原作:臼井義人
監督・脚本:原恵一
出演:野原しんのすけ(矢島晶子)、野原みさえ(ならはしみき)、野原ひろし(藤原啓治)、井尻又兵衛由俊(屋良有作)、春日廉(小林愛)、春日和泉守康綱(羽佐間道夫)、犬居兵庫助頼久(大塚周夫)、仁右衛門(緒方賢一)、榊隼人佐晶忠(玄田哲章)、堀川新八郎忠継(納谷六朗)、彦蔵(宮迫博之(雨上がり決死隊))、儀助(蛍原徹(雨上がり決死隊))、大蔵井高虎(山路和弘)、佐久間権兵衛(宇垣秀成)、真柄太郎左衛門直高(立木文彦)、ほか
たきがは好みの豪華なキャストにピックアップしてみました。ううむ、まさか、殿様が羽佐間道夫さん(「ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日」の幻惑のセルバンテス、「特攻野郎Aチーム」のハンニバルほか)だったとは全然気づきませんでした。不覚! そしてしんちゃんに「おまたのおじさん」と呼ばれる鬼井尻は、大塚明夫さんかと思って見てたら「聖闘士星矢」のトール(アスガルド編)だったよ〜! 又兵衛のところの使用人・仁右衛門は「ジャイアントロボ The Animation 地球が静止する日」の周通(双尾蠍救助隊の通信員みたいな人)の緒方賢一さんだし、1日目の合戦で春日城攻め一番乗りを果たすも、又兵衛に討ち取られちゃう佐久間権兵衛は「起動武闘伝Gガンダム」のアルゴの宇垣秀成さんだし、大塚周夫さんまで出ているに至ってはうはうはもんですよ、この映画。別の意味で。
以前見た
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」に比べると、シリアス感が強いです。合戦では人がばんばん死ぬし、何よりラスト、又兵衛も死んじゃうし。でも、身分違いの恋に悩む2人がなにより良く、廉姫の凛とした美しさも魅力的でした。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」のチャコだよね、CVが。
タイムスリップが唐突な気もしますが、そこはそれ、タイムスリップなんてもともと唐突なもんじゃ〜(←ひどい)!ということで、あとは歴史を変えるしんちゃんたちの活躍を楽しみました。
こんな大人の恋愛というか、又兵衛と廉姫の簡単にくっつけない事情とかをちびっ子がわかるのかという意見もあるかもしれませんが、奇しくも「海のトリトン」や「聖戦士ダンバイン」の冨野監督が言ってました。ごまかさないで書けば、子どもたちはわかってくれると(確か、そんなこと)。だから、又兵衛と廉姫が互いを大切に思い、好き合う気持ちはきっと子どもたちにも伝わっていると思いました。
これは傑作。
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