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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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第39話 偽国使

大陸侵略を企てる秀吉は、その手始めに朝鮮への朝貢を求める。その書状を運ぶ小西行長と宗義智は、玄界灘で船を助左右衛門に止められた。助左右衛門は朝鮮国王が秀吉の要求をいれないばかりか、使者の行長たちをも殺すだろうと警告し、秀吉を騙そうとする。朝鮮には友好を求める伝言を伝え、偽の国使と、友好の書状を秀吉に渡そうというのだ。秀吉が漢文を読めないのをいいことに建てられ、両国のあいだに戦争を願わぬ案でもあった。

メインはなんというても、タイトルにあるとおり、助左、行長に加え、石田三成まで荷担して秀吉を騙そうっていう大博打ですが、たきがは的には美緒の「あれは私の男だ」発言にがび〜んです。個人的には美緒はすごく好きなキャラなので(たぶん、女性ではお仙ちゃんと双璧ぐらいでだんとつ)、ずっと利休の屋敷に住んでいる美緒に、いまだに「今井のごりょうさま」呼ばわりで手もださん腰抜け助左にいらだつ者として、GoGo美緒!と応援したくなるのですが、まさか、「私の男」発言が来るとは思ってもおりませんでした。さらに惚れたぜ! で、助左が格好いいのは、商人の時で、意外とそれ以外の面ではへたれだと思ったよ…
さて、美緒の「私の男」発言ですが、どのような過程で出てきたかといいますと、やっぱり桔梗がらみです。桔梗がついに家出しました。宗薫が小田原に行くので一緒に行くことになったけど、どうも秀吉の側女にされるらしいと知って、家出したのです。家康とはわりと対等そうなつき合いしてるんだけど、なぜ秀吉にだけ下手に出るかな〜?? というか、妻に次いで、義理の妹を差し出しても秀吉にご機嫌取りをしたいのか、おまいは〜!!と首根っこをふんづかまえて、そのまま鋸でぎこぎこ挽きたい気分です。ていうか、家康についた時点で、おとなしくしてればいいものを、どうしてそう、権力者の機嫌取りをするかな〜? そういう意味では、裏助左である宗薫は、助左以上のへたれだったりしますな。ちゅうか、この人のやったことで見直したのって、善住坊の処刑がらみの時だけだわ。でも最後まで生き残るんだよね。だからアンチ助左なんだけどさ。
そして、桔梗が実は助左が好き!と発言、何で善住坊じゃないんだろう?と思ったら、善住坊は育ての親なんで、小さい頃(7歳と言ってますが、あの娘が7歳には見えなかったのですが… 何か、助左の先日の30歳ぐらいといい、どっかで年齢設定間違ってる気がするのは、わしだけでしょうか??)に背負ってくれた助左は男扱いのようです。成長後の出会いってのもあるでしょうし。うっかり、五右衛門に「女房だ」って言った勢いもあるし。で、一応、美緒はまだ宗薫の女房なもんですから、桔梗にとっては義理の姉です。で、姉様呼ばわりしとるわけですが、終始にこやかに対応していた美緒が桔梗がいなくなったら、一転して、「あれは私の男だ」です。いいなぁ、美緒。この強さ、惚れるなぁ。ていうか、どうせ秀吉ももう美緒のことは忘れたでしょうし、宗薫も女房だとは思ってないでしょうから、助左もとっととものにしちまえばいいのに…ぶつぶつ。いまだに手を出さねってところがへたれの理由です。文句があったらベルサイユまでいらっさい!(←それ、漫画が違う)

さて、本題の方ですが、わりとざるというか、三成まで強引に巻き込んじゃった(というか、勝手に荷担したっていうか)あたりが抜け抜けのアイデアです。アイデアは悪くないと思うのですが、何も、国使に五右衛門と水夫建てなくてもいいじゃん。五右衛門の顔がばれてたら、どーすんだよ、助左?
しかも、三成、酒を酌み交わすところで2人の手を見て「文官にしてはごつい手だ(意訳)」と感想を漏らしております。うーん、見る人が見たら、朝鮮人じゃないことはばればれってことです。うっかり、朝鮮語で話しかけられたらどーするつもりだったんでしょう? それだけ秀吉が無教養だってことか? 秀吉、ちょっと舐めきってないか?
さらに、三成、「国書を読ませて(意訳)」と言います。これは、三成が堺にいる朝鮮の国使に気を利かせて(基本的に真面目な人なんで)挨拶に来たどころではなく、明らかに秀吉の命令で探りを入れにきたってことなのです。でも、堂々と「これが国書でございます」って助左が差し出しちゃって、もうばれてもいいや、へへんって開き直ってます。行長は三成とはけっこう一緒に行動してたことが多かったんで気心の知れた間柄でしょうが、宗義智は対馬の領主だそうです。河原崎長一郎さん演ずるキャラは、なんか心労で胃に穴が空いてそうですが、そんな顔して実はすっとこどっこいなおとぼけキャラな気もします。
で、三成くんは秀吉と違って教養がありますんで、国書を読んで、すぐに偽物だって気づいちゃうわけです。しかも朝鮮からの使いの船に助左が乗ってるのも明らかにおかしいのです。でも、三成としては、どうやら、内心では秀吉の大陸遠征は反対のようです。いまや秀吉にとっていちばん忠実な家臣のようですが、いろいろと胸痛めることも多そうだな、三成。ってわけで、三成は国書を黙認しちゃうのです。
で、秀吉は全然疑わずに国使を歓迎したわけですが、息子の鶴松(って、確か、すぐに死んじゃったような)をだっこして迎え(そう言えば、いつの間に、淀君を引っ張り込んだのだろう? それで桔梗を差し出しても意味ないと思うのだが、宗薫?)、あろうことか、鶴松が五右衛門の膝にしょんべんをたらし(おむつぐらいしてなかったのか、この時代? 男はふんどしの時代なんだから、幼児だってしててもおかしくないと思うのだが…)、何か、すごくいい加減な雰囲気で拝謁は終わりました。秀吉のほかにも諸大名とかいたようなんですが(同席してたのは大名ではなかったのか? ただの部下か?)、もうみんなで秀吉をよいしょして、心の中では馬鹿にしてってのが見え見えのようなシチュエーション。
こんなんだから、秀吉、馬鹿にされるんだな〜。でもこの後、どうせ朝鮮に攻め込んじゃうんだから、結局、助左たちの努力も無になっちゃったんですね。単なる先延ばしっていうか。あ、後で、偽だったことがばれたとか。でも、騙したのは助左たちで、朝鮮じゃないんだから、向ける矛先が間違ってるような…もう、権力者になれれば何でもいいのかも、秀吉も。

五右衛門がらしくない国使のカッコをして出てきた時には、大笑い&大はしゃぎでした。

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