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青空文庫。

あいぽんで読めることがわかったので、次々にダウンロードしてはまってます。わし的には太宰治といったら「人間失格」と「津軽」なんですが、たまたま「トカトントン」の一説をちらっと見て、ほかの話も読んでみっかと腰を上げた次第。

華族のお母さまとかず子は敗戦で没落し、伊豆で隠遁同様の生活を送っている。徐々に生活が貧しくなるなか、お母さまは結核で亡くなり、戦地から帰還した弟の直治も酒に溺れる自堕落な日々を送っていた。かず子は弟が師と仰ぐ小説家の上原との一度きりの逢瀬を思い出し、彼の子どもを生みたいと思うようになる。

なんか成瀬監督が撮りそうな話でした。ただ、この作品を映画化するのは難しいだろうなぁと思いました。かず子役は原節子さんとか思い浮かびますが、お母さまがなかなかいないような気がします。ただ、わしも戦前の女優さんはそんなに知ってるわけではないので、もしかしたらいるのかもしれません。
と思ったら、2009年に映画化していて、かず子役を佐藤江梨子(「キューティー・ハニー」しか知らないけど見ていない… (´・ω・`))、お母さまを高橋ひとみ(誰だか知らない。顔見てもわからないけど、イメージ違うのは間違いない。何をしても可愛らしいお母さまとは違うような気がする… (´・ω・`))、上原が温水洋一(… (´・ω・`))、直治が伊藤陽佑(知らないわ… (´・ω・`))となかなか微妙なキャスティングだったようです。

最初はお嬢様然として(実際、華族のお嬢様なんですが)何もできないようなかず子ですが、貧窮な生活、母の発病と死、弟の帰還などの経験を経て、だんだんとたくましくなっていきます。そして、一度会ってキスされただけの上原の子どもを生みたいと思うようになると、まだ母親ではないんだけど、やっぱり女は強しというか、母は強しというか… そこら辺の展開が読んでいておもしろかったです。

ただ、さんざん放蕩生活を繰り返して、薬中になったりアル中になったりしている直治のキャラクターは、読んでいて「人間失格」の葉蔵がだぶりまして、最後、自殺をはかった時にはやっぱりなぁ…という気はしました。

そして次は「トカトントン」を読もうと思ったのに、「智恵子抄」をダウンロードするわしだった… (´・ω・`)

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