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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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走れ、オプ子ちゃん!(長野無言館と上田城の桜紀行)

それは冷たい雨の降る4月16日(金)、たきがはは7時に起きて、8時にうちを出た。長野の無言館という美術館に行くためだ! Mapfanによるルート検索では推定4時間1分、途中で迷っても13時くらいには着けるはず?と踏んでの早起きだった。

まずは国道1号線を北上し、横浜新道に乗る。先日、房総半島一周の旅に出た時にはうっかり三ツ沢ICで下りてしまったものだが、今日は湾岸ルートではなく、第三京浜ルートなので、そのまま玉川ICで下ろされるまでひた走る。ぶいぶい

しかし、うちを発ってから1時間で神奈川県を脱出できず、早くも前途に暗雲が立ちこめる。その後、玉川ICを下りて、環八道路を北上、目指すは関越道路の入口、練馬ICだ!
ところが、なにしろ平日で雨のため、道路は止まりこそしないものの、だらだら走行。時計と地図とをにらめっこしながら、10時ぐらいには関越に乗れたらええの〜と適当に推測しつつ、ひた走る。

結局、10時ちょい過ぎに関越に乗れたので、今度は上信越道、東部湯の丸ICを目指してかっ飛ばす。すっかり高速道路走行時は120km/hが標準仕様になったわたくしめ、たまに真ん中の走行車線を走ることはあるものの、飛ばせるところではひたすら追い越し車線を走るという軽自動車(しかもターボでも何でもないオプティ・クラシック)にあるまじき暴挙に出る。
関越から上信越道に入るには、藤岡JCTで分岐。そこからぐっと車の数が減り、東部湯の丸IC目指して走るオプ子ちゃん。ぶいぶい

途中、横川SAで休憩。玉こんを食べ、玉こん大好きの妹さんにお土産を買う。ここに来て雨は小雨模様。持っていった大きい傘は、結局、一度も開かれずじまいであった。
さらに長野県に入ったあたりで雨は止んだものの、佐久ICまでの10個のトンネルがある区間では濃霧が発生、ヘッドライトをビームにして、ひた走る。ぶいぶい

群馬県に入ったりしながら、ようやく東部湯の丸ICで高速を下りる。

しかし、問題はここからだ。無言館は高速の入口から遠いので、ルート検索の案内マップを印刷してきていたものの、見慣れぬ道とて、どこをどう曲がるのかいまいち当てにならぬ(役に立たないじゃん!)。よって、首都圏と周辺の地図と首っ引きで、現在地を確認、まずは県道81号線に乗ればいいということが判明したので、走る。ぶいぶい

ところが、いつまでも81号線に乗っていてもいいわけではない。そのうちに「諏訪」なんて看板が見えてしまい、いや〜ん、諏訪っていったら、南長野の諏訪ですか? 諏訪湖のほとりにある北澤美術館には、たきがはがいっとう好きなエミール=ガレ作のつきよだけのランプ(リンク先は北澤美術館のサイト)があるのです〜v もう、そのままお持ち帰りしたいぐらいの幻想的な美しさで、これを見ると、美術品のために犯罪犯す奴の気持ちがわからなくないと思う(←をい)ぐらい惚れ込んでいますの。おほほほ
という点は置いておきまして(よっこらしょ)、本日の目的地は無言館ですので、諏訪は全然別方向です。むむ、そろそろどこかで曲がらねばなるまい、と信号の合間に地図を見ますと、国道152号線を経由して、県道82号線に入らなければならないようです。ふぅむ、この地図、全ての交差点名が書いてないのがわかりづらいんだよな〜 たきがはは首都圏近郊だけでも、全ての交差点名が書かれた地図が欲しかったのですが、衝動的に地図を買った時には置いてなかったのさ。コンビニだったから。ただ、日々、道路が建設されていく以上、いずれ地図は古くなりますので、そのうちにもっと大きいのを買おう。その時には交差点名が載ってるの、買おう。高いけど。絶対にわかりやすいし。
で、曲がるところを案の定間違えまして、もう、山勘で走らせます。おっと、それっぽい道路に出たぜ、いえ〜い。なに、誰に気兼ねすることのない一人旅です。そこら辺は間違っていたら、おとなしくUターンして、戻ってくればよいのですよ。幸い、オプ子ちゃんはUターンしやすいし。
としたところで、たきがは、空腹でした。ここで適当な選択をしたのが悪かった。見つけたチェーン店っぽいラーメン屋に入り、味噌ラーメンを食すも、いまいちだな〜とがっかり。無言館まで行ってからご飯にしようと思ってたんだけど、無言館の周りにレストランあるとは限らないし、いつ着くか怪しくなってきたし、と適当に決めたのが悪かったな〜

