監督:アルフレッド=ヒッチコック
出演:チャーリー=ニュートン(テレサ=ライト)、チャールズ=オークリー(ジョセフ=コットン)、ジャック=グレアム(マクドナルド=ケリー)、ほか
音楽:ディミトリ=ティオムキン
1942年、アメリカ
平凡な日々に飽き飽きしていたチャーリーは、同名の叔父チャールズの来訪を歓迎するが、刑事2人が彼を追っており、殺人犯の容疑をかけられていることを知る。果たして犯人はチャールズなのか? だが叔父から贈られた指輪はその容疑を裏づけているようにチャーリーには思われたが…。
ヒッチコックの作ですが、ぶっちゃけ駄作です。だって、刑事が素人の娘に容疑者の身辺を探れって、そんなことありえね〜だろッ! で、ちょっとだらだらとチャールズ叔父が犯人なような、犯人でないような感じで、どうにもすっきりとしません。たきがははあんまり話が突っ込みどころ満載なんで、途中でこれは「
ハリーの災難」みたいなユーモア・サスペンスかと思いかけましたが、単に脚本が穴だらけなんだわ。
それにしてもチャーリーお嬢さん、冒頭で自分はただの家事手伝いのくせ(←おっと、これは暴言でした)に「もう我が家は崩壊寸前よ」とかって、おまえ、父親を責める暇があったら、自分でも動けばいいじゃん!って思いましたが、いくら母にとって最愛の弟だからって、殺人犯確定の叔父を見逃すだけでいいのかよって感じで、この話はどこまでギャグなのだろうかと思いました。
作中で1941年といってましたが、製作年も1942年と古いんですね、これ。ヒッチコックもまだ大したことなかったんですな。ジョセフ=コットンってどこかで聞いた名だと思っていたら、「第三の男」に出てたそうです。うーん、そのうちに見ると思う。
しかし、それよりも「ヘッドライト」が見たい…。しがないトラック運転手のジャン=ギャバンとフランソワーズ=アルヌールのメロドラマが見たいのだ。どこ行ったんだ、テープ。
たんぽこ通信 映画五十音リスト
[0回]
PR