忍者ブログ

されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

SPIRIT

監督:ロニー=ユー
出演:フォ=ユァンジァ(ジェット=リー)、ノン=ジンスン(ドン=ヨン)、ユエツー(スン=リー)、ユァンジァの父(コリン=チョウ)、田中安野(中村獅童)、ほか
2006年、香港/アメリカ合作

清代末期の実在の武術家と異種格闘技を描いたアクション映画。

武術家の家に生まれたユァンジァは父に憧れ、武術の道へ進むが、長じて鼻持ちならない自信家となっていく。ある時、自分より優れているというシン師匠と戦ったユァンジァは彼を殺してしまい、別の武術家を負かした報復により、最愛の家族を奪われ、抜け殻となって田舎の村にたどり着く。そこで己の傲慢さを捨てたユァンジァは武術家として再生し、生まれ故郷の天津に戻る。上海で異国の武闘家オブライエンを負かしたユァンジァは子どもの頃からの親友ジンスンと新たな体操団を結成するが、これを快く思わぬ日本を初めとした列強諸国が、ユァンジァに異種格闘技を申し出るのだった。

ジェット=リーの役で、こういう傲慢な自信家って初めて見たよ。なまじ本人が強いもんで、まぁ、ハリウッド時代によくあった表情を変えぬ冷徹な殺し屋みたいなキャラには飽き飽きしとるんですけど、中盤までの鼻持ちならぬ自信家というのは珍しい〜 そして、よく童顔と言われてしまうジェットですが、いや〜、ユァンジァの傲慢さはなかなか板についたいやらしさで、ジンスンの好意にすがって、彼が経営する料亭でつけで酒は飲む、弟子の分もつける、弟子入りを申し込んでくる力自慢に酒をすすめる、辺りの表情なんかはほんとにいやらしい〜

その彼がシン師匠を殺してしまった辺りから話が急変。妻を失ってからめいっぱい甘やかして育てた娘と、敬愛する母を殺されて失意のどん底へ、という展開にはさすが香港映画、落とすところはどっかんと落とすなぁと変なところで感心したり。

でも、田舎にたどり着いて、目の不自由な娘と祖母に助けられ、農業を手伝ううちに生きる力を取り戻していくという展開から、ジェット本来の人の良さっちゅうの、「ワンス・アポン・ア・タイム」シリーズに共通するようないい人が出てきて、彼は子どもの頃、父が対戦相手を助けて、負けてしまった試合を思い出し、あれこそ武術家の見習う姿だと思うようになって、実践していくのでした。

しかし、最後、ユァンジァだけ4人と対戦という異種格闘技は、列強諸国の思惑がからんで波乱含みの展開に。最後の対戦相手が中村獅童演ずる田中安野でした。彼は真剣も使うし、空手もやるという強者でしたが、さらに日本政府の高官がユァンジァに毒を盛り、ユァンジァは血を吐きながら田中と戦い、それでも最後はシン師匠にとどめを刺した技で勝つのでした。
4人の対戦相手のなかでは、この田中だけ事前にユァンジァと会い、心を通わせるというシーンが出てくるので、なんか、清国から強奪しようと企んで毒まで盛ってしまう日本政府の高官の悪逆非道っぷりと対照的なのが意外でした。まぁ、田中だけ単なる脇役じゃない扱いだしな。

ハリウッド行ってからのジェット=リーとしては、香港との合作のためもあってか、なかなかいい役柄だったかと思います。個人的には「ドラゴン・キングダム」のが好きだけどな!

たんぽこ通信 映画五十音リスト

拍手[0回]

PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新CM

(06/14)
無題(返信済)
(05/29)
(04/27)
甘くない態度(返信済)
(04/26)
謹賀新年(返信済)
(01/04)

プロフィール

HN:
たきがは
HP:
性別:
女性

バーコード

ブログ内検索

かうんたあ

脱原発意思表示Webステッカー

バタリーケージの卵を食べたくない!キャンペーン