ちなみにたきがはのラーメンの美味しさ基準。

・スープを残す→うまくない
・スープを飲み干す→美味い

です。味噌、醤油、塩の順に好きで、九州にいた時にとんこつをさんざん(当社比)食べたので、とんこつはもう一生分食べちゃったから、今後は二度と食べなくてもいいかな〜と思うぐらい、とんこつは好きではありません。だから、最近、はやりの家系ラーメンてのが苦手(家系ラーメンは、わしの記憶が正しければ、90%以上の確率でとんこつ醤油味が基本)です。で、とんこつも食べるなら、博多系のあっさりとんこつは好きですが、熊本系のこってりとんこつは駄目です。
人生でいちばん美味かった塩バターラーメンは、洞爺湖畔のドライブインで食べたやつ。
味噌ラーメンは基本、どこで食べてもそれなりに食べられるので、初めての店では味噌ラーメンを注文することが多し。いちばん美味かった味噌ラーメンはいずれももうない店。
人生でいちばん美味かった醤油ラーメンは、横浜駅の西口で食べた屋台のラーメン。

閑話休題。

ま、大してうまいラーメンではなかったけど、腹はくちくなったので、先へ進みます。その時、自分がこのラーメン屋に入るように進んできた方向が逆だとわかったので逆進。やっとこ152号線に入りました。
その後、狭い道で観光バスとすれ違い(横川SAでも学生と遭遇した。旅行のシーズンには早いと思うのだが、最近の学校は始まってすぐに旅行行くのかにゃ〜)、地図を確認しつつ、13時過ぎにはまだ県道82号線を走っているような有様でした。
でも、ここに来て、やっと無言館の文字を標識に発見! 当日、わしはずーっとtwitterで実況中継(車を運転しながらなので、多少のタイムラグはあるが)をしていたので、13時半には無言館の駐車場にオプ子ちゃんを止めたのでした。



無言館の看板。



無言館の建物。中に入るとわかりますが、実は十字になってます。あんまり広いところではありませんが、じっくりと書かれた物を読んでいくと、1時間以上はかかるんじゃないかな。



桜がきれいだったので、建物を後ろに駐車場。赤丸がオプ子ちゃんです。

さらに第二展示館の失われた画布のドームにも行きます。

絵もそうなのだけど、本当はもっと絵を描きたかったのに、徴兵され、異国に、あるいは故郷に戻っても戦地でかかった病のために命を落とした人たちの1人ひとりの真実に打たれました。その年齢もみんな、今のわしよりも年下で、20代、30代の人が圧倒的に多い。中には奥さんや子どもがいた人もいるけど、結婚してわずか数ヶ月、数週間で出征しなければならなかった人たち、尊い犠牲と言うには、わしはやっぱり引っかかる。本当にこの人たちは死ななければならなかったのかとわしは思う。この人たちの死を、わしらはどんな教訓としてきたのかと思う。改めて、たとえ、その死が死ななくてよかった死だったとしても、この人たちがこうして絵を遺してくれたことを感謝して、わしはその死に恥じない生き方をしなければならないなぁと思った。

