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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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口笛が 冬の空に…

木下順二著作集4。未来社刊。全7巻のうちの1冊。

小松川事件に関連する話だというので「罪と死と愛と」を読んでからずいぶん経ってしまいましたが読んでみました。

内容は主人公が小松川事件で犯人とされた李珍宇で、その家族も出てきますが、メインは彼が思慕を寄せる少女と、その少女とできているという担任教師で、つまらなかったです。別に実際の事件と違って主人公の少年が最後に自死を選ぶという展開が駄目だったのではなくて、事件とは何の関係もない少女と教師が好き合っているというどうでもいいエピソードが駄目でした。というか、気持ち悪いぐらいでした。まぁ、確かに特定の生徒を贔屓にするような教師というのはわしもざらに見てきたので、わし自身も可愛がられたりしたんで、別に不思議はないんですけど、教師が妻子ある身でありながら、少女を愛しているというのが気持ち悪かったです。いや、そういう教師がいてもいいんだけどね、小松川事件というのはそういう教師とは何の関係もないわけで、なんでそんなエピソードを足したのかわからなくて、蛇足にしか見えなくて駄目でした。作者の偏愛趣味が垣間見えるというか…

あと、主人公の家族の描き方がずいぶんと差別的じゃないかなぁと思ったのもマイナス。

あんまり期待外れだったんで、木下順二はもういいので、別の本を借りてこようと思う次第。

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