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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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ゲド戦記5 アースシーの風

一応、最終巻。今度はゲドとテナーの養女となったテハヌーが主役。ゲド、大賢人として王に慕われるものの、すっかり引退じじいである。しかし、もともと原題は「Earthsea」だったかと思ったので、作者としては主役が誰であろうといいのかもしれない。

修繕の技を持つハンノキは、妻を亡くして以来、死の世界との境目の石垣に赴き、死者たちから呼びかけられるという悪夢を毎夜のように見続け、助けを求めてゲドを訪ねる。彼の妻と養女は王の呼び出しでハブナーに行って留守で、ハンノキもハブナーへ向かう。そのハブナーを竜が襲い、ゲドとテナーの養女、テハヌーは、王の助けに応じて竜たちと話し、彼女の呼びかけに応えて、人間の姿に変えた竜のアイリアンがハブナーの王宮を訪れる。さらに王は、東方のカルガド帝国から、和平の証にと王女をめとるように差し出されていたが、言葉の違う王女は、同国人のテナーと仲良くなる。王、テナー、テハヌー、ハンノキ、王の魔術師2人とさらに王女セセラクを加えて、一行は魔法使いの島、ロークへ向かう。そこで長たちに会い、その助けを借りてハンノキは石垣を壊したが、竜たちとテハヌーも同時に去ってゆく。王とセセラクは結婚、ハンノキは妻の呼びかけに応じて戻らぬ人となり、テナーは一人、ゲドのもとに帰るのだった。

眠気と格闘しながら読んでたんで、ラスト曖昧。個人的には蛇足かなーっちゅう話です。あえて「ゲド戦記」で売らなくてもいいような気もするし。

4巻から登場のテハヌーは、ことあるごとに火傷のために負った傷痕の描写がされるんですが、最後はドラゴンになっちゃったんで、どうでもいいっちゃどうでもいいんですけど、真の主人公でもあるんだけど、まぁ、なんだかな、な扱い。
しかし、まさか、前巻で語られた「昔、人間と竜は同じ生き物だった」が事実とは思いませんでした。やるね、ル・グインさん。あと外伝が残ってますが、アースシー世界を舞台にした話を書くのはいいけど、もうゲドには触れてほしくないような気もするです。

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