決勝大会もいよいよ大詰め、シャッフル同士の対戦も後半戦。さらに石破天驚拳伝授とシュバルツとの非情のデスマッチ戦など、熱い展開が続く10枚目。なにしろ見所といっても、これだけ熱い話ばかりだとどれか1本にしぼるのが難しい。ベスト・バウトの呼び名も高い対ドラゴンガンダム戦、なんちゅうてもナスターシャに惚れた対ボルトガンダム戦、久々の師弟の絆が拝める石破天驚拳伝授、全勝同士の激突、対ガンダムシュピーゲル戦など、どれをとってもいい話だ。さすが、傑作「ランタオ島決戦編」を控えているだけあって、スタッフの意気込みも最高潮に達しようとしていたんじゃないか〜と思ったり。
1話だけの登場ながら、その存在感を見せつけたサイ・ロンパイ(エンドロールの声優さんを見ても、野沢那智さんのポジションは明らかに別格で、そんなキャラはサイ・ロンパイだけだったりする)。
アルゴがドモンと戦う様を見て、ついにその復讐心を消したばかりか、身を挺してアルゴを庇ったアンドリュー=グラハム。
マスターの真意がウォンのような地球征服ではないことがわかり始め、ドモンの丁寧な口調も昔に戻ったようで微笑ましい石破天驚拳伝授話。
ドモンのブラコンぶりと、レインの名台詞「今の私はネオドイツの女」が炸裂するガンダムシュピーゲル戦。
こうラインナップを掲げるだけでもたきがはがどこらへんに注意して見ているかわかりそーなもんですが、熱い展開がたまりません。アルゴ戦ではナスターシャのチャイナドレスも拝めるしな!
しかし、師匠、シュバルツの正体にギアナ高地で気づいたのはいいんですが、どーして「今のドモンでは勝てない」と思ったのか? その根拠はなに? まさか、キョウジって高名な格闘家だった過去があるのか〜? 実は素でドモンと殴り合える技量の持ち主だったのか〜? 常々、キョウジは天才肌だと思ってるので、それもあり得ないことではないと思うんですが、単にデビルガンダムを操るキョウジの姿にそう思ったのかも。ということは、実はデビルガンダムを操るのはMF操るより大変だったりするのか? 新宿でキョウジが高笑いしながら全天に撃ってたけど、あれはすごいことなのか? レインはデビルガンダムに操られていたのでここは関係ないということで。いや、最強説も毎度飛び出すスーパーヒロイン・レインならば、不可能ではない?
ううっ、ランタオ島決戦編に入るのはいいんだけど、なにしろ1話1話の濃さが尋常じゃないので、シュバルツと師匠の死も刻々と近づく。Gガンはここらへんが辛いのぅ。
特に「わたしごと、デビルガンダムを撃てぇっ!!」と叫ぶキョウジ&シュバルツの死(「ありがとう、ドモン」まで)と、「ならばファイトをもって応えてくれよう!」と馬鹿師弟っぷりをいかんなく発揮しちゃう師匠の死(もちろん「見よ、東方は赤く燃えているぅぅぅ〜!」がくっ「しぃしょぉぉぉぉ!!」まで)が涙々の展開であるのは言うまでもない。毎度言ってるけど。
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