マスターアジア、キョウジ、カッシュ博士、デビルガンダム登場。
1カットに登場、人呼んで東方不敗こと、マスターアジア! なにげに風雲再起に乗ってたり、ミカムラ博士の「いまの地球はネオ香港の支配下にあるから」まで、決勝大会への伏線張りはばっちりさ。ここから12話まで長いよ〜
いままでの5話とは表情から口調から声まで違う(ドモン役の関智一氏、本来はそこそこ高い声と思われる。第1話のドモンとか、この回の前半部、家族団欒中のドモンはけっこう声高い。あのドスがきいた声は作り声ではなかろうか。もっとも、ドモンの声はほとんどが低いので、特に最近の「スパロボ」では「ドモンの声が変わってる」と嘆くファン多し。「種」のイザークもけっこう声高かったしなぁ)ドモンが可愛い。これがドモンの素顔なんだろう。「せっかくドモンが帰ってきたのに仕事の話なんか」とカッシュ博士をたしなめる母に気を遣うあたり、そうとう素直な性格と見た。シュバルツも言ってたしねぇ。「根が素直なおまえは」って(第44話)。ドモンをからかうキョウジにこの兄弟の力関係が窺われる(8歳も違うと小さき時の差は大きいだろうしねぇ)。公式のように言われているマスターアジアへのドモンの入門動機が、研究者の父に反抗して、とは、やはりあり得ないかと。この回の家族団欒が幻覚によるものだとしても、ドモンの受け答えは与えられた台詞をしゃべってるんじゃなく、ドモン自身の受け答えだと思うのだ。親父に反発してたら、あんな言い方はしないやろう。だいたい、10歳頃のドモンて、「お兄ちゃ〜ん」とキョウジにしがみついてた甘ったれさんなんで、反抗なんて考えないよ、あれでは。あそこでレインが出てこなかったら、やっぱりキョウジを打てなかったんだろうかなぁ。それにしてもほぼドモン専用にチューニングしてるシャイニング、ウルベとミカムラ博士の陰謀は根回しがいやらしい。
デビルガンダム打倒編ではいかす親父っぷりを振りまいてくれたカラト委員長、今回は完全に悪役。もともとGファイト優勝を足がかりにネオジャパンの首相の座を狙うというキャラクターなんで、或る程度はありか。むしろ、ラストのウルベに比べて、決勝大会編まで爽やかささえ振りまいてるところがなかなか。ミカムラ博士は、悪役とばれても清川元夢さんの声が悪役っぽくないからなぁ。ほんとは強烈な悪役にするはずが、清川さんの「レイン…(と、必ず余韻が残る言い方をする)」で今川監督がキャラクターを変えたそうで。でも、冷凍刑くらってるカッシュ博士の前で二人とも白々しいよなー。
ドモンがスーパーモードで滅多切りにしたファントマ(デビルガンダムに見せかけてた)は無人だったのかなー?
冒頭、レインと京都で待ち合わせるドモン。第7話以降か新宿編以降は必ず一緒に行動してるだけに、なぜここらへんは行動が別なのか謎。ドモン、もしかして座禅組んでる?
カッシュ家、ミカムラ家周辺からネオジャパンコロニーまで遠望になってく一連のカットを見るに、カッシュ家はどうやら関西にあるようだ。あの浮いてる島、淡路島だろう? って、そこまでコロニーで再現せんでも。
この回、完成度高いと思う。Gガンは1話あたりの詰め込み度が高いので展開早いなーって時もあるけど、この回はドモンが薬を仕込まれる冒頭から、ストーカーさんにさりげなくつなげて、カッシュ家での幻覚テスト、作られたデビルガンダム事件、Gファイトに意図せずに捲き込まれるドモン、カラト委員長の介入、仮想デビルガンダム、ファントマとの対決まで画面から目が離せない。
「ほんとは勝ってたファイトなのに」でさりげなくチボデーが。やっぱり負けだよなー。一人だけ負けたのかー。
「そんなことはどうでもいい!」でスルーできなくても続く。
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