監督:ダグラス=ヒコックス
出演:エレーヌ=ジュノー(ジョーン=コリンズ)、エドモンド(ティモシー=ダルトン)、伯爵(ジャン・ピエール=オーモン)、フォン=アイダーフェルト(スティーブン=バーコフ)、少女時代のエレーヌ(キャサリン・メアリー=スチュワート)、エリック(ジーン=ケリー)、ユベール(ニール=ディクソン)、オディール(キャプシーヌ)、ナタリー(ジュディ=バウカー)、ほか
1986年、アメリカ
映画だと思って見始めたら、テレビ・ドラマだったよ。わしの大好きなミュージカル「雨に唄えば」のジーン=ケリーさんが出演しているので何の役かと思ったら、アメリカの作曲家で、エレーヌの夫でした! けっこう年離れてるんだけどね。
ところがエレーヌに一方的に恋心を抱いていた伯爵の息子ユベールのストーカー行動でエリック、殺されちゃいます ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 弟は病気だけど療養中でけっこう夫婦仲も良かったのに…
どうやら、初っぱなでエレーヌが出版したファッション雑誌が失敗になったことを喜んでいる人物が4人出てきまして、うち1人がユベールですな。ただ、その頃になると弟のエドモンドがエレーヌの片腕になってるので、ちゃんと病気は治った様子です。
ナチスに母と弟妹を殺されて、今はファッション業界で成功したエレーヌが、復讐を果たすまでを描いた連続ドラマ。
弟は生き延びていて、成長した姿が4代目ジェームズ=ボンドのティモシー=ダルトンだったりします。どっかで聞いた名前だと思ったら… (´・ω・`)
オディールはエレーヌの師匠みたいな存在のファッション・デザイナーなんですが、とにかく人物が大きくて、格好いいおばちゃんです。
エリックが死んだらエドモンドが病気が治って、エドモンドが奥さん亡くしたら、昔の恋人のデビッド(ベトナムで死んだと思われていた)が帰ってくるし、次は建築家(この人、奥さんいなかったっけ? ジジは奥さんじゃないのか? と思っていたら、復讐者の4人組が1人女だったので、ジジがそうらしいよ)が現れて、スティーブも死んじゃったら、またデビッドが戻ってきて、うまくできとるねぇ… (´・ω・`) ヒロイン総もて
しかし、デビッドとは、エレーヌが子どもを産めないという理由もあってデビッドの母親に反対され、ますますエレーヌは仕事に邁進。
ところが今度はイタリアで敵を作ってしまうエレーヌ。言ってることは正当なんだけど、敵を作りやすい性格っちゅうか、何か恨まれやすいっていうか… (´・ω・`) まぁ、タイトルが「愛と復讐のヒロイン」だからしょうがないんだろうけど。ただ敵はみんな同情の余地がない悪役なんで(ストーカーにナチス将校に、悪徳経営者に逆恨みする女)、そこら辺はわかりやすい勧善懲悪の展開です。その単純さがアメリカだよ… (´・ω・`)
エレーヌの出版したファッション雑誌「クチュール」は、編集長のルーバという女性で持ってるようなところもあったので、そのルーバが敵(ストーカーと経営者)に奪われてしまい、エドモンドの娘(看護婦と結婚したけど、出産で死亡)を起用、やっと話が冒頭につながって、エレーヌが新しい雑誌に失敗したところですが、起死回生を狙うエレーヌは当然、こんなところでは諦めません。
一方、4人組の復讐は内輪もめの様子。まぁ、エレーヌへの恨みだけでつながっている連中なんで、気が合うわけもなく… (´・ω・`) とうとうナチス将校を女が射殺してしまいます。こいつら、本気でエレーヌを殺す気あるんか? ヽ(`Д´)ノ
と思ったら、女と経営者は殺し屋を雇って、一度は犬を使って失敗したものの、今度はスタジオにショットガンを持ち込む無茶苦茶な展開でエレーヌが撃たれ、デビッドが身体を張って殺し屋と戦うハーレクイン・ロマンスばりの展開に(読んだことないけどな!) (´・ω・`)
ちゅうか、ここまで見てきて思ったんだけど、これって、ヒロインがもてもてで、波瀾万丈の展開で、山あり山ありで、ハーレクイン・ロマンスじゃん!とやっと気づいたわしだった (´・ω・`)
しかもナタリーの起用が大成功で、立て直しに成功したエレーヌは結局、本命のデビッドとくっついて引退。ベニスでらぶらぶなカップルで幕。ストーカーもまだ残ってるんだけど、どうやらナチス将校が頭だったらしく、残った3人では何もできなさそうな感じで、そこら辺は言及なくおしまいでした。
いや〜、ハーレクインだったのか… まま、何で撮ったの、こんなの? (´・ω・`) ジーン=ケリーが出てたからか?!
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