対ドラゴンガンダム戦。
「この飯、おろそかには食わん」というドモンの台詞、「七人の侍」の勘兵衛か? しかし、技を見せたチボデー、ジョルジュに対し、「敵に塩を送るっちゅーか」なんておどけた調子でご飯をおごるサイ・サイシーに、さすがのドモンも、ファイトに賭ける彼の並みならぬ情熱を感じたのであろうな。それだけにこのファイト、熱い。ランタオ島なみに熱い。ベスト・バウトの呼び名も高いのも頷ける。しかもドラゴンガンダムの両腕を一度にもぎ取って、一方的なファイトかと思われてからのサイ・サイシーの粘りが生半可じゃない。チボデー、ジョルジュも確かに頑張ったが、両腕なし、必殺の弁髪も奪われてから繰り出す最終奥義、真・流星胡蝶剣ときては、目頭も熱くなろうというものであった。父・龍白(ロンパイと読むのが正しい)の遺書も、孤独な旅路と野沢那智さんの客演、抑えた演技がまた熱い。こんなファイト見せられるとなぁ、この前の2回、霞んじゃうよなぁ。さすがに今回はシュバルツの突っ込みもないし。それこそ
「そんなことはどうでもいい!」すか。それよりドモン、「ヒート・エンド」がやたらに長かったのは止められるのを期待してたのか。
「この勝負、どちらが勝ってもおかしくない」とか言っておきながら、ウォンに「愛弟子の負けるところが見られますかな」なんて言われると思わず動揺して咳き込んでしまうマスターにらぶv ドモンが勝ったら嬉しそうに高笑い。マスター、そんなに正直でいいんすか。いやいや、それもマスターのいいところ、今川監督もマスターを大物、大人物として描こうとする気はなかったそうである。ギアナ高地でドモンに敗北して見せる小物っぷりも、ひたすら地球再生のことを考えての行動も、全部ひっくるめて愛しておりまする。いいよ、マスター、やっぱり最高だよ。
ネオ香港の町中を歩いていると、ドモンはよく「あれはネオジャパンのファイター」なんてよーチェックされているが、他の面々は、さすがにネオ香港の英雄マスターアジア以外はノーチェックですか? ドモンの場合はそのマスター差し置いて、全勝宣言なんてしとるからな。当然、目立ちすぎなんだろうけど、前回、ジョルジュが町中歩いていても誰も「ネオフランスのファイターが」と言わないのはちと寂しい。でも、対コブラガンダム戦で登場したチャンは、決勝大会に登場したファイターとMFのカタログっぽいの見てたから、有名人ではあるはずなんだが。今回もジャンクでファイトするサイ・サイシーとアレンビーに、テレビあるのに反応ないし。「まさか、こんな身近にファイターがいるはずがない」と思ってるのかなぁ?
「そんなことはどうでもいい!」か。
父の遺書を読んでから人が変わったように朝稽古に打ち込むサイ・サイシーに、悲観的な瑞山と楽観的な恵雲と、対照的な二人。「わしらはここで見送って、おまえの勝利を祈願していよう」とか言ってるが、あの〜二人とも、ネオチャイナのクルーやろ? ファイトについてなくていいのか? 総師様はいても、実際のところは役に立たんと思うんだが、サイ・サイシーの励ましにはなっても。しかし、レインも第40話でネオドイツのクルーになってるから、Gファイトはそこらへんはアバウトっぽいんだが、いいのかな〜いた方が、つーか、いないとクルーの意味ないんじゃね?
「そんなことはどうでもいい!」でスルーすっか。
次は再度のタッグマッチ、対ボルトガンダムとランバーガンダム戦。
[0回]
PR