前回の伏線回収です。はえぇ。
長屋のみんなと朝ご飯を食べるまりんとメラン。メランはすっかりこの世界での居心地が良くなったようで、懐かしいと言い、任務に出かけるメランを見送るまりんの火打ち石を鳴らすのはまるで夫婦のようです!(「銭形平次」とかでやってた)
さて、誰もいないところ(根津神社の近くの池のようです)でエリュンをアンプルから解放するまりん。
まりんを殺す気まんまんだったエリュンですが、まりんの話に乗ります。メランを殺すわけを問われて、銃剣士の誇りを汚したと再三言ってきたエリュンとパイオンですが、実はどっちもメランにその真意を尋ねていません。しかも、まりんに「あなたの知っているメランは友だちを簡単に裏切るような人だったのか?」と言われて返す言葉に詰まるエリュン。心の中ではメランを信じたい気持ちが強いのでしょう、パイオンも似たようなこと言ってたし。しかし、二人はブリガドーンの中枢委員会(だっけ)の言うことを鵜呑みにしており、メランよりもそっちを信用しているのでした。なんて石頭なんだ、銃剣士は…
エリュンはそのまま逃げ出します。
がっかりするまりんのところへメランが戻ってきました。エリュンを逃がしたことを謝るまりんですが、実はそれどころじゃない事態が起きていました。
萌ちゃんが巨大化して、神戸の町を破壊しているというのです。
メランとともに助けに行くまりん。
途中で新幹線の上のロロに会い、萌ちゃんを巨大化させたのがエリュンの落とし物、巨大化モノマキアだったことが判明。実はこれはクレイス用で、クレイスの生体反応が弱まっていた時に使うものだったので、人間が取り込んでしまうとどんどん巨大化して最後は爆発すると物騒なことを言い出すロロ。
ロロの言ったとおり、萌ちゃんは次第次第に大きくなり、町を破壊しています。這いずっているのは、身体が大きすぎるので二足歩行で体重を支えられないためだそうです。なるほど。
そこに現われたまりんは萌ちゃんとようやく仲直りしますが、萌ちゃんを助ける手段がありません。
さらに萌ちゃんのお母さんが駆けつけますが、萌ちゃんの懇願により、メランの剣を向けるまりん。
ところがあわやというところでその剣を止めた者がいました。エリュンです。
彼女は萌ちゃんが取り込んだモノマキアの抗体を持ってきていましたが、萌ちゃんが大きくなりすぎたので効くかどうかわからないと言い出します。
そこでメランがトライアングルになろうと言って、まりんを中心にメラン、エリュンが三角形に組み、クレイスに極めて近い生体情報を持つまりんの生体情報をメランとエリュンが引き出すので、抗体に向けてほしいと言われます。メランに曰く「パスカの日の演習」だそうです。
ここら辺、まりんと萌ちゃんが再会したあたりから、例のせつなさマックスの音楽がかかるもんで涙なしに見られません。二人の友情も、萌ちゃんがお母さんに向ける愛情も一度引き裂かれてしまっただけに心打たれるのであります。
萌ちゃんが目を開けると、お母さんがのぞき込んでおり、彼女の姿は元の大きさに戻っていました。
萌ちゃんに泣きつくまりん。
その姿を見守るメランでしたが、エリュンは「これで借りは返した」と言って、今度会う時は必ず割礼すると去っていくのでした。
お、久々に引きじゃないラストだ。
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