第二展示館には図書館も併設されていて、主に美術関係の本がたくさんあったのだけど、寒さがきつく、そろそろ温泉につかりたいのが本音です。で、手近な別所温泉に行こうと思っていたところ、「上田城千本桜祭」のパンフをはけ〜ん!
なにしろ、あちこちで書いて、このブログでも腐るほど書いてますが、たきがはは重度の桜きちがいです。そうでなくても今年は三春の滝桜が見たいんじゃ〜!と思っていたのに、この寒さでいつになったら満開になるのか戦々恐々としている有様です。そんな矢先の上田城千本桜だって! 見に行かなくちゃ! 桜だもの。
というわけで地図を見、上田城が意外と近いことを確認して、れっつごー上田城!



第二展示館を出たところにあったモニュメント。細長い溝に筆が埋まってます。
赤いペンキが印象的で、もしや、無言館に収められた画学生たちの筆か〜?と思ったのですが、そこまで大げさなものではなくて、現代の画学生の絵筆だそうな。確かに遺品とかだったら、風雨雪で傷むから、現実的ではないな。ペンキは、無言館の看板にペンキを塗られた事件が前にあって、いろいろな立場の人がいる中に建っているという意識のもと、復活させたそうだ。

無言館から上田城までは、駐車場を探す手間とかもありましたが、40分くらいで着きました。いや〜、なんか小雨ぱらついていて、寒いんですけど〜ッ?!

 

町中の桜。



街灯。電気じゃなくてガスってのがレトロっぽくて良い。なにより、この形が格好いい! ちなみに灯が入るとこう。↓



上田城でちょっぴり開いていた物産展で野沢菜と桜石けんを買う。真田十勇士の手ぬぐいはどうしようかと思ったのだが、十勇士と言われても、猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道しか思いつかなかったので諦める(あとの7人は穴山小介(穴山小助)、由利鎌之助、筧十蔵、海野六郎、根津甚八、望月六郎が基本だそうで、いろいろバリエーションがあるっぽい)。ま、わし、戦国大名って、特に誰が好きってわけでもないしな(だから、基本、戦国の多い大河に興味が湧かない)。
城内をぶらついて、桜を楽しむ。



入口。



埋め立てられた外堀を見下ろしたところ。



見事なソメイヨシノ。



この木は大振りなのがよい。



といったように、城内の桜はソメイヨシノはほぼ満開。しだれ桜、八重桜が寂しかった。



内堀の桜。そう言えば、千曲川沿いにも立派な桜並木があったけど、木はまだ小振りだったので、成長したらいいだろうな。



写真を選別しないのが、写真を趣味としていない人間のがさつさであると思う。



アップも。先日、日大藤沢に桜を見に行った時に、妹さんと「桜もすね毛みたいに、下の方でちょんぼり咲いているのがいいよね〜」と同意しあったものだ。



これは櫓跡の手前から振り返ったところ。上田城には天守閣が残っていないので、見学できるのは併設の歴史資料館と美術館、櫓跡のみです。



これは真田神社の桜。神社と聞いたら、交通安全のステッカーじゃ〜!と思ったのだが、もう閉鎖されていたので買えませんでちた。



上田城からの抜け道となっていた井戸。

というわけで、1時間ほど遊んだところで、寒さが限界に達する。スパッツ履いていたのだが、寒い!
駐車場に戻り、地図を確認。いちばん近い温泉はどこじゃ〜ッ?! ええと、上田バイパス沿いに発見。
早速、向かう。
ところが、この温泉、すでに影も形もなく、途中で見つけた太郎山温泉にUターン。
30分ほどつかる。



しかし、天気予報は伊達ではなかった。太郎山温泉に到着した前後から小雨がだんだんはっきりと見えるようになり、温泉でぬくもって出てきたら、霰が降ってるじゃありませんか! ややや!
だが、これから帰り足である。

再び上田バイパスに入り、上信越道の上田−菅平ICを目指す。むぅ〜 霰はひどくなる一方である。雪にならないだけまし?

