仕事を辞めたもんで、毎日が日曜日、我、何様のつもりじゃい、なたきがはです。ご機嫌いかが?
ちゅうわけで、今日は全国でも珍しい、熊本県通潤橋の放水を見に行ってきました。場所は熊本県上益城郡山都町。九州自動車道を松橋インターチェンジで下りて走ること1時間、道の駅 通潤橋の真向かいにある、現在も生活用水路として頑張ってる江戸時代に作られた石橋でやんす。
もちろん、たきがはも欲張りなもんですから、途中、あちこちを見てきました。昨日に引き続き、長い記事なんで各々方、覚悟はよろしいか?
松橋インターチェンジを下りて、国道218号線(熊本県から高千穂を経て、宮崎県延岡市に行くやつね)をひた走る。通潤橋とまではいかなくても、実はこの近辺、石橋が多いそうだ。
で、通潤橋よりも手前の霊台橋で早速、記念撮影。と言ってもたきがはは写真嫌いなので自分が映った写真を持つことは稀だ。霊台橋の手前に霊台公園ちゅうのがあって、まずはそこからの眺め。
さらに近づいてみた。昭和の時代まで実際に車もトラックも走っていたという現役ばりばりの橋だが、江戸時代の建造物なのと、奥に鉄橋ができたので保存のために使われなくなった。
しかし、いまも人間の通行は可能で、歩ける。上はこんな風。
さて通潤橋を目指そう。通潤橋はこの時期は土日の正午から15分だけ放水しているのだ。しかし12時にはまだ時間があるので、もうちょっと見学してから行くのがよかろう。
ちゅうわけと、途中で看板を見かけたもんで、立ち寄ってみた内大臣橋。
からの眺め。たきがはは高所恐怖症ではない(ただし、フリーフォールのたぐいは絶対に駄目だ)のでこんな写真を撮ってみた。
さらに橋を横から見たところ。ふつうの鉄橋だ。石橋でないのが残念だ。
しかも何が致命的って、橋を眺めるのにいいポイントがないことだ。
ちゅうわけでやってきました通潤橋。時刻は11時半ぐらい。正午の放水までそこらへんを見学しようと思っていたら、なぜか放水しとる〜??
しかもすぐに終わっちゃったし。
通潤橋の放水は実は金を払えば時間外でもしてくれるそうだ。しかしわしは正午まで待つ。
まずは道の駅に車を停めて、お堀を渡る。そこにたくさんの真鯉がいた。でかい。50cm以上あるのが何匹もいた。きっと餌が豊富にあって、敵がいないんだろうな。
で通潤橋の設計者、布田保之助の銅像。もとは地元の庄屋だったが、通潤橋のできる前、ここら一帯は水がなくて米が作れず、貧乏だった。領民の窮状を知って、通潤橋を建築したそうな。そのおかげで100ヘクタールもの土地に水が送られることになり、さらにいくつもの橋を建てたとか。
いよいよ近くまでやってきました通潤橋。さっきの放水の名残か水が滴っているが、本物の放水はこんなものではなかろうもん。
滝の音がするので何かと思ったら、通潤橋の脇に流れる人工の滝。
脇から通潤橋に上がることができる。
さらに上がってきた。
じゃん! 通潤橋の上はこうなっている。人間が歩けるようになっており、対岸に渡れる。水道路なので、石畳が3本並んでいるのがそれだ。
たきがは、実は高いところから下を見るのが好きなのだ。通潤橋の上から川面を見下ろしてみた。さっき鯉のいたお堀はこの川につながっている。赤線から下が通潤橋だ。
で、これが栓だ。つまりこいつを引っこ抜くと放水が始まる仕掛けだな。しかし、何のために放水するのか? 看板はいくつもあるのに不明。
対岸に渡ってみた。可愛い花が咲いていたのでそうでなくても華のないブログなので載せてみる(笑った君、前に出たまえ)。しかしたきがは、植物音痴なので何の花かわからんちん。鈴蘭に似てると思うんだけど、こんな木じゃなかったような気がするんだが?
これは対岸だ。通潤橋を流れた水はこちら側に出て、さらに各地に流れていくのだろう。
ついでに対岸に下りて通潤橋を見上げてみた。残念ながら、対岸から反対側に戻れない。いま来た道を戻れってことだ。それにしても我ながらはしゃぎすぎだ。
何だかわからないけど、大きな木が目にとまったので撮ってみた。
3つ上の写真の反対側、通潤橋に流れ込む方の堰だ。通潤橋には1日で15000立方メートルの水が流れていく。と言われても、どれぐらいすごいのか、わからないんだよ、ままん。
で、こっちの側には城跡があった。なんでも鎌倉時代に建てられ、江戸時代初期に一国一城を理由に取り壊されたそうだ。いまは跡ぐらいしか残ってないみたいだ。通潤橋に注ぐ流れはお堀になってた。
茸が珍しいので撮ってみた。取らなかったけど。
たきがは、好きだと公言しているわりに写真に撮ってもらえないたんぽぽだ。うちのサイト名が「たんぽぽ」に由来していることは知ってたかな?
また通潤橋から川面を見下ろす。ちなみに反対側、つまり裏だ。
少し落ち着けや、ぢぶん。ちゅうわけで通潤橋周囲の田畑。休耕田ぽいのが目立つのが残念。しかしどこに行っても菜の花が目立つ。
ちなみに生活用水なので、通潤橋の放水は田植えの時期はない。
やがて正午がやってきた。係のおじさんが栓を抜くのを見守る観光客。その動きは動画で撮ったんだが、たぶん、忍者ブログにアップできる512kb切れないと思うので載せないことにする。
その代わりに、栓を抜かれて水の噴き出した口。こっちは裏。2個あるのが表。
勢いよく流れ出す水。上から見るか、下から見るかという話になって、たきがは、上から見ることにした。単に後で階段昇るのがしんどかっただけだ。
真上から吹き出すところを撮ってみる。
下に行くことにして、脇から撮った。一応、場所を変えている。なんちゅうか楽しいっす、これ。
ちょっぴり肌寒い上に、水しぶきが飛んでくる。それだけ近づけるわけだな。それにしても何でこんなに楽しいんだろう? 夏だったらさぞやいい気持ちだろうなぁ。
せっかくなんで三方向から出る水をとらえてみた〜い。
この角度ならどうやっ!
おお、忘れてはいけない。川面に落ちる水。
だんだん勢いの弱まっていく放水。十中八九間違いないと思うんだけど、上流を堰き止めてるんじゃないかと。
実際はここから水が出てる。さっきの栓もここにはまってた。勢いがあるうちは壁面の穴まで水がいくわけだが、だんだん勢いがなくなってくると
こんな風になっちゃうわけだ。上の穴からはもう出なくて、下から出る。
裏も勢いがありまへん。こっちはもともと1つだけなんだけど。
川面もだんだん静まってきた。
これが栓だ。木の栓にタオルが巻いてある。こっちは表ので、金網はふだんは閉じている。
おじさんが栓を木槌で20回ぐらい殴って、なお木のつっかえ棒もしたところ。最初に見た時はこの木の役割に気づかんかった。
戦い済んで日が暮れて、ではないが、放水の済んだ通潤橋。
さらば、通潤橋。楽しいものを見せてくれてありがとう。これからも頑張ってな。
ちなみに後で調べたところによると、通潤橋の放水は通水管のゴミを掃除するためだそうだ。
で、ずっと上の人工の滝は、放水のあいだも勢いが弱まらなかった。それだけ水が勢いよく流れているということかなぁ? わしは止まるかと思っていたんだが。
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