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されど平穏な日々

日々のつぶやきと読んだ本と見た映像について気まぐれに語るブログ。Web拍手のメッセージへのレスもここ。「Gガンダム」と「ジャイアントロボ」への熱い語りはオタク度Maxにつき、取り扱い注意! 諸事情により、コメントは管理人が操作しないと反映されません。時々、サイトの更新情報など。

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パルムの僧院

監督:クリスチャン=ジャック
原作:スタンダール
出演:ファブリス(ジェラール=フィリップ)、ジーナ(マリア=カザレス)、ほか
1948年、フランス

キャストがよくわからないのでわかったのだけ書いておきます。

4年ぶりにナポリからパルム公国に帰還したファブリスを迎えた叔母のジーナ。彼女は甥のファブリスを男と見るようになっていくが、独裁体制を敷く国王のもと、ファブリスの運命は大きく変わっていく。

と書きましたが、わし、ジェラール=フィリップってのがまず好きじゃないんだよね〜 ずいぶん前に「白痴(フランス版)」を見て、ムイシュキン公爵をやったのがジェラール=フィリップだったんだけど、森雅之さん(黒澤監督の「白痴」でムイシュキン公爵に該当する亀田をやった)に比べると純粋さも狂気も感じないような軽薄なキャラに成り下がってたのよね〜 もうがっかり。だから、それ以来、ジェラール=フィリップって好きじゃないのよ。なんちゅうても、フランス映画界にはジャン=ギャバン、アラン=ドロンという二大俳優がいるじゃないですか。その二人に比べるとジェラール=フィリップって圧倒的に落ちるのよ。俳優としての格も、男としての色気も。ただのイケメンにわし、興味ないし。

しかも、この映画のファブリスって、馬鹿なんだよね。あ〜、最初は叔母に「司教にしてあげる」とか言われても女の子と遊ぶしか頭にないし、捕まってからはクレリア一人になったけど、「愛することを知った」とか言っておきながら、やってることは今までどおりで、せっかくみんなが一生懸命脱走させてくれたのに、クレリア恋しさで全部台無しにするし。もう、こんな馬鹿、死んでいいよとか思ったよ、わしは。

で見始めたのはいいんですが、なにしろ退屈で退屈で、中盤では眠くなっちゃって、そうでなくても今日一日、眠くて仕方なかったもので(朝から晩まであくびが止まらないというのはもはや異常)、それもあって眠くて眠くて、しょうがないから風呂に入って続き見たんだけど、どこがおとしどころかわからない話がだらだら続いちゃって、すげぇつまらねぇの。

パルム公国というのは国王の独裁で、反対するようなことをちょっと言うと牢獄に押し込められちゃうような酷い国なんですが、でも、実際に革命のために活躍するの主人公じゃなくて、友人のパラなんだよね。ファブリスはそのあいだにも恋しいクレリアに会うことで頭がいっぱいで、もう、こいつ、なんて馬鹿って感じで、まだ終わらないまだ終わらないと思いながら見てたものですから。主人公だけ蚊帳の外ってどうなのとか。そういえば、タイトルが「パルムの僧院」っていうから、てっきり、主人公がとっとと僧院に入って僧侶になるのかと思っていたら、革命騒ぎのパルムの中で、最後にしか出てこないような代物で、何でも原作でもそういう話だそうで。

ていうか、主人公のトラブルって、基本、自分がまいた種って部分は大きいと思うので、こいつがとっとと僧院に入っていたら、もっと平穏無事に生きていられたんじゃないの、君、と思わなくもない。
でも、最後は思いを遂げたんだから、それはそれで良かったのか。で、最後の最後にパルムの僧院で余生を送ったんだ〜

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