたちがガンバたちの制止を振り切ってノロイのいる側に殺到、待ってました〜!とイタチ殺戮。ううむ、まるで別の話ですな。
冒頭のネズミ殺戮シーンはそこそこ。ちゅうか、主人公属性のボーボはもはや何があっても生き延びるとしても、長老もなぁ。まぁ、君には次回で重要な役割があるのだが。
なんだかんだ言ってもあと2話。やっぱりノロイ登場からが短い。
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