しかも、そのうちに高速の電光掲示板が出てきて、佐久−横川SAはチェーン規制とあるし。うむ〜 そのためにオプ子ちゃんにチェーンは積んである。まさか、4月になってチェーンとは… 天気予報は当たったのぅ。

そのまま、高速へ。田舎の場合、併走するルートがあっても、高速を使わないとむっちゃ能率が悪いことは九州で実装済み。多少無理があっても、わしは高速に乗るんじゃ〜!

まずは東部湯の丸SAで給油。むぅ。さすがに長野は遠い。房総半島の時は給油1回で済んだんだけどなぁ。今回はほぼ満タンでやってきたけど、途中で給油する羽目になったか。



見づらいと思いますが、降りしきる霰か雪か霙か。東部湯の丸SAにて。
ここで、ガソリンスタンドのおじさんにチェーン規制について訊いたところ、チェーンをつけているか、スタッドレスタイヤじゃないと入れないよと言うので、そんな検問があるまで、まずは走っていくべぇと走り出す。
雪のために高速も50km/h規制中。わしもふだんの2倍くらいの慎重さで走ります。

ところが、佐久ICを過ぎて、10個のトンネルゾーンに入っても、いっこうに検問が見つからず。
しかも、確かに路面に雪は積もっているが、3月に一般道を走った時のように雪降っておっかね〜!って感じではない。ハンドルを動かさないで済むから? わしの感覚が鈍ってきてるから?
幸いというか、上信越道ではチェーンをつける待避所はけっこうあちこちにあるので、まぁ、やばいなと思ったらつければいいか、と判断して、そのまま進む。

とうとう横川SAを過ぎてしまったけど、雪がやむ気配もないのに、やっぱり規制といってもかけ声だけなもんで、群馬県に入ったことだし、そのうちに雪も雨に変わるじゃろうという甘い見通しのまま、進む。

やがて、藤岡JCTから関越道に合流。雨に変わったので、今までの慎重さ(当社比)はかなぐり捨てて(だって、おなかがすいてきたから)、飛ばす。ぶいぶい

飛ばして飛ばして、なにしろおなかがすいたもんで、飛ばして、高速のSAとかでご飯食べると高いから、できたら、一般道に下りてからにしたい! どうせ、練馬ICからは一般道を走るんだから、そこで晩ご飯食べたい!と決めたものの、時刻はこくこくと過ぎてゆく。7時過ぎ8時過ぎ… しかし、わしの目算では9時過ぎくらいには下りて、練馬IC近くのファミレスに入れたはず〜という記憶を当てにして、走る走る。ぶいぶい

晩ご飯を食べたのは9時過ぎ。

その後、第三京浜からはけっこう走ったので、手前の東名高速に乗ろうと決心。先日、県央道が海老名近辺だけ開通してて、東名とつながっていたらいいな〜という甘いもくろみによるもの。

しかし、東名の入口の案内がわかりづらく(東名という看板を左端の車線に出しておいて、直前で右端の車線にしたのは誰の責任じゃ〜?! 警視庁の馬鹿たれか〜ッ?!)迷ったものの、なんとか乗って、海老名辺りまで走る。もしも県央道とつながっていなかったら、しょうがないから厚木で下りる覚悟で。
だが、わしのもくろみは正しかった! 海老名JCTができていて、東名から県央道に乗れたのだ! やった〜! 海老名の人に聞いていたとおりだったぜ〜!

もっとも、海老名ICの降り口で現在地がわからなくて、とりあえず右手に川が見えるから、あれが相模川ね〜と見当をつけて、適当に走って、知った道路に出たのはここだけの話だ。次はもっとスマートに下りるぜ〜い。

うちに帰ったのは11時半過ぎ。そう言えば、房総半島一周の旅の後は、右足のふくらはぎが筋肉痛で痛かったけど、今回はそれはなかった。
味を占めたので、またそのうちに、どっかに行きたいと思います。

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