監督:アンソニー=マン
出演:ロルフ=ピーダーセン(カーク=ダグラス)、クヌート(リチャード=ハリス)、アンナ(ウラ=ヤコブソン)、シグリッド(ジェニファー=ヒラリー)、ニールセン博士(ラルフ=マイケル)、ほか
1965年、アメリカ
1942年、ナチス占領下のノルウェー。雪深い谷の奥にあるテレマーク研究所で重水の新しい製造法が始められ、増産が進められていた。研究所の所長ニールセン博士から、その情報を得たレジスタンスのリーダー、クヌートはオスロ大学のロルフ=ピーダーセン教授にマイクロフィルムを渡し、ともにロンドンへ亡命する。アメリカに送り、ナチスが原爆の製造において連合国に先行していることを知って、テレマークの重水施設を破壊するためにクヌートとロルフはノルウェーに戻るのだった…。
原作がありまして、実話を元にしたフィクションです。カーク=ダグラスかっこええ… しかし、原作つきとはいえ、ロルフの奥さん周りの話はまるっと要らなかった感じです。なんか話がだらだらとしていて、1回、重水施設を破壊したのに、ナチスはベルリンに同じ施設を作っていて、もっと重水を作っちゃったので、また破壊しなくちゃ!とクライマックスが二段構えになってるんですよ。しかも最後はナチスがフェリーで重水をドイツに運ぼうっていうのに、フェリーには一般人も乗ってるってんで奥さんが反対するんだけど、ロルフはどっちかというと「マックの冷たい方程式(「たんぽぽクレーター」のランディ=マックギルベリ院長のことで、1人を犠牲にしても100人を助けるって感じ)」の人なんで、フェリーの乗客を犠牲にしても、ナチスが原爆を持つことにより、将来的に何人殺されるかわからないのを救おうというわけなんですが、それに奥さんが反対するわけです。でもロルフとしては「それしか方法がなかった」としか言いようがなく、そういう選択をせざる得ない状況で、そのいい子ちゃんはずるいよとか思ったりするわけで、なんか存在が鬱陶しかったのでした。
一回、テレマークを爆破した時にも追跡劇とかけっこうやってたしな。
まぁ、そうは言ってもロルフは、知り合いのシグリッド(旦那がまさに「普段目立たないキャラが『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ』とか言って、彼女の写真を見せると、死ぬフラグ立ってる」のパターンでしたが (´・ω・`))が爆破するフェリーに乗っちゃったのを見て、自分もフェリーに乗ってしまう辺り、口で言うほどには冷血漢ではないんですけどね。
それはそれとして、ラストがいきなりフェリーの爆発でぶっちぎれてて、ロルフやクヌートが、その後、どうしたのかわからなかったのは困ったもんです… (´・ω・`